第17グループ

丹頂鶴ってどんな鳥?
どこに渡って帰るの?
17グループ
代表者 谷口敬輔
発表者 坂井・前岡
操作者 菅原昂也
質疑応答
谷口・菊地・堤
はじめに・・・
私たちは「丹頂鶴ってどんな鳥?どこに渡って帰る
の?」このテーマの元、調査を進めてきました。
まず、丹頂鶴ってどんな鳥?という疑問についてはそ
のとおり丹頂鶴の性質や特徴を調査。
どこに渡って帰るの?という疑問については、まず何
故釧路に来るのかという観点から調査をしました。
目的・研究方法
目的
釧路人の身近な・生き物であり天然記念物でもある丹頂
鶴だがその存在自体は知っていても、詳しくは知らない
というのが実情である。
ゆえにしらずしらずのうちに人々が丹頂鶴に悪影響を与
えてしまっている可能性も否定できない
そこでこの研究を通して、釧路人の丹頂鶴に対する理
解を深め、人と丹頂鶴が調和して暮らしていけるように
なればよいと思う。
研究方
法
丹頂鶴・自然環境の大きく二つに分けて調査する。
この二つの調査を照らし合わせることによって、研究
テーマの内容を固めていく。
何故丹頂が釧路にいるのかという疑問も丹頂鶴の性質
と釧路の気候と自然環境を調査することによって、理由
が見えてくるはず。
調査して分かったこと
丹頂鶴につい
て
タンチョウ(丹頂)は、ツル目ツル科の鳥類。丹頂鶴(たんちょうづる)とも
よばれる。学名はGrus japonensis。体長約140cmの日本最大の鳥類である。
分布
主に北海道東部の釧路湿原などに生息する。
大部分が留鳥。一部は北方領土などで繁殖する。江戸
時代までは冬季に本州に渡りをして越冬する個体群が
あったが、現在では消滅している。
生態&形態
白と黒の体をしており、頭頂部は皮膚が露出して赤くなっている。
冬季は人里近くに群れをつくって過ごす。
春先には優美な求愛ダンスがしばしば見られ、つがいが形成される。
枯れアシなどを用いて地面に巣をつくる。
各つがいは数平方キロメートルにもわたる領域を「なわばり」とし仲間を寄せ付けない。
湿原に棲む昆虫、魚、カエルなどを食べる。冬季は釧路市や鶴居村の給餌場でデン
トコーンなどが与えられている。
細かい生息分布
Q. 丹頂鶴は、主にどこに生息しているんですか?
A.北海道と、ユーラシア大陸に分かれて、2つの個体群があります。
ユーラシア大陸の個体群はアムール川中流、沿海州南部、中国東北部に
越冬している渡り鳥です。
北海道の個体群は留鳥、冬は阿寒町、鶴居村など人里近く越冬
春から秋は釧路湿原から野付半島を経て北方領土まで分布しています。
釧路に生息するワケ
~丹頂はこのような土地に好んで生息する~
広々とした低層湿原、河川、湖沼、海岸に接している湿原
耕地、不凍の河川、湖沼、干潟、外敵がいない
これらの環境が釧路には揃っている!
餌場を設けるなどして丹頂の個体数の増加を目指す取り組みも行われている。
丹頂鶴の求愛行動
丹頂鶴のオス・メスは、それぞれ鳴き方が違う。
オス:クチバシを空に向けて「クッ クッ」と鳴く。
メス:メスもクチバシを空に向けて「クァッ クァッ」と鳴く。
オス・ メスがお互いに向かい合って飛び跳ね・鳴き交わし
その後交尾へ・・・・・・・・・・・・。
繁殖について
・ 繁殖期は、3月~10月で一夫一妻制である。
・ 巣は雄雌が協力して巣をつくる。湿原の中の地上に、枯れ草
などを敷いて、大きな皿型の巣を作る。
・ 一つの巣に二つの卵しか育てず。2卵とも無事に育つ確立
は全体の10%でしかない。
・ 抱卵は雄雌交代で約30日間、抱卵する。孵化した雛は、早
成性。
人間が丹頂鶴に与えた悪影響
私たちが普段何気なく使っている空き缶のプルトップは、現在
は外れづらいが、昔はとても外れやすかった。
鶴は、胃の中の食べ物の消化を助けるために石を呑み込む。
そのときに誤ってプルトップも一緒に呑み込んでしまう。
昔
今
プルトップは、外れにくくなり誤飲は、ほとんどなくなってきて
いる。しかし新たに電線衝突、自動車および列車との交通事
故なそが増えてきていて人への依存傾向がますます進んで
いる。
電線衝突事故は、電線のカバーや目印をつけるなど対策は、
とっているが交通事故に対する対策はとれていない。
釧路市動物園でこれらの事故で死亡した丹頂鶴を収容し検査
した結果、最高で300倍以上の水銀が検出されたのである。
水銀がどこから流出したかなどは、現在環境省が調査中。
釧路で行われている保護活動
・釧路では、個体数を確認するために雛にうちに足にそれぞれ
リングという物をつけている。
・釧路市動物園では怪我をした丹頂鶴、オオワシ、シマフクロウ
オジロワシ、クマタカなどの希少動物を保護しているが2割ほど
の個体しか野外に返すことができない。だが繁殖技術は、向
上してきている。
鶴の漢字について・・・
鶴の字源は、会意形声で鳥が高飛して口を突き出している風
貌を示して作られた漢字である。
寉+鳥