HES Simulation Log D.Kawama 1.現在の状況 • COSYのコードはほぼ使いこなせるようになった。Fringe Fieldの扱 い方などは若干不明瞭な点が残るのでこの点についてはもう少しマ ニュアルを真面目に読む必要がある。 • 野村さんGeant4も大体理解し、使えるようになった。ただ、磁場マッ プの入れ方などこちらも若干不明瞭な部分がある。この点について は現在調査中。 D.Kawama 2.Geant4によるHES MC Simulation • Q1、Q2磁場としてTOSCA磁場を入れるとなぜか上手くいかないの で現在は加藤公式による磁場を使用中。TOSCA磁場自体は藤井 さんに確認してもらったところ加藤公式とほとんど差異がないのでお そらく磁場を読み込ませるときに何か不都合が起こっている気がす る。 • 野村さんのソースコードを多少改良してTilt角などをinput fileから読 み込めるようにするなど、万人向けの処置を施した。 D.Kawama 3.実際に作ったモデル Geantで作ったモデルをvrmlファイルの形で描いた。図はまだTiltは していない(前述のように、簡単にtiltを再現できるようにはしてある)。 D.Kawama 4.今回のシミュレーション条件 • 電子は-200<x’<200[mrad]、-30<y’<30[mrad]に一様発生。運動量 は1.0GeV/c±30%の範囲。tiltはなし。 • 前述のようにQ1,Q2のTOSCA磁場はworkしないので加藤公式を 用いた。Q1,Q2の値は藤井さんの使っている値に合わせた(すなわ ち中村さんRAYTRACEで得た値の95%)。Dも同様に藤井さんの 使っている値に合わせてTOSCA gap20cm・1100Aモデルの83% 磁場を使った。Q1,Q2の値についてはCOSYで得た値もあるが、 RAYTRACEの値に比べてQ2の値が結構小さいため、今回はとり あえず使わなかった。 D.Kawama 5.結果その1 Q1 • 図中の線分はevent selection に用いられたvirtual targetの 大きさを示している(以下同 様)。 • やはりQ1出口である程度切っ ているように見える。実際にど れくらい切っているかわからな い(今回はDまですべて通過し たもののみを選んだので)。 D.Kawama 6.結果その2 Q2 •藤井さんの結果同様に、やはり Q2では切っていないように見え る。 D.Kawama 7.結果その3 D •とりあえずGapの大きさは 17cmにしてみた。もはやこれ以 外選択肢はない状況だが、や はりGapで切っているであろうと いう点は否めない。 •水平方向は大きめに50cmを とった。右の図が±20cmになっ ているのはミスで、本当はさらに 絵が続く。 D.Kawama 8.結果その4 FP1 • Focal planeはDの出口の鉄か ら150cm, 200cm, 250cmのと ころに置いた。大きさは十分 とってある。 D.Kawama 9.結果その5 FP2 D.Kawama 10.結果その6 FP3 D.Kawama 11.結果その7 target ・targetにおけるaccepted eventの物理量を見た。x’のア クセプタンスが大きすぎる気が する(y’も?)条件を変えて走ら せてみる必要あり。 •momentum acceptanceの方 もなんか形が変。 D.Kawama 12.Things to do • とりあえず一様発生でのGEANTのバグ鳥を続ける。 TOSCA磁場で走るようにがんばる→解決?13へ • Angular acceptanceが一様に分布してる割には accepted eventの数が少ない。何かバグがあるかも。 • 今はAnalyzerでpawのhistgramを作るようにしているが、 これだと不便。ntupleでも良いがせっかくなのでrootのtree を作るようにしてみる→頑張ったら完成した。 • これは優先度が低いが、TOSCAでメッシュを細かくした マップを作成してみる。 • COSYのバグも鳥終わったのでちゃんとしたFigure Of Meritの計算に入る。 D.Kawama 13.TOSCA 磁場で上手く動かなかった理由 • 単純に磁場の入れ方が間違っていた。上下(y軸)の向きにひっくり 返すときにQ1,Q2のx方向、z方向の磁場の向きを逆にせねばなら ないのだが、これをやっていなかった。ちなみに、z方向なんかほと んど効かないだろう、と思って甘く考えていたらこれが結構効いてし まう。恐るべし。 • 後は細かなstudy。立体角を実際に出してみたり、COSYと比較して みたり。また、tiltは簡単に入るようになっているがshiftには対応して いないのでそこの改良。真に万人用のプログラムを目指す。 D.Kawama 14.その絵1:Q1,Q2 D.Kawama 15.その絵2:D D.Kawama 16.その絵3:Focal Plane1 D.Kawama 17.その絵4:Focal Plane2 D.Kawama 18.その絵5:Focal Plane3 D.Kawama 18.その絵6:Momentum • 角度領域は0.4[rad]×0.06[rad]、運動量領域は0.6GeVでその中に 10000発一様に発生させているので例えば1bin=0.01GeVあたり60 カウントというのは0.4*0.06*60/(10000*0.01/0.6)=8.64[msr]に相 当する。なんかちょっと小さい。 D.Kawama
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