現在それらは検出可能ですが - Global Harmonization Initiative

科学に基づいた食品安全基準
フーブ・レリーフェルト
グローバル・ハーモニゼーション。イニシアティブ (GHI)
違法な添加物
絶縁油
フライドポテト
ジエチレングリコール
不認可であるにも関わらず食品中に存在する化学物質
は 必ずしも添加物ではありません。 人の手によって作ら
れた化学物質の多くは自然界にも多く存在します。現在
それらは検出可能ですが、かつては不可能でした。
それらの発生源は:
• 動物
• 微生物 (バクテリア、菌類、寄生虫)
• 植物
• 地質化学的過程(例:火山活動)
それらは塩素化有機化合物を含有しています。 天然有
機ハロゲン化合物に至っては、5000種以上が自然界で
確認されています。
引用 G.W. Gribble. Chemosphere 52 (2003), 289–297 and
Heterocycles, 84 (1) (2011), 157-207.
2012年3月30日 米国からの報告
オレンジジュース中のカルベンダジム
カルベンダジムは多くの国で認可されている農薬ですが、
米国では未認可です。
カルベンダジムのMRLs (最大残留基準)
EU:
100 ppb - 700 ppb
カナダ:
500 - 6000 ppb
米国:
10 ppb
US Environmental Protection Agency(アメリカ合衆国環境保護庁):
「低レベルのカルベンダジム残留オレンジジュースを飲んだことに
より公衆衛生に不安を与えたという報告は、これまでにない。」
GHI
オーガニック食品には意外にも普通の食品以上に
農薬が使用されています。
何故なら殆どの農薬は
オーガニックだから
食物に含まれる天然由来の有毒物質
1
•
•
•
•
•
•
レクチン (マメ科植物)
酵素阻害(大豆、豆類、ビート、穀類)
ピぺリジン(ブラックペッパー)
カフェイン、 テオブロミン、テオフィリン(コーヒー、チョコレート、
茶)
ソラニン(ジャガイモ、トマト、ナス)
トマチン(トマト)
6
食物に含まれる天然由来の有毒物質
2
•
•
•
シュウ酸(ルバーブ、ホウレンソウ、パセリ、あさつき、スベリヒ
ユ、キャッサバ、アマランサス、フダンソウ、 タロイモの葉、ラ
ディッシュ、リョクヨウカンラン、 ホウライショウの実)
クマリン (シナモン、ペパーミント、緑茶、チコリ、ブルーベ
リー)
プロゴイトリン、シニグリン(キャベツ、ブロッコリー 、芽キャベ
ツ、カリフラワー、 カブ、ラディッシュ、ホースラディッシュ、 マス
タード、菜種)等のグルコシノレート
7
食物に含まれる天然由来の有毒物質
3
•
•
•
•
アミグダリン(アーモンド、ローリエ)、リナマリン(キャッサバ)
等のシアン配糖体
サポニン(ピーナッツ、大豆、ホウレンソウ、ブロッコリー、ジャ
ガイモ、リンゴ)
成長ホルモン
抗生物質
8
アセトアルデヒド
ベンズアルデヒド
ベンゼン
ベンゾフラン
ベンゾピレン
コーヒー酸
カテコール
1,2,5,6-ジベンゾアントラセン
ホルムアルデヒド
フラン
フルフラール
ヒドロキノン
イソプレン
リモネン
スチレン
トルエン
キシレン
等
基準がまちまちなので
• 世界では10億ほどの人達が食糧難や飢えに瀕して
いるというのに、多くの食物を無駄に処分しています。
• 国際的な貿易や技術革新の妨げにもなっています。
食品安全基準を作るにあたり
一番の問題になっているのは下記の人々の毒物
に関しての理解不足でしょう。
• 政界人
• 一般大衆
• 反対を唱える活動家
• 報道関係者
強い影響力を持つプロのロビイスト集団もまた然
りです。
米国の
ロビー活動
2013
農産業トータル: $151,730,315
公表された総顧客数: 453
公表された総ロビイスト数: 1,154
SNSで公開された加工食品中
の数千種もの発ガン性物質
ベビーフード、ポテトチップスやパンを含む広範囲にわたる食品中にガンを発生させる化学物
質が検出されました。
科学者達は調理済み食品、加工食品中に高レベルの物質を検出しました。 アクリルアミドと
いう物質は腸、膀胱、腎臓にガンをもたらし、不妊や筋肉調整の喪失ももたらすということでも
知られています。
影響下にある製品
 クラッカー
 ベビービスケット
 焙煎コーヒー
 代用コーヒー
不条理な基準
•食品中の抗生物質
20.000 kg/day
800.000 kg/day
•スーダンレッド
ppt* 中国産の原材料中から検出された極め
て微量の物質
• その濃度は約2mmの一粒が50mプール 1日800 リットルを2年間飲む
に溶けていることに相当
ことに相当
2014年6月オランダ
飼料を通してフラゾリドン(抗菌薬)が
食肉中で検出
•肉一食あたりでの平均検出量 は1.2 μg (最大で 8 μg)
•国際的に認知されている危険量は1日 3 μgを生涯にわたって
摂取した場合とされています。 (50~70年間)
•1日200㎎を21日間投与されたケースでも危険性は報告されて
いません。(WHO) – これは最大危険量の 25,000倍の量です。
•結論: この食肉は安全です。
•にもかかわらず 2474頭の子牛が廃棄処分され、 100もの食肉
業者が閉鎖に追い込まれたのです。
資料:オランダ食品消費者製品安全庁
食品に触れる容器・包装資材
例
フタル酸エステル
ペルフルオロオクタン酸
ビスフェノールA
アルミニウム
鉄
違法な添加物があった場合:
• その責任は追及されるべきです。
• その製品は廃棄されるべきです。
• しかし、それが安全なものであれば、
廃棄されるべきではありません。
現在
活動家
一般大衆
ロビイスト
政界人
監督機関
報道関係者
科学者
未来
活動家
一般大衆
ロビイスト
政界人
監督機関
報道関係者
科学者
グローバル・ハーモナイゼーション・イニシアティブ
(GHI)は食の安全基準を改正し、地球的視野の科学的
コンセンサスをもって不条理な基準を排除すべく関係
各機関に啓蒙し理解を得る所存です。
一般大衆のとらえ方
ダメージ
摂取量
大多数の政界人や政策担当者の理解
ダメージ
摂取量
毒物学者のとらえ方: 危険をもたらす閾値は見出せない=
NOAELレベル(有害事象が発生しないレベル)。全ての食物は
毒性物質を含有しているので。
ダメージ
閾値
摂取量
24
ダメージ
摂取量
不足
過剰
多くの物質は適量では問題がなく、量が不足や過剰の時に
危険になる。
セレニウム
成人: 1日の必要量 50-150 μg
1日に 300 μg摂取は有害
(オランダ保健協議会)
26
進化
人類は先祖代々、数百万年前から危険な化学物質に
晒されて生きて来ました。その間にそれらに対抗した
り、うまく活用できるように生体システム(肝臓、腎臓
など)を自ら獲得しました。
生体システムの許容を超えた時に化学物質は毒物と
なります。
GHI遺伝毒性学ワーキンググループ
Dr. フィルーズ・ダルディー (Firouz Darroudi)
この分野のエキスパートで、GHIが推奨するコー
スにより、政府と企業に試験管方法論へ目を向け
てもらうよう努力しています。
• 近年の活動: オランダ、ライデン大学医療センター遺伝毒性学部長 (現在も
プロジェクト指導中)
• 現任: UNESCO、WHO、IAEA、アメリカ国立労働安全衛生研究所シニアアドバイザー
• 直近:カタールのドーハに於いて生物医学研究および放射線遺伝学・化学的突然変異
生成の指導
•
ヒトの安全衛生、および診断ゲノム解析センター長(ドバイ、UAE)
•
テヘランで近年開業したガンリサーチセンターの監督者
28
遺伝毒性学WG(ワーキンググループ)
グループ長: フィルーズ・ダルディ博士(Firouz Darroudi)
現在、食の新製品、新原材料、新技術については、動物実験によってその安
全性が証明されなければなりません。
食品製造業者は改良した製品や製法を紹介したくとも、動物を使った実験は
昨今あまり好ましく思われないため、実施することをためらいます。 しかも動
物実験は時間もコストもかかります。
動物実験の代替としてこの20年の間にヒトの肝臓組織を用い、試験管で実験
する方法が開発されました。 この方法は:
 より正確で
 人体の反応が分かる (実験動物の反応ではない)
 より低コストで
 より早く結果が分かる
しかし、これは一般ではまだ主流になっていません
GHI
「グローバルな食品安全
を確かなものに」
2010年エルスヴィア科学出
版社から刊行されました。
GHIプロモーションコード30を
ご利用いただくと30%オフに
なります。
GHI
「伝統食・民族料理の
安全性について」
2015年12月エルスヴィア
科学出版社より刊行され
ました。
GHIプロモーションコード30
をご利用いただくと30%オ
フになります。
「食品安全管理」
2014年エルスヴィア科学出
版社より刊行されました。
GHIプロモーションコード30
をご利用いただくと30%オフ
になります。
33
「ヨーロッパ食品法ハンドブック」
著者:B.ヴァン・ダー・ムールとM.
ヴァン・ダー・フェルト(B. v.d.
Meulen and M. v.d. Velde)
ヴァーヘニンゲン大学、欧州食品法
研究所
2008年初版 632ページ
ISBN: 978-90-8686-082-1
著者、ベルント・ヴァン・ダー・ムールはGHI
執行委員であり、食品法アドバイザーも兼
任しています。
価格 (€): 66.00 (税抜)
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「EU食品法ハンドブック」
著者:B. ヴァン・ダー・ムール
(ヴァーヘニンゲン大学、欧州食
品法研究所)
2014年初版 692 ページ
ISBN: 978-90-8686-246-7
著者、ベルント・ヴァン・ダー・ムールは
GHI執行委員であり、食品法アドバイザー
も兼任しています。
価格 (€): 75.00 (税抜)
35
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こちらのリンクからGHI に入会できます。

www.globalharmonization.net/user/register
またはメイルからもお申込みになれます。
[email protected]
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会費は不要です。
あなたなら未来を変えられます。
ご興味を持ってくださって
ありがとうございました。