昇進格差と初任年齢の遅れ

昇進格差と初任年齢の遅れ
• 「管理職ポスト不足」
→同一年次内で管理職ポストに就けない者が増大
→「同一年次内昇進格差の拡大」
• 「同一年次内昇進格差の拡大」により彼らが上
位役職に「上がりきる」期間の遅れ
→下の年次の初任年齢が遅れ
→「役職初任年齢の遅れ」
※従業員の能力開発や彼らの動機づけという点で
マイナス
職能資格制度と管理職層の増大
• 職能資格制度による「資格昇格選抜」は「役職昇
進選抜」に比べて緩やか
→職能資格制度によって「供給」された人材は超過
傾向
→従業員の高齢化により管理職層が増大
→管理職層の増大により「役職に就かない管理職
の増大」
※「役職に就かない管理職」の増大は処遇困難、
かつ人件費に見合った貢献できない人の増大
「役職に就かない管理職」の増大と企
業の対応
1.非管理職層から管理職層への資格選抜の「参
入」の制限
2.「退出」の促進
3.専門職制度の活用
→「役職に就かない管理職」への新たな職務開
発
4.賃金と貢献とのバランス是正
・賃金カーブを能力に見合わせて調整
・賃金に見合った貢献可能な能力開発