ILCグループからの予定と要望 2008 5/22 @ 浜松ホトニクス 魚住 聖 (神戸大学) 今年度の予定 • 2008年9月に行われるビームテストに向けたMPPCの研究 – ~2500チャンネルからなるカロリメータプロトタイプを 製作し、より高エネルギーの粒子を用いて性能を評価 する予定。 – 2500のMPPCの性能ばらつきをおさえておく必要がある。 特に今回は応答曲線のばらつきも重要。 • 全数についてゲイン、ノイズレートを測定 • 100サンプル程度について応答曲線を測定、ばらつきを評価 – 同時に、応答曲線自体の理解も重要。 • MPPCの応答シミュレーション • クロストーク、アフターパルスの影響 • 長期安定性、耐久性も今年度のうちにおさえたい。 • 放射線耐性の研究 20サンプルの応答曲線のばらつき 20 samples Mean: 2072 RMS : 44.25 (~2%) 有効ピクセル数 • 筑波大で測定中 • ~2%のばらつきは、大部分が測定自体の誤差によるもの? • 測定系の改良をした上で、~100サンプルを測定する予定 ILCグループからの中期的な要望 カロリメータでの使用のためには、正確な光量測定が安定してできる センサーを目指したいです。 1. ダイナミックレンジの増大 – – 2. 3. 4. 5. 開口率を極力保ちつつピクセルサイズを小さくする方向が望ましいです。 1.2 x 1.2 mm2に ~5000 ピクセル程度を目標にしたいです。 ブレークダウン電圧の温度依存性の改善 光子検出効率の電圧依存性の改善 放射線耐性の改善 性能の個体ばらつきの改善
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