HIV/エイズと開発

HIV/エイズと開発
I.
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HIVの基礎
HIVは伝染病。
病原体はヒトT細胞白血病III型ウイルス。
HIVは人の免疫を弱めるウイルス。免疫が弱っ
たら他の病気への抵抗力がなくなる。
HIVを治す療法はない。
患者の寿命を延ばせる療法はいくつかある。
「エイズ」という病気はない。
HIVの影響で免疫が弱って、他の病気で死ぬ。
この現象は「エイズ関連症」と呼ばれる。
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HIV/エイズと開発
HIVの伝搬:
血液から血液へ
• 性交渉
• 麻薬注射
現在,世界中の主なHIV伝搬は性交渉である。
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HIV/エイズと開発
HIVのリスク・ファクター
1. 複数性的相手をもつ慣行、特に同時に。
2. コンドームを使用しない。
パートナーと、性的慣行について
話しができない
交渉できない
合意しない
4. よく移動する仕事・生活をもつ。
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HIV/エイズと開発
HIV伝搬の経緯
時間の流れに連れた伝搬
発見:1978年(フランス、アフリカ)⇒ 81年(北米)⇒
全世界
(1950年代から存在した?)
II. 診断報告による地理的な広まり
1.中央・東アフリカ・カリブ海 ↓↓
2.北米、ヨーロッパ
↓↓
3.南アジア、東南アジア
診断されていない場所,正式的な情報は手に入れない
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I.
HIV/エイズと開発:真実と神話
ハイ・リスク・グループや職業の順位(職業別など)
タイ
他の途上国(推計)
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日雇い・季節やとい労働者
農業 (特に小作農)
失業者
個人店舗経営者
小児(親による感染)
主婦
公務員
囚人
漁業者
オフィス・ワーカー
軍隊
運輸
麻薬注射常用者
建設(日雇い・季節労働)
性産業者
親による感染された小児
小作農(季節労働)
カラオケ・ディスコ・エンターテーナー
個人店舗
乞食、ストリートチルドレン
HIV/エイズと開発:エイズと貧困?
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4.
途上国の貧困者とHIV
移動する仕事が多い
性的慣行に関する情報は手に入れない
日雇い労働や季節労働で家族から離れる
近代化に連れて、男女不平等(賃金差別、世帯
内役割分担)が生じている
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HIV/エイズと開発
HIV/エイズとローカルコミュニティへのインパクト:
新たに必要となる支援・福祉
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治療がないので、免疫を強める寿命を伸ばす方法
HIVで両親をなくした子供への援助
HIVで大人の子供をなくした老人への援助
薬が手に入れないところでの食事生活,
伝統的な薬草の使用
• 他
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