酔いどれ図書館員の日記より 今は停止されている図書館員の日 記。しかしそこには赤裸々な図書館 女の日常が綴ってあった。 「酔いどれ図書館員の日記」から引用するので 見ていこう。 やりきれない 2007年4月3日 • なんで、なーんで、図書館に送りこまれてくる人は、 余所で使えん人ばっかりなんや!もー、やり切れん わ。 普通でいいのに!「普通」でいいって言ってるの に!なんで!? もー、やる気が失せるわ。新しい嘱託職員の方が ずっとデキそうや。 公務員は、どんなけヒドイ人でも全く淘汰されずに、 堂々と、当たり前のように、高給もらって存在してる。 やり切れん。 2010年1月7日 • 今の仕事は、研修会の運営などのイベント事が無い時は、 基本的にはシステムの維 持管理(という名の業者との交渉 事)とユーザーからのヘルプデスクをしていればいいわけで、 それさえしっかりやっていればカウンターを主体にしている係 な どと比べて自分の時間がかなりあります。その時にもっと 前向きな積極的な仕事をするべきですが、最近は長年放置 されてきた書類の整理とか後ろ向きなことばかりやっている ような気がします。 • ヘルプデスクの仕事は、すでに図書館にいない人たちが様々な紆余曲 折の上に、人的な歪みを持ち、システム的な欠陥を残したまま半ば強行 的に開始し去って行った特定のサービスに対することが多く、その尻拭 いをずっと行っているようです。 しかも一度始まったサービスを変える・もしくは停止することは通常考えら れないので、私の後の人もみんな苦しめられるのです。でも私の後をして くれそうな 人は、ほとんどいないのです。そもそも私を最後に新人が入っ ていないのが根本的にダメで、定年退職などでベテランが去った後は、 まったく別の部門のお荷物になった人の最終的な受け入れ施設のように 扱われれているため、年々図書館としてのトータルなサービス指数が下 がっているような気がします。こういうことが積み重なって、これだけの人 件費を払うなら委託・指定管理にしたほうがいいということになる典型的 な例になるような気がします。 • いっそのこと委託・指定管理にしたほうがい いのかもしれないとも思えてきてしまいます。 自分の職場という小さな世界だけではなくて、 もっと外の世界に触れて、きらっと光る人達に 触発されて、頑張ろうと思える原動力をもっと もっと吸収しに行かなくてはならないと思いま す。 毎年同じことを思っているような気がします。 2007年9月21日 • 昨日、今日と五年目研修でした。 前の会社で、散々新入社員研修を受けてきたので、今さら感 と、通常業務が立て込んでいる時期なのでうっとおしかった のですが、それなりに、勉強になりました。 行政の優秀な人達はすごいな、と感心しましたが、まずそん な人は図書館に配属されませんね。 だから、能力の低い私をなんとか改造して、図書館でかんば らなくちゃ。 最近、仕事前と帰宅途中に栄養ドリンクを飲んでます。 • 今年度の異動は、6月の予定が5月中に早ま ることになったということで、異動についての ヒアリングがありました。仕事でとっても辛い 時期が過ぎてしまった ので、「やっぱりシンド イか?」と聞かれても、「いやっ、大変ではあ りますが、大丈夫です」と答えてしまい、もう 少し言っておけば良かったとも思いまし た。 • 私の担当の上司はかなり休みがちで、「あぁ、休もう と思えばこんなに休めるのだなぁ」と知った次第です が、3月で退職された人の引継ぎはこの上司が聞い ているはずなのに、結局私がやってしまっている(置 いておいた方がいいのかなぁ)ような状況もあり、仕 事量の不均等は感じているのですが、今日、たまた ま給料表をもらいに行ったら、その上司の給料表が 見えてしまったのです!そしたら、私のちょうど倍 だったのです!扶養家族がいて大変だとは思うけ れど、ちょっとフンガイしてしまいました。 • 今朝、開館準備作業中に私達係員同士で「どうした もんでしょうね」となり、とりあえず上層部に判断を託 しました。 利用を制限する・制限しない、どちらにしても館とし ての方針をきちんと説明できないといけないわけで す。 しかし、今日は土曜日で半数出勤、しかも最も頼り になる上司がいないよ。 今日いる上層部は行政畑の人達なので、図書館の 役割を踏まえた判断ができるかな。ちょっと心配し てしまいました。 • 上司は今日も休みでした。土日を除けば何連 続や?完全にやる気切れてるな。 病気理由から「離せない用事」に変わった。 • 今日依頼があった、ユニバーサルデザインの 見学、六年生、断るみたい。クーッ!なんぼ でも暇な酔いどれ図書館員が相手したるの に。 やり方があるのに、リスクを大きく見るのね。 • 将来、図書館て使えるかもって思ってくれる かもしれない子どもたちより、朝から晩まで雨 露をしのぐ生活の場になってる大人を優先す るのね。へぇー、そうか、そうか。 朝から晩まで雨露をしのぐ大人の利用を疎外 する気はないけど、それを毎日許す(実績に あげる)なら、少々うるさくしたって、初めて来 るこどもが短時間うるさくすることに目をつ むったってもいいやんか! • 酔いどれ図書館員がうるさくしたら注意する よ! 図書館の恐いおばちゃんになるのに! イライラするわっ! • 今日は、またまた上司がドタキャン休暇だっ たので、出張だったのだけれど3時からお客 さんが打ち合わせに来るので、巻きマキマキ マキ!で二時半に帰るものの、すでにお客さ んが来ており(60歳過ぎると、そういうものな のか?)打ち合わせを一人で済ませて、その 他の仕事も済ませて帰宅。 ね、上司への非難と、掃除のおばちゃんへやっ かみ、某府民への愚弄が満載でした。 おしまい
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