本四架橋計画に寄与した 九州の橋梁建設プロジェクトについて 環境システム工学科4年 施設設計工学研究室 974-T1407 井芹 絵里奈 背景 ◆ 近代土木遺産評価 (明治期~第二次世界大戦まで) 土木施設を構造物単体 として評価 • 「技術」 年代の早さ、規模の大きさ、 技術力の高さ • 「意匠」 様式とのかかわり、デザイン上特筆 すべき事項、周辺景観との調和 • 「系譜」 地域性、土木事業の一環として の位置づけ、故事来歴、地元での愛着度 ◆ 今後の近代土木遺産評価 対象→戦後の構造物 技術、意匠、系譜だけでは 評価が不十分なものが現れる プロジェクトとしての評価が大切 例えば・・・ 図1-黒之瀬戸大橋 研究目的 • 一連のプロジェクトとして 土木構造物を評価 技術の流れ(表1) 人物の流れ • 保存すべき資料の散逸を防ぐ 大島大橋 関門橋 広島大橋 九州橋梁を プロジェクトとして捉える 若戸大橋 平戸大島 西海橋 天草5橋 黒の瀬戸大橋 神戸~鳴門ルート 児島~坂出ルート 尾道~今治ルート 図2-対象橋梁の位置 塔 ケー ブル 基礎 AS工法 PWS工法 多柱式基礎 鋼製ケーソン 設置ケーソン工法 1999 伯 大 櫃 岩 北 南 生 方 島 石 黒 備 備 口 大 島 島 讃 讃 大 橋 瀬 瀬 橋 戸 戸 大 大 橋 橋 明 石 海 峡 大 橋 来 島 海 峡 大 橋 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 多 々 羅 大 橋 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 新 尾 道 大 橋 箱 吊 斜 斜 吊 吊 斜 吊 吊 斜 斜 桁 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 1999 1998 1985 1984 1977 1976 1974 1973 1968 1991 補剛 トラス 桁 箱型 張 ケーブル斜め吊り り 単材架設 出 面材架設 し ブロッ 直吊り工法 工 ク架 リフティングクレーン 法 設 フローティングクレーン 逐次 ヒンジ有 剛結 ヒンジ無 クリーパークレーン フローティングクレーン 平 大 因 大 下 戸 三 島 鳴 津 大 島 大 門 井 橋 橋 大 瀬 橋 戸 大 橋 ア ト ト ト ア ー 吊 ラ 斜 吊 箱 ラ ラ 吊 ー 吊 吊 吊 桁 チ ス ス ス チ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 西 若 天 尾 関 広 黒 大 海 戸 門 道 門 島 之 島 橋 大 橋 大 橋 大 瀬 大 橋 橋 橋 戸 橋 大 橋 形式 桁 1988 橋名 1966 年代 1962 1955 表1-技術の変遷 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎:日本初、破線の右側は本四架橋を表す。 今後の進行予定 • 技術の流れ 表1の充実化 • 人物の流れ 文献調査、インタビュー • 資料の整理
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