Spill ref ~スピル悪化の原因と対策~ 武蔵工業大学 計測制御研究室 市川 武 スピルの悪化 07年7月30日(Mark1初陣)データ DSP07/00005.wvf 08年11月04日(前回)データ FB05/00000.wvf QDS Input Pattern Spill Beam Intensity • スピルの直流成分がかなり減った • QDS入力パターンが明らかに違う(“うねり”が無い) 直流成分に注目(1) 07年7月30日(Mark1初陣)データ DSP07/00005.wvf 直流成分 スペクトル解析 (0~3kHz) • 取り出し時が一番直流成分が多い 直流成分に注目(2) 08年11月04日(前回)データ FB05/00000.wvf 直流成分 スペクトル解析 (0~3kHz) • 取り出し時の直流成分が減ってしまった! スピル悪化の原因 • QDSパターンがスピルの情報を反映していない 07年7月30日(Mark1初陣)データ DSP07/00005.wvf スピルの増減に 応じてQDSパターンも 増減する 08年11月04日(前回)データ FB05/00000.wvf 増加のみ! 時分割ゲインに応じて カクカク曲がるだけ 目標値refの設定に原因あり! 原因(目標値refの設定) スピルの山の間に 設定した場合 スピルの山より上に 設定した場合 ref ref 差分信号は正と負両方の値を出す パターンは増減する 差分信号は正の値しか出さない! パターンは増加のみ! 目標値refの設定を工夫する必要がある! 対策(1) • Ref 修正ゲインを新たに導入 • 当面はスピルに応じてrefの高さを変更する ref修正ゲイン (refを小さくする) Ref dif Intensity QDS Spill before ref 高さ修正! after ref 対策(2) • 取り出し直前の粒子量(ビーム強度最大値)と 取り出されている粒子量(スピル)を把握する。 • スピルモニタ、ビームモニタの1Vあたりの粒 子量を計算してrefを求められたらベスト。 • ビームモニタ(DCCT)に関しては 放医研 渋谷氏に確認済み。 • スピルモニタ(シンチレータ) についても可能か?
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