手話と聴覚障害について学ぼう 初心者のための手話講座 序章:はじめに • このPowerPointは、みなさんに少しでも手話 や聴覚障害に興味を持っていただきたいと 思って書きました。予備知識は特に必要とし ませんのでぜひ一度目を通してみてください。 それでは手話の世界へ足を運んで見ましょう! 第1章:手話の基本概念 1.1:手話とはいったい? • 私たちは普段「声」を用いて言葉をしゃべる。 ↓ • しかし、音の聞こえない人たちは声を聞いて 応答することができない。 ↓ • そこで考えられたものが手話である。 1.2:会話法 • 手話というものは手を用いて会話するもの。 ↓ • つまり、言葉が視覚的に表されるようになる。 • 具体的に次のような会話方法がある。 • 手話単語(約4000~5000語あるといわれ ている。聴覚障害者の間ではこの会話法が 基本である) • 非手指の動作法(表情・うなづき) • 指さし(人を指して誰かというのを伝える) • 指文字(50音を手と指で表したものである。 普通は手話単語と一緒に使われます。次の スライドに指文字表が載せてあります) 1.3:まとめ • 手話は視覚的に言葉を表すものである。 ↓ • 耳が聞こえなくても目で言葉を読み取ること によってコミュニケーションができる。 ↓ • 手話というのは聞こえない人たちにとっては 大切な言語である。 第2章:聴覚障害 2.1:聞こえないとはどういうことか? 難聴には3種類ある。 • 伝音性難聴 • 感音性難聴 • 混合性難聴 2.2:伝音性難聴について • 鼓膜や耳小骨など、外耳から中耳の間に欠損や • • 異常がある場合に起こる。 ↓ それらによって聞こえづらくなる。 ↓ これが伝音性難聴である。 • 伝音性難聴は音が小さくなって伝わる。 • ↓ 会話するときは大きな声ではっきりしゃべると伝わ りやすくなる。 • 医学的治療で症状が改善される場合もあり、音を 大きくすると聴き取りやすくなるため補聴器が効果 的です。 2.3:感音性難聴について • 内耳から中枢にかけて障害がある場合に起 こる。 ↓ • それによって、ゆがんで聞こえるようになる。 ↓ • これが感音性難聴である。 • 音がゆがんで聴こえたり、高音だけが聴き取 りにくい、全く聴こえないなどの場合がある。 ↓ • 補聴器が有効に使えない場合がある。 ↓ • しかし、障害の程度によっては静かな場所で ゆっくりと話せば、補聴器を利用しての会話も できます。 感音性難聴に対して • 手話、筆談などの視覚的なコミュニケーション 方法が必要。 • 口話(口を動かして、その口の動きを読み取 ること)によって、口をはっきり動かすことで伝 わりやすくなる。 2.4:混合性難聴について • 伝音性難聴、感音性難聴の両方の障害をあ わせ持つ場合である。 ↓ • 両方の特徴がみられる。 2.5:聴覚障害の程度等級 • 聴覚障害は、30~40dB(デシベル:音の大きさ の単位)を超えるとやや聴こえにくい難聴とな る。 • 両耳が70dB以上になると、厚生労働省の定め た程度等級の6級~2級に認定される。 第3章:手話を勉強したい方へ 3.1:現在の手話の状況 • 最近はテレビ番組などで多く取り上げられる。 ↓ • 手話というものが身近なものになっている。 ↓ • 手話に触れる機会が多くなっている。 ↓ • 興味を持ったなら、手話を学ぶのはどうか? 3.2:学習法 • 本(手話がイラストとともに掲載されていて、 日本各地で使われている) • 手話辞典(自分の知らない手話単語をすぐに 調べることができる。初心者には使いやすい もの) • ビデオ教材 • CD-ROM (ビデオやパソコンで動きを覚えることも手話を 覚える早道でしょう) • 手話講習会・手話サークルなどで学ぶ 3.3:手話講習会・サークルで学ぶに あたって • 区市町村などの各自治体で行われる。 ↓ • 近くの障害者福祉センターか社会福祉セン ターに問い合わせてみる。 • 最近はカルチャースクールや、民間が設けて いる講座に「手話講座」という科目が増えてき た。 • 手話は生きた言葉である。 ↓ • そのため、サークルや講習会に参加して覚え る方法が有効。 ↓ • 手話を日常の言葉として使用している耳の不 自由な方と交流しながら学ぶと効果的である。 最終章:最後に • 以上で手話や聴覚障害に関する簡単な紹介 を終わりたいと思います。このPowerPointに より手話に興味を持ち、さらに学ぶ意欲を持 つことができた方は、手話サークルなどで学 んでいただくことを願って止まない。
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