標準原価計算 SAP Best Practices Baseline Package (日本) SAP Best Practices シナリオ概要 – 1 目的と利点: 目的 購買部品の価格の変更、労務費および間接費の変更、半製品と製品の製造に必 要な部品表/配合表および作業の変更の反映を行います。 利点 品目マスタレコードで次期標準原価が更新されます。 新しい標準原価に従って在庫の評価替えが行われます。 シナリオ概要 – 2 必須 SAP アプリケーション: SAP enhancement package 4 for SAP ERP 6.0 プロセスフローに関連するロール: 製品原価コントローラ マスタデータ管理者 主要なプロセスフロー範囲: 原価積上実行の登録 原価積上の実行 エラーの確認 計算された標準原価の分析 年次予算の修正 原価積上実行の編集と再実行 売上原価の転送 確定版の原価積上実行の登録 確定版の原価積上の実行 次期計画原価としてマーク 新規標準原価のリリースと在庫の評価替え シナリオ概要 – 3 プロセスの詳細説明: 標準原価計算 製品の標準原価は、年次予算 (AOP) の一環として毎年更新されます。これは、 購買部品の価格の変更、労務費および間接費の変更、半製品と製品の製造に必 要な部品表/配合表および作業の変更を反映させるために必要です。 購買部品の計画価格が更新され、計画活動価格が計算されると、品目の新規の 標準計画価格を計算するために原価積上実行が行われます。計算された標準原 価がチェックされます。責任者は、たとえばマスタデータなどで必要な修正を加え るように依頼されます。計算が正しいと見なされると、価格は、それぞれの品目マ スタレコードで将来の計画原価として更新されます。 現会計年度が終了すると、マークされた原価見積がリリースされます。その結果、 新しい標準価格に応じて、既存の在庫が再評価されます。 プロセスフローダイアグラム イベント 標準原価計算 年次予算 製造原価 センタ計 画 (176) 購買品目 価格計画 (174) マスタデータ 管理者 製品原価コントローラ いいえ 原価積上実 行の登録と 実行 エラーの確認 とマスタチー ムへの連絡 エラ ー? 年次予算 の確定 収益計画 (172) 確定版の原 価積上げ実 行の登録と 実行 新会計期 間の到来 はい 計算された 標準原価の 分析 原価 は 適切 か? いいえ はい 原価積上実 行の編集と 再実行 マスタデー タ修正 一般原価 センタ計 画(175) 製品原価コ ントローラ への通知 年次予算の 修正 エラ ー? いいえ 将来標準原 価の更新 はい エラーの修 正、原価積 上実行の編 集と再実行 標準原価の更新 凡例 <機能> シンボル 内容説明 用途のコメント バンド: 債務管理担当者や営業員などのユーザロールを示 します。このバンドを使用して、特定のロールだけでなく、組 織ユニットやグループを示すこともできます。 ロールバンドには、 そのロールに共 通するタスクが含 まれます。 この表の他のプロセスフローシンボルは、これらの行に記入 します。シナリオのすべてのロールをカバーするために必要 な行を使用します。 フロー線 (実線): 線は、シナリオにおけるステップの標準順 序とフローの方向を示します。 フロー線 (点線): 線は、シナリオでほとんど使用されないタス クまたは条件付きタスクへのフローを示します。線は、プロセ スフローに含まれる文書にもつなげることができます。 シナリオプロセス またはステップの ないイベントの 2 つのタスクを接続 します。 業務活動/イベント: シナリオに入る/シナリオから出るアク ション、またはシナリオ中に発生する外部プロセスを示しま す。 文書内のタスクス テップには対応し ません。 SAP 以外 単一プロセス サブプロセ ス参照 プロセス 決定 内容説明 用途のコメント 次のダイアグラムへ/前のダイアグラム から: ダイアグラムの次/前ページにつ ながります。 フローチャートは前/次ページで継続し ます。 ハードコピー/文書: 印刷された文書、レ ポート、またはフォームを示します。 文書内のタスクステップに対応しませ ん。タスクステップで生成された文書の 反映に使用されます。この形状には、 出力フロー線はありません。 財務会計の実績: 財務会計転記伝票 を表します。 文書内のタスクステップに対応しませ ん。タスクステップで生成された文書の 反映に使用されます。この形状には、 出力フロー線はありません。 予算計画: 予算計画伝票を表します。 文書内のタスクステップに対応しませ ん。タスクステップで生成された文書の 反映に使用されます。この形状には、 出力フロー線はありません。 マニュアルプロセス: マニュアルで行う タスクを扱います。 通常、文書内のタスクステップに対応し ません。倉庫でのトラックの荷渡など、 マニュアルで実行されるタスクの反映 に使用され、プロセスフローに影響しま す。 既存のバージョン/データ: このブロック では外部プロセスから送信されるデー タを扱います。 通常、文書内のタスクステップに対応し ません。この形状は外部ソースからの データを反映します。このステップには 、入力フロー線はありません。 システムパス/エラー判定: このブロック では、ソフトウェアによって行われる自 動判定を扱います。 通常、文書内のタスクステップに対応し ません。ステップ実行後のシステムに よる自動判定を反映するために使用さ れます。 財務会計の実績 予算計画 単一プロセス: シナリオにおいて段階的に扱われるタスクを 示します。 プロセス参 照 ダイアグラム 接続 ハードコピー/ 文書 外部イベント: シナリオを開始または終了するイベントや、シ ナリオにおけるイベントの過程に影響を及ぼすイベントが含 まれます。 業務活動/ イベント シンボル 文書内のタスクス テップに対応しま す。 マニュア ルプロセ ス プロセス参照: シナリオが別のシナリオ全体を参照する場合、 シナリオ番号と名前をここに記入します。 サブプロセス参照: シナリオが別のシナリオを部分的に参照 する場合、そのシナリオのシナリオ番号、名前、ステップ番 号をここに記入します。 プロセス決定: 決定/分岐点を示し、エンドユーザによる選択 を表します。線は、菱形の各部分から生じる各種選択肢を示 します。 文書内のタスクス テップに対応しま す。 文書内のタスクス テップに対応しま す。 通常、文書内のタ スクステップに対 応しません。ステ ップ実行後に行わ れる選択を反映し ます。 既存の バージョン/ データ システ ムパス/ エラー 判定
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