職能資格制度と人事考課

職能資格制度と人事考課
人事部門が人事考課の調整に
さまざまなかたちで関与することが可能な理由
①多くの企業は職能要件を全社一律で設定している。
人事考課の重要な目的
“従業員が職能要件を充足しているか否か”を確認
②全社一律の職能要件は部門を越えるローテーションを促進する。
人事部門が人事考課に関与するために不可欠な事
“公式・非公式な情報の収集”
多面評価制度(360度評価)とは
・定義
「従業員の評価を、直属の上司だけでなく、同僚や部下、場合によっては社外の取引先など多方面から行うこと」
・目的
評価者を「安全圏」に置かない
適材適所の実現
評価者(上司)に「気づき」を与えて能力開発に結び付ける
・対象
多くの部下を持つ管理職
→「イエローカード」
20.6%の企業が管理職を対象に導入
・問題点
①評価者の数が多い
→評価時期になると評価に従業員が動員され、本来の業務に支障をきたす
②上司が部下におもねるようになりかねない
(評価の重点が適材適所に置かれる場合)
③評価結果と能力開発の結び付けが明確でない
(他方能力開発が主目的の場合)