連続な会話における話者の感情計算 徳島大学知能情報工学科 A1グループ 4年 西原 真澄 背景 人とコンピュータの関係 従来の情報処理技術 膨大なデータ管理や利用が容易 論理的な判断が可能 情緒の交流がない 感性における情報処理 人間の感情などの非言語的な情報 を理解することが重要 目的 状況によって変化する人間の感情を計測 自然発話から生起する感情を 感情計算式によって抽出 研究概要 自然言語による会話文から話者の感情を 計算する手法を研究 会話文データの感情を調査するアンケート 情緒計算式の提案 アンケートにより得られた結果と比較し, 情緒計算式の有効性について考察 感情計算 プロセス(1/2) 会話文 形態素解析 会話文解析 格解析 感情計算 感情値 構文解析 好感度設定 感情強度計算 感情計算プロセス(2/2) 好感度 ・ある対象についてユーザが思っている 好き/嫌いの度合い 日本語構文解析システムKNP ・形態素解析システムの解析結果を文節単位に まとめ、文節間の係り受けを決定 アンケート調査(1/2) 目的 ・多くの人の考えを得て、良い評価を行う 調査データ ・会話文:1つの物語につき30文程度のデータを 10種類 ・回答者:50人程度 アンケート調査(2/2) 感情の選択方法 ・1発話に対して、発話者に生起したと思われる 感情を6つの感情の中から選択 ・文脈情報を考慮 感情の種類 喜び 悲しみ 期待 嫌悪 怒り 不安 回答形式 会話文データを読み、6種類の感情より一番近い ものを「第一感情」の欄に選択 1つに絞り込めないものについては「第2感情」の 欄に選択 前の会話文を考慮 アンケート 回答ページ エラーページ 集計結果 今後の予定 アンケートをテスト後実施 収集した会話文を格フレーム可能な形へと修正 会話文を、JUMAN、KNPを用いて構文解析 感情計測システムに会話文データを入力 出力結果と、アンケート集計結果の比較 比較結果より感情計測ルールの評価
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