LabVIEWによる計測データの 処理プログラムの作成 矢萩研究室 ソ20009 小野一城 http://www.aomori-u.ac.jp/staff/yahagi/lab/CW_2010/ono/ A.背景 これまでエネルギー変換に関する材料の研究が行 われてきている。その中で、材料の作成時のデータ やその特性を計測するシステムをLabVIEWを使用 して構築する試みが行われてきた。 昨年は、そのシステムの中の電気抵抗率の計算用 のプログラムを作成した。 創作ゼミナールでは、電子デバイスに興味を持って いたので、計測システムから得られる計測データの 処理に関するテーマを選ぶことにした。 計測システムのフローチャート 平成21年度 平成22年度 B.目標 各計測器によって得られたデータを、電気抵抗率と 温度の関係をグラフにすることにより視覚化し、その 結果をテキストファイルで出力する。 これまで得られたデータには、電気抵抗率に異常が 観測されているので、その検討の1つの方法として 分子の構造状態をSolidWorksによりモデル化し考 察する。3Dモデル化をすることにより、観測された 異常現象を実際に目で見て考えることができる。 C.完成予想 今回は実験の結果を記録しているテキスト ファイルを使用する。そのテキストファイルを 読み込み、昨年作成された電気抵抗率の計 算用のLabVIEWプログラムと連動し、グラフ などに表示させる。 それをさらにテキストファイルで出力する。 表示結果の例 D. 具体化の手段 LabVIEW を学びながら、これまで得られた 物質の特性について調べる。 LabVIEWを用いて結果を表示・出力するプロ グラムを作成する。 SolidWorksを用いて分子構造の3Dモデルを 作成する。 E. スケジュール 9月~11月上旬まで LabVIEWを用いて表示プログラムを作成 11月中旬 SolidWorksを用いて分子構造の3Dモデル の作成 12月 発表準備 F. レビューポイント LabVIEWの表示プログラム完成後に矢萩先 生に動作確認 LabVIEWの出力プログラム完成後に矢萩先 生に動作確認 分子構造の3Dモデルの作成後に、3Dモデル の形状の正誤を矢萩先生に確認 G. 備考 参考文献 堀 桂太郎:図解 LabVIEW実習 森北出版 (2007) Robert H.Bishop著 日本ナショナルインスツ ルメンツ株式会社監修 尾花健一郎・アスキー ハイエンド書籍編集部訳:LabVIEW8プログ ラミングガイド(2008) Crystal structure of -LiGa. Black and white spheres represent Li and Ga atoms, respectively. Solid lines represent the unit cell.
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