発信型情報学習の共創

ヴィゴツキー
から学ぶ
三重大学教育学部
附属教育実践総合センター
須曽野 仁志
[email protected]
http://ravel.edu.mie-u.ac.jp/~susono/
ヴィゴツキー
(Л. С. Выготский)
(Vygotsky, L.S.)
• 生きた年代 1896-1934
• 生きた国 ロシア-ソビエト連邦
• 専門 発達心理学
– 中心課題は児童の言語・思考の発達的研究
心理学のモーツアルト
と後に呼ばれる
発達の最近接領域論
支援・援助
ツール
Scaffolding
(足場かけ)
が必要
発達の最近接領域
ZPD (Zone of Proximal Development)
一人でできる領域
内言 と 外言
教室
学校
地域
社会
発
私
話
心
情
報
器 <内言>
<外言>
官
仲間
ヴィゴツキーがいう内言と外
言
• 「外言」
– 他者とのコミュニケーションの道具として機能する言
語
– 対人関係において活用される一般化された社会的言
語
• 「内言」
– 思考の道具として機能する言語。
– 自己内関係において作用している個人内言語
思考発達の考え方
• ピアジェ
ピアジェとヴィゴツキー
– 「自己中心性言語」が発達し社会化されて伝達的機
能をもつようになる
• ヴィゴツキー
– 子どもの思考の発達は、外言が内言へと「内化」する
過程として、まず社会的過程において、次に心理的
過程において達成される
『思考と言語』を読んで
• 文の中で、文法上の主語・述語と心理上
の主語・述語が不一致の場合がある。
• 内言の外見上の断片性、不完全さ、省略
の中にある
– 子どもの自己中心的なことばにおいて、内言の構文
法を研究した結果、外言と比べた場合