世界七不思議 05210172 佐藤智朗 最古の七不思議 • 元々世界の七不思議という言葉は、ラテン語で「7つの眺めるべき」 という意味が、翻訳されていく過程でWonderの語が使われ、現在の 言葉で使われるようになりました。 • 古代エジプト、バビロニア、ギリシャは科学の盛んな地域で、なかでも建 築学は当時の科学技術の集大成とも言えるものでした。そういった背景 から驚異的な建築物称えられるようになり、それが「世界の七不思議」の 始まりとなったのです。 • そして実際にこの概念が確立したのはビザンティンのフィロの著書「世 界の七不思議」からだとされています。 • これから紹介する古代の七不思議は、次に挙げる七つが一般的です。 バビロンの空中庭園 紀元前600年頃、古代メソポタミア地方、バビロニア 帝国の首都バビロンに、ネブカドネザル2世が王妃 アミュティスのために建造した庭園です。宮殿の中 に作った階段状のテラスに土を盛り、上から水を流 し樹木や花などを植えました。あまりの大きさのため、 遠くから見ると、あたかも空中に吊り下げられている ように見えたといいます。 イラク・バグダッドに存在していましたが、現存はし ていません。 アレクサンドリアの大灯台 紀元前280年頃、ナイル河口の貿易都市アレクサン ドリアの沖にあるファロス島に建てられた巨大な灯 台です。 その高さは120m以上もあったとされ、灯台の光は 50km以上の先でも確認できたといわれています。 796年や、14世紀に起きた地震により倒壊してしま いましたが、近年、地中海海底から灯台の痕跡とみ られる建物が発見されました。現存はしていません。 (エジプト・アレクサンドリア) ロードス島の巨人像 紀元前280年頃、エーゲ海に浮かぶロードス島の港 の守護神として製作された、高さ約30mの青銅像で す。 巨人像は、港の入り口をまたぐように足を広げて 立っていたと言われていましたが、今では、両足を 揃えていたという説が有力です。 そんな巨人像も、完成後わずか66年で地震により、 倒壊。今では跡形も残っていません。(ギリシャ・ロー ドス島) オリンピアのゼウス像 古代オリンピックも行われたオリンピア神域内に、紀 元前500年頃、フェイディアスが作成した黄金のゼ ウス神像です。 神像全体の高さは約12mあり、大理石の台座のう えで、玉座に腰掛けた形で安置されていたといいま す。 後に、神像を囲むようにゼウス神像も建てられまし たが、謎の火事によって現在は、神殿の基礎部分 だけが残されています。(ギリシャ・オリンピア) エフェスのアルテミス神殿 紀元前550年頃、小アジアの港湾都市エフェソ スに建てられた巨大な神殿です。アテネのパル テノン神殿を上回る規模で、高さ19mの大理石 の円柱127本で彩られていたといいます。 紀元前356年、後世に名を残したいと思ったヘ ラストラトスの放火によって消失。その後、再建 されますが、数々の侵略にあい、破壊されてし まいました。(トルコ・エフェソス) ハリカルナッソスの霊廟 紀元前350年、小アジアのカリア地方を治めていた マウソロス王の為に建造された大理石の霊廟です。 高さ34mのギリシャ神殿風の大霊廟で、周りには 豪華な彫刻が施されていました。 15世紀頃、侵攻してきた十字軍によって城砦の建 材として利用されたため、解体されてしまいました。 現存はしていません(トルコ・ボドルム) ここで問題!! 見てもらってわかる通り、今まで挙げた6つの 建造物は、現存しているものは一つもありま せん・・・。 しかし!残りのもう1つは、この古代の七不思 議の中でただ1つ現存しているのです! みんながよく知ってるものです。さあなんで しょう? 正解は・・・ ピラミッド ~!!! ギザの大ピラミッド この七不思議のうち、最古にして、現存する唯一の 建造物。 紀元前2600年頃、ギザの台地に立てられたと言わ れる3大ピラミッドですが、何のための建造物かは未 だに不明です。 一般的にはクフー、カフラー、メンカウラー王の墓と いう説が有力です。大ピラミッドと称する場合、クフ 王のピラミッドのことを指します。(エジプト・カイロ) fin
© Copyright 2024 ExpyDoc