シナリオ概要 - SAP Help Portal

総勘定元帳
SAP Best Practices Baseline Package
(日本)
SAP Best Practices
シナリオ概要 – 1
目的と利点:
目的

このシナリオを使用すると、外部会計および勘定の状況を包括的に把握することが
できます。
利点

すべての取引を記録することにより、会計データの完全性と正確性を確保します。
シナリオ概要 – 2
必須 SAP アプリケーション:

SAP enhancement package 4 for SAP ERP 6.0
プロセスフローに関連するロール:


総勘定元帳担当者
財務マネージャ
主要なプロセスフロー範囲:





G/L勘定伝票の転記
伝票仕訳帳の照会
G/L 残高 (一覧) の照会
繰返入力の実行
勘定更新: 自動/マニュアル消込
シナリオ概要 – 3
プロセスの詳細説明:
総勘定元帳



総勘定元帳の主な目的は、外部会計および勘定の状況を包括的に把握すること
です。あらゆる取引 (一次転記および内部会計からの決済) を、会社の他のすべ
ての業務領域と完全に統合されたソフトウェアシステムに記録することにより、会
計データの完全性と正確性を常に確保することができます。
SAP FI の総勘定元帳には次のような特徴があります。
 企業グループまたは会社のいずれかのレベルの自由選択
 適切な G/L 勘定 (統制勘定) へのすべての補助元帳明細の自動同時転記
 総勘定元帳領域と原価会計領域の同時更新
 勘定照会、さまざまな財務諸表バージョンの財務諸表、その他の分析による、
最新の会計データのリアルタイム評価およびレポート
基本的に、総勘定元帳はすべての取引の完全な記録としての役割を果たします。
各勘定の最新状況を一元的に参照することができます。また、以下のようなさまざ
まなレベルのオリジナル伝票、明細、取引金額を照会することにより、個々の実取
引をいつでもリアルタイム処理でチェックできます。
 会計情報
 仕訳帳
 合計/取引金額
 貸借対照表/損益計算書
プロセスフローダイアグラム
総勘定元帳担当者
イベント
総勘定元帳
転記 (FI)
照会
プロセス決定
プロセス決定
照会、変更
反対仕訳
消込
プロセス決定
伝票の照会
要約伝票仕訳帳
の照会
G/L 勘定伝票の
転記
明細の照会/変更
伝票の反対仕訳
残高照会
伝票仕訳帳
の照会
G/L 残高 (一覧)
の照会
勘定管理者
オリジナル繰返伝
票の処理
オリジナル繰返伝
票の一覧
繰返入力の実行
G/L = 総勘定元帳
勘定更新:自動
勘定更新:
マニュアル消込
凡例
<機能>
シンボル
説明
用途のコメント
バンド: 債務管理担当者や営業員などのユーザロールを示
します。このバンドを使用して、特定ロールではなく、組織ユ
ニットやグループを示すこともできます。
ロールバンドには、
そのロールに共
通するタスクが含
まれます。
この表の他のプロセスフローシンボルは、これらの行に記入
します。シナリオのすべてのロールをカバーするために必要
な行を使用します。
フロー線 (実線): 線は、シナリオにおけるステップの標準順
序とフローの方向を示します。
フロー線 (点線): 線は、シナリオでほとんど使用されないタス
クまたは条件付きタスクへのフローを示します。線は、プロセ
スフローに含まれる文書にもつなげることができます。
シナリオプロセス
またはステップの
ないイベント内の
2 つのタスクを接
続します。
業務活動/イベント: シナリオに入る/シナリオから出るアク
ション、またはシナリオ中に発生する外部プロセスを示しま
す。
文書内のタスクス
テップには対応し
ません。
SAP 以外
単一プロセス
サブプロセ
ス参照
プロセ
ス決
定
説明
用途のコメント
次のダイアグラムへ/前のダイアグラム
から: ダイアグラムの次/前ページにつ
ながります。
フローチャートは前/次ページで継続し
ます。
ハードコピー/文書: 印刷された文書、レ
ポート、またはフォームを示します。
文書内のタスクステップに対応しませ
ん。タスクステップで生成された文書の
反映に使用されます。この形状には、
出力フロー線はありません。
財務会計の実績: 財務会計転記伝票
を表します。
文書内のタスクステップに対応しませ
ん。タスクステップで生成された文書の
反映に使用されます。この形状には、
出力フロー線はありません。
予算計画: 予算計画伝票を表します。
文書内のタスクステップに対応しませ
ん。タスクステップで生成された文書の
反映に使用されます。この形状には、
出力フロー線はありません。
マニュアルプロセス: マニュアルで行う
タスクを扱います。
通常、文書内のタスクステップに対応し
ません。倉庫でのトラックの荷渡など、
マニュアルで実行されるタスクの反映
に使用され、プロセスフローに影響しま
す。
既存のバージョン/データ: このブロック
では外部プロセスから送信されるデー
タを扱います。
通常、文書内のタスクステップに対応し
ません。この形状は外部ソースからの
データを反映します。このステップには
、入力フロー線はありません。
システムパス/エラー判定: このブロック
では、ソフトウェアによって行われる自
動判定を扱います。
通常、文書内のタスクステップに対応し
ません。ステップ実行後のシステムに
よる自動判定を反映するために使用さ
れます。
財務会計の実績
予算計画
単一プロセス: シナリオにおいて段階的に扱われるタスクを
示します。
プロセス参
照
ダイアグラム
接続
ハードコピー/
文書
外部イベント: シナリオを開始または終了するイベントや、シ
ナリオにおけるイベントの過程に影響を及ぼすイベントが含
まれます。
業務活動/
イベント
シンボル
文書内のタスクス
テップに対応しま
す。
マニュアル
プロセス
プロセス参照: シナリオが別のシナリオ全体を参照する場合、
シナリオ番号と名前をここに記入します。
サブプロセス参照: シナリオが別のシナリオを部分的に参照
する場合、そのシナリオのシナリオ番号、名前、ステップ番
号をここに記入します。
プロセス決定: 決定/分岐点を示し、エンドユーザによる選択
を表します。線は、菱形の各部分から生じる各種選択肢を示
します。
文書内のタスクス
テップに対応しま
す。
文書内のタスクス
テップに対応しま
す。
通常、文書内のタ
スクステップに対
応しません。ステ
ップ実行後に行わ
れる選択を反映し
ます。
既存の
バージョン/
データ
システムパス
/エラー判定