公益法人千里ライフサイエンス振興財団 [PowerPointファイル

大阪府(ヘッドクオーター体制事務局)と、千里ライフサイエンス振興財団の役割・今後の方向性
1.バイオ振興施策の強化に向けた体制整備(H20.9~)
今後の方向性
①ヘッドクオーター機能の整備
◆基本的な考え方◆
バイオ産業にかかるグローバル競争が加速する中、世界トップクラスのクラスター
形成を図るため、「ヘッドクオーター体制(事務局:大阪府)」を構築
(機能1) 産学官の関係機関が一枚岩となった「戦略的な司令塔機能」
⇒ バイオ戦略推進会議(産学官10機関のトップで構成)の発足、運営
(機能2) 情報発信と事業推進が総合的に見える「ワンストップ窓口機能」
⇒ 「大阪バイオ戦略」の策定(毎年度策定)
【大阪府の役割⇒産業振興機能の役割を強化】
◎大阪府の産業政策の柱として、事業効果を高めていくためには、
産学官の政策資源(人・モノ・情報・資金)の誘導と活用について、
引き続き、府が主体的な役割を発揮し、総合調整機能とワンストッ
プ機能(ヘッドクオーター事務局)を担っていくことが必要。
②府(HQ事務局)と財団の役割分担
府 (HQ事務局)
基本的な
考え方
組織・
運営体制
資料2
H22.7 バイオ振興課
財
団
◎地域の産業振興を推進する自治体とし
て、政策資源を活用しながらバイオ産業を
振興
⇒産学官の中立的な立場から、オール
大阪の総合調整(まとめ役)である、
HQ事務局を担う
◎人的ネットワークと産学の交流機能を活かし、
研究成果の実用化支援(アライアンス、共同研
究機会の創出)や若手研究人材の育成などを
実施
⇒HQを構成する機関の一つとして、専門
性のある事業を実施
府商工労働部バイオ振興課
・理事、課長
・職員 行政職8、薬剤師職1、
大商出向1、阪急電鉄出向1
茨木市出向1
・理事長
・専務(府OB)
・府職員(出向2)・民間派遣2
・製薬会社出向4(人件費は企業持ち)
・製薬会社OB6 ・プロパー職員4
2.事業実績
【財団の役割⇒研究交流、人材育成に特化】
◎財団は、ライフサイエンス分野に関する高度・専門的な知見と人
的ネットワークを有しており、その強みを活かした基礎的研究の推
進と、アライアンス・実用化支援、人材育成等の役割に「磨き」をか
けることで、クラスター全体としてのポテンシャルを強化。
財団の強みに「磨き」をかけて
クラスター機能を強化!
◆財団の機能を強化◆
①人材育成~先端的なバイオメディカル人材育成~
・最先端のバイオ技術の習得や第一線の専門家との交流で
きるプログラムの提供により、ライフイノベーションを
先導できる先端的なバイオメディカル人材を育成
・バイオベンチャーの担い手となる、事業戦略、知財戦略
等ビジネスノウハウを有する人材育成・マッチング支援
②研究助成事業~若手研究者の研究支援・育成~
府(HQ事務局)
◎ 「大阪バイオ戦略」策定・具体化(H20.9~)
大薬協、大商、阪大等戦略推進会議機関共通の戦
略指針としてとりまとめ
◎大阪バイオファンド組成の実現(H22.3)
資金支援スキームの提案、製薬業界、経済界への
出資要請等
◎ビジネス環境の整備
・規制改革(構造改革特区提案・採択(H21.10))
・治験促進(基幹病院のネットワーク構築等)
◎彩都への企業集積に向けた誘致活動、インセ
ンティブの構築(税減免、補助金等)
◎府独自の支援メニューの実施
インキュベーション入居企業への助成
人材マッチング事業(雇用基金事業) など
財
団
◎研究人材育成事業(新適塾、セミナー、技術講習
会等)
・21年度:1521人、20年度:1813人、
19年度:1361人
・主な講師:京大 山中教授、阪大 審良教授など
◎知的クラスター創成事業(1期、2期)
・研究テーマ数 50テーマ
・試作品・製品化案件の創出 4件
・企業への技術移転
14件
・バイオベンチャー設立件数 5件 など
◎若手研究者の独創的な研究への助成
・研究助成件数:13件(応募101件)
・助成金額:100万円/件
・助成機関:阪大、京大、神大、東大 など
・若手研究者の独創的、先行的な研究に対する助成
・研究助成の助成額拡大(100万円/件⇒200万円/件)
【実用化・アライアンス支援】
○ポスト・知的クラスター~発掘と基礎研究の推進~
・国の研究開発プロジェクト獲得に向けた活動
・研究シーズの発掘、研究支援、実用化案件の創出
○実用化支援~研究シーズの成長促進~
・知的クラスター案件のフォローアップ(共同研究、アラ
イアンス先の発掘、交流の設定、製薬企業との橋渡し)
◆府(HQ事務局)として担ってきた事業のうち、財団の実用化支援
機能を活用することで、より効果的、加速度的な事業展開が期待で
きるものについて、財団に移管することを検討◆
(検討例) プロテイン・モール関西の運営
国際交流事業(海外企業・研究機関等との連携強
化)等