SOA (Service-oriented-architecture) 1・SOAとは… サービス指向的アーキテクチャア ビジネス・モデルに従ったバリューチェーン 他のコンピュータから利用可能となるようにネッ の構築と変更を極めて迅速に(アジャイル トワーク上にインターフェイスを公開したソフトウェ に)かつフレキシブルに実現することを可 ア。ビジネスプロセス上の処理単位(注文受付・信 能にするITアーキテクチャ 用照会・在庫確認) ソフトウェアを「サービス」という部品の 集まりとして構築すること SOAの根本思想 企業の中にあるシステム 企業組織 ビジネスプロセス 同じシステム しかし、同じシステムでありながら ほとんどの企業は両システムをき れいな対応関係に示していなかっ た。 企業の コンピュータシステム この両方の構 成単位をそろ えよう!! 具体例 1 システムは、隠ぺい化され、ビジ インターフェイスをビジネ ネスレイヤーからはビジネスプロ スプロセスの写像として セスしか見えない 用意する ↓ 仲介 外部からは 見えない 整理された形に見える !! 複雑なシステムは、より小 さな部分に分割し、ビジネ スプロセスとは別々に管 理する。 隠ぺい化 具体例 1 SOAとは… ●独立して運営されるビジネ スファンクションの組み合わ せによってビジネスプロセス を構成するビジネスシステム の構築手法 仲介 ●再利用可能なソフトウェア 部品の組み合わせによって システムを構成するコン ピュータシステムの作り方 外部からは 見えない 隠ぺい化 具体例 2 ~製品を製造・販売するというビジネス~ アーキテクチャ 外部の配送の算入が あってもすぐに対応 できる!! サブ・プロセス 隠ぺい化 独立 無関係 SOAのメリット 1 ビジネスプロセス の写像としてイン ターフェイスを用 意することにより、 システムは隠ぺい 化され、ビジネス レイヤーからは整 理された形に見え る このとき、イン ターフェイスの 標準化が鍵! SOAのメリット 2 業務に新しい手 続きが追加され たり、一部の手続 きが変更された 場合にも、全面 的に更改する必 要はなく、一部の サービスを取り替 えたり、変更する だけで対応できる SOAの必要性 ビジネス環境の変化状況 外部環境(市場動向/取引形 態など)の変化は速いが、組織 や業務プロセスの変更には時 間がかかっている… ビジネス要求の変化に、迅速 /柔軟に対応できるシステム の実現が重要!! 不明 0% 環境安定し 組織/業務は変更しな い 18% 環境変化速く 組織・業務もよく 変わる 28% 組織/業務の変更 に時間がかかる 54% SOAを使った例 ~トヨタ~ 外部の変化 UNIXやWindows、 Linuxなどマルチプラット フォームへと拡張 トヨタ およそ30年前よ りIBMのメインフ レームをベース としたシステム を開発してきた 部品表をグローバルに統一しているが、そ のシステム再構築において、 ①「仕様確定の遅れ」 ②「システム開発後半での要件変更」 ③「テスト工数・期間の拡大」 という3つのリスクを経験した 解消するためには、 システム全体を俯瞰し、 最適化を行える仕組みが必要 SOAを使った例 ~トヨタ~ 考え出された仕組み これまで部門ごと、業務ごと に個別に最適化されてきた ITシステムを、共通フレーム ワークを中核に、その上に レゴブロックのように業務シ ステムを組み込める 実現 ●ソフトウェア開発における品質の向上 ●共通部品の再利用 ●システム維持の集約化などの効果を見 込むことが可能。 今後の目標 部品表、調達、SCM、販売など独立した個々の業務システムが自立的に 構築され、相互に標準化されたシステム基板上で連携・接続できる仕組 みを実現すること 終わり トップ
© Copyright 2024 ExpyDoc