ファーストイヤー・セミナーⅡ 第4回 整数と実数の取り扱い ネットワークドライブの割り当て 「マイ ネットワーク」を右クリックし、「ネットワークドライブ の割り当て」をやっておきましょう。 8/21からalphaサーバの扱いが変更されています。 \\alphab\dat\08\ユーザID 復習:数値の読み込み キーボードからデータを読み込むには scanf関数を用い る scanf関数の書式は「scanf(“書式”,&読み込む変数名)」と なる 例)整数値をxという変数に読み込む scanf (“%d”,&x); プログラムを実行すると、「標準入出力」ウインドウで キーボードから数値などを入力できる 復習:数値の読み込み(2) キーボードから整数を入力し、そのまま出力するプログ ラムを作成してみましょう 復習:数値の読み込み(3) キーボードから入力する場合は、入力後に「Enter」キー を押して確定させる 整数を1つ入力してください。 15 Enter 入力された整数は15です。 Enterキーを押すまでプログラムは進行しないので注意 前回のレポート(の一部) キーボードから2つの整数を入力し、その和を表示するプ ログラムを作成する プログラム例2 1つのscanf関数で2つのデータを読み込むこともできる 整数と実数:型名と性質 変数の型名には文字、数値、数値の中でも整数、実数、 それらの精度、桁数などによって分類される 主な型名と性質は以下のとおり また、正の整数だけを扱うもの(符号なし整数型)もある unsigned char : 0~255 unsigned int : 0~65,535 unsigned long : 0~4,294,967,295 書式の設定 scanf関数やprintf関数で書式の設定をする場合、使用 する変数の型によって記述の方法が異なる 整数と実数 最初に作成した「数値を入力するプログラム」で、キー ボードから実数の値(たとえば3.14)を入力してみてくださ い。 int型は実数を入力しても小数部分が切り捨てられる 整数と実数(2) 整数(int型)と実数(double型)で変数を宣言し、9.99を代 入して表示させてみましょう。 さらに各変数を2で割った値を表示させてみましょう。 先ほどのプログラムの出力例 以下のような出力が得られましたか? int型には実数値を代入しても小数点以下が切り捨てら れること、整数同士の割り算では結果も整数になること を確認してください。 表示の書式設定 double型やfloat型を表示する際、%○.○lf %○.○f の○ 部分に数字を入れると表示のケタ数を設定できる。 「%5.2lf」は「全体で5ケタ」、うち「小数部分2ケタ」で表示 しなさい、という書式設定 ←通常表示 ←全体で3ケタ、小数部分1ケタ ←全体で7ケタ、小数部分2ケタ 型と演算 整数同士の場合と違い、実数同士の演算では小数点以 下の切捨てなどは行われない int/int、double/doubleのように「同じ型」の演算は元とお なじ型になる int/doubleやdouble/intのように、一方がint、他方が doubleの場合にはint型が自動的にdouble型に格上げさ れ、演算結果もdouble型になる 割り算だけでなく他の演算にも適用される(剰余を求め る%のみ例外で、int型のみの計算となる) 型と演算(2) 整数と実数が混ざった演算では、より「懐の広い=小数 点以下を格納する余裕がある」方の型に変換されて演 算がおこなわれる キャスト プログラムの途中で一時的に型を変更したい場合には、 (double)変数名 のように変数名の前に変更したい型名 を書くと一時的に変更できる(キャストという) 練習 2つの実数値をキーボードから入力し、和・差・積・商を 表示するプログラムを作成してください。 実数の計算プログラム 三角関数や平方根のような関数計算を実数でおこなっ てみよう 関数計算をおこなうときは、プログラムの最初に #include<stdio.h> のほかに #include<math.h> も書き加えておく #include<math.h>で使用できる関数の例 実数の計算プログラム例 sqrt関数を使って120の平方根を求めるプログラムを作ろう #include<math.h>を忘れないように 第4回のレポート 以下のプログラムを作り、どれか一つを選んで提出 (1)pow関数を使って、一辺が12.5cmの立方体の体積を求め るプログラム (2)長辺が15.6cm、短辺が9.8cmの長方形の対角線の長さを 求めるプログラム (3)sin30°、cos30°、tan30°を求めるプログラム 注:関数sin(x)等で使用する x 部分は「度」でなく「ラジアン」。 180°=π=3.14159ラジアン として変換すること。 ※完成したらいずれか1つをメールで教員まで送ってください。 宛先: [email protected] 課題の提出 作成したプログラムファイルをメールに添付し、教員まで送ってください。 【AL-Mailでの添付ファイルの利用】 「新規に送信する」で新規メールのウインドウを起動する。 宛先、本文等を入力したら「ファイル」メニューから「ファイル添付」を選択する。 「添付ファイルの設定」が開くので「追加」を押し、添付するファイルを選択する。
© Copyright 2024 ExpyDoc