要員管理

要員管理
要員の質、量、配置、作業状況を管理する
一般的な注意点を下記に示す
(1)組織
・組織構成を明快にする
-指示命令系統
-各組織レベル、各人の権限と責任分担
・管理の為のオーバヘッドを少なくする
・横の協力体制があること
(2)要員
・プロジェクトリーダの能力はプロジェクト成否の鍵となる
・グループリーダの責任分担を明確にする
・プロジェクトの目的を理解させ、動機付けを行う
→モチベーションを高める→生産性向上
プロジェクト管理
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・作業は担当者が実行可能なレベルまでブレークダウンする
(特に上流工程では重要である)
・必要に応じて教育、訓練を実施する
・各要員の能力を見極める→配置転換等の措置必要
クヌースの90-10のルール:
『エラーやバグの90%は10%の要員から発生する』
プロジェクト管理
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外注管理
1.開発分担
開発時だけでなく、開発後の維持メンテナンスも考えて開発分担を
決定する
2.条件の明確化
・外注形態……請負、委任、派遣
・契約書、仕様書
・仕様変更ルールの確立
・責任範囲(SOW相当の事項を決定する)
・検収方法……検収基準-機能、性能、品質の評価
-納入ドキュメント
検収期間
終了手続き
プロジェクト管理
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3.管理
(1)何処まで直接管理するかを明確にする
・レポート内容と頻度
・レビュー主体と責任
・標準、規定類の制定主体
(2)どの様に管理するか
・どのレベルの要員が、外注先のどのレベルを管理するか
(外注先の実力による)
・進捗度90%シンドロームに充分注意する
・レポートチェックのみでは危険である→現場で現物を確認する
外注先への“丸投げ”はしない
プロジェクト管理
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完了評価
プロジェクト終了時点の正確な分析評価は、次回のプロジェクトの
重要な参考資料となる
・プロジェクト計画と実績との差異分析
-日程、生産性、品質、費用の計画との差異
-問題点の整理・分析
-これからの取るべき方策の検討
・プロジェクトに関する総合的な評価・分析
-開発環境(H/W、O/S、端末装置、開発ツール、通信機器、等)
-協力会社(管理能力、要員スキル、納期、品質、単金、等)
-要員
-採用したソフトウェア開発プロセス、開発技法
『プロジェクト完了報告書』の提出
プロジェクト管理
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C/Sシステム開発プロジェクトの体制図の例
*:大規模プロジェクト
プロジェクトマネージャ
で特に必要なグループ
*
管理スタッフG
*
機器選定G
*
PP評価・選定G
基盤G
業務G
*
業務共通G
*
AP-G:1
基盤共通G
・・・
AP-G:2
*
業務基盤G
運用基盤G
ネットワーク
基盤G
定常的に設置
必要時期に編成
*
*
開発標準
化G
プロジェクト管理
開発環境
G
統合G-1
(LIB)
統合G-2
(SI)
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*
性能評価
G
移行設計
G
展開設計
G
各グループの役割
①管理スタッフG……プロジェクト全体の進捗・費用管理、ユーザ折衝・窓口等を行う。
ISO品質管理、S-SCALEの統括も行う。
②機器選定G ………導入機器を、システムとの親和性、ユーザとの関係を考慮し決定する。
③PP評価・選定G……導入P.Pを、性能評価し、システムとの親和性、ユーザとの関係を考慮
し決定する。
業務G
④業務共通G ………アプリケーション共通のサブルーチン等の作成、業務Gの取りまとめを行う。
⑤AP-G
………個々のアプリケーションを開発する。
基盤G
⑥基盤共通G ………基盤G共通のサブルーチン等の作成、基盤Gの取りまとめを行う。
⑦業務基盤G ………アプリケーションを動かす為の、基盤の開発を行う。
⑧運用基盤G ………システム運用の為の基盤の開発を行う。
⑨ネットワーク基盤G………ネットワーク設計、通信系基盤等の開発を行う。
必要時期に編成
⑩開発標準化G………開発標準・運用ルールの制定を行う。
⑪開発環境G ………開発環境の構築、運用、保守を行う。
⑫統合G(ライブラリアン)……文書、プログラムのバージョン・レビジョン管理を行う。
(構成管理)
⑬統合G(システム
……システム統合、システムテストを実施する。
インテグレーション)
⑭性能評価G ………各AP・基盤の性能の割り当て、評価ツールの設定、個々のグループに対す
る評価支援を行う。
システム全体の定常時、高負荷時等の性能測定を行う。
⑮移行設計G ………データ等の移行方式の設計を行う。
⑯展開設計G ………機器展開方式の設計を行う。
プロジェクト管理
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標準化動向
1.ISO
・ISO/IEC12207 「ソフトウェア ライフサイクル プロセス(SLCP)」
・ISO 9000シリーズ
2.通産省、電子協(日本電子工業振興協会)
ソフトウェア分野に於ける品質システム、取引に関する共通
フレーム等を制定している
・SLCP-JCF98(SLCP-JCF94を基に、ISO/IEC12207
と日本のソフトウェア産業の特性を加味した共通フレーム)
・「ソフトウェア開発 モデル契約解説書」 電子協編
3.米国 国防総省
MIL-STD-489,499B、793,961D等の調達規格により
構成管理、技術統制の規準を定めている
プロジェクト管理
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