幻灯片 1 - 西安交通大学教育资源共享网

1. 筆者夫妻はどういう気持ちで中国を旅行したか、読
み取りましょう。
2. 筆者はこの旅行で会いたいと思っていた友人に、ど
ういう気持ちを抱いたか考えましょう。
晩秋の中国で
矢満田 智康(やまた ともやす)
私が自分の生まれた中国を妻に見せたいと最初に思い
立ったのは、いつのことだったろう。解放後の中国を初
めて訪れたのは1984年だったから、その時からだとする
と、あれからもう8年の歳月が流れたことになる。92年
11月中旬、小雨に煙る滑走路に黄色いプラタナスの葉が
舞う北京空港に着いたときの感慨は格別であった。振り
向けばそこに、初めて同行した妻が中国の大地を踏んで
立っていた。
その国の人の心を知るには、その国の言葉を使い、そ
の国の人たちと同じものを食べるのが早い。私たちは、
北京と西安を訪ねたこの旅ではホテルや高級レストラン
での食事をできるかぎり少なくして、屋台や小さな食堂
出かけた。
両者を比べると、値段はサイン一つですむホテルのほ
う が 上 等 だ が、味 は 、 ウエストを絞った派手な旗袍
(チャイナドレス)の女性はいなくとも、粗末な腰掛で食
べた屋台のほうが例外無しに上等だった。私たちは両替
を面倒がらずにたびたび外出し、ホテルの食事をわざと
無視した。
シルクロードの出発点の西安では、回族の屋台にも首
を突っ込んだ。どんぶりに硬いパンをちぎって入れ、と
ろみをつけたごった煮をかけた朝食だ。心持ち塩辛かっ
たものの、ほどよく効いたこしょうの味が、はるかなる
西域の空へ誘うが如く臓腑に染みた。
日本では「名物にうまいもの無し」と言う。著名な宮
廷料理から屋台の食事までを味わった経験に基づく感想
として、私は生意気のようだが、「屋台には高級レスト
ラン以上の味がある」という結論を得た。
その昔、唐の詩人は「西のかた陽関を出づれば故人無
からん」と歌って、別れの酒をさらに1杯友に勧めた。
妻を案内して通訳のいない旅に出発したときの私の気持
ちも、安西へ向かう元二の心細さに似ていたかもしれな
い。だが、私たちは西安で初対面の友人の笑顔に温かく
迎えられ、伝統あるギョーザ館で乾杯のコップを空けた
そしてこの出会いは、中国における日本語教育に取り組
むまでに発展した。
一方、北京では4年前に取材した老人を漢方薬店に訪
ねたが、そこに座っていたのは見知らぬ人だった。私が
再び会いたいと待ち望んでいた人は、退職してすでに遠
い地へ行ってしまったという。私は、「年年歳歳花相似、
歳歳年年人不同」と記した紙切れを応対してくれた少女
に渡し、後ろ髪を引かれる思いで立ち去るほかなかった。
会えた人、会えなかった人へのさまざまな思いを旅情
に彩られた悠久の大地に残して、私たちは帰国の途に就
いた。もしも旅行社が主催した団体旅行だったら、名所
を見るだけで、こんな意義深い旅はできなかっただろう。
それもこれも、自由な個人旅行のおかげであった。
子供のころ、この国の人たちと日本人のゆがんだ関係
を目のあたりにした私にとって、中国訪問は懐旧の念を
満たすだけの旅ではなく、不幸な歴史を未来への戒めに
結びつける機会でなくてはならない。妻が、この国の
人々と同じものを食べた経験を通してすっかり中国びい
きになってしまったのは、私の望外の収穫であった。中
国を正しく理解する日本人が1人増えたのである。
出典:本文は『大学日語4』(高等教育出版社)所収
の「晩秋の中国で」の一部。
注釈
1. プラタナス(ラテン語platanus):法国梧桐。
2. ごった煮(に) :杂和汤。杂烩。这里指胡辣汤。
3. 「名物にうまいもの無し」:名不副实,徒有虚名。
4. 「西のかた陽関を出づれば故人無からん」:出自唐代
诗人王维的《送元二使安西》诗中的“劝君更尽一杯
酒西出阳关无故人” 。
5. 「年年歳歳花相似、歳歳年年人不同」:出自唐代诗
人刘希夷的《代悲白头翁》中的诗句。
単語リスト1
思い立つ(おもいたつ)④ [他五]想起要(做),决心要
(做)
*解放(かいほう)◎
[名・他サ]解放;摆脱(束缚、
羁绊)
歳月(さいげつ)①
[名]岁月
*中旬(ちゅうじゅん)◎
[名]中旬
小雨(こさめ)◎
[名]小雨
煙る(けむる)◎
[自五]模糊不清,朦胧;冒烟
滑走路(かっそうろ)③
[名]飞机,跑道
プラタナス ③
[名]法国梧桐
舞う(まう)② ◎
[自五]飘舞,飞舞;舞蹈
感慨(かんがい)◎
[名]感慨
*格別(かくべつ)◎
[名・形动・副]特别,格外
*振り向く(ふりむく)③
[自五]回头,回头看;回顾
大地(だいち)①
屋台(やたい)①
*サイン①
*上等(じょうとう)◎
ウエスト◎
*粗末(そまつ)①
*腰掛(こしかけ)③
*例外(れいがい)◎
*わざと①
*無視(むし)①
シルクロード④
回族(かいぞく)①
[名]大地,陆地
[名]摊子,货摊子,摊床
[名]签字,签名;(打)信号,
(送)暗号
[名・形动]上等,高级;
很好,优秀
[名]腰,腰部,(衣服的)腰身
[形动]粗糙,不精致;简慢;
不珍惜
[名]椅子,凳子
[名]例外
[副]故意,特意
[名・他サ]无视,忽视,不顾
[名]丝绸之路
[名]回族
*突っ込む(つっこむ)③
*ちぎる②
[他五]冲入,闯入;深入
[他五]撕碎,弄碎;揪下,
揪成小块
とろみ②
[名]勾芡
ごった煮(ごったに)◎
[名]杂和汤、烩菜
*塩辛い(しおからい)④
[形]咸
はるか①
[形动・副](空间、时间、程
度)远的,遥远的
西域(せいいき・さいいき)◎
[名]西域
臓腑(ぞうふ)◎
[名]内脏,腑脏
ほどよい③
[形]适当,恰好;含糊
*名物(めいぶつ)①
[名]著名特产;著名人物
著名(ちょめい)◎
[名・形动]著名,有名,出名
宮廷(きゅうてい)◎
[名]宫廷,皇宫
*味わう(あじわう)③
*生意気(なまいき)◎
唐(とう)①
*詩人(しじん)◎
*友(とも)①
初対面(しょたいめん)②
出会い(であい)◎
*取り組む(とりくむ)③
取材(しゅざい)◎
見知らぬ(みしらぬ)◎
再び(ふたたび) ◎
紙切れ(かみきれ)◎
*記す(しるす)②
*応対(おうたい)◎
[他五]品尝;玩味;体验
[名・形动]骄傲(自大),
狂妄,傲慢
[名]唐朝
[名]诗人
[名]友人,朋友
[名]初次见面
[名]相逢,不期而遇
[自五]致力,努力,专心致志
[名・自他サ]取材;采访
[连体]未见过的
[副]再,再次,又
[名]纸条,纸片
[他五]写,记,记载
[名・自サ]应对,应答;
後ろ髪を引かれる
立ち去る(たちさる)◎
旅情(りょじょう)◎
彩る(いろどる)③
悠久(ゆうきゅう)◎
*もしも①
*主催(しゅさい)◎
*団体(だんたい)◎
歪む(ゆがむ)③
目の当たり(まのあたり)
懐旧(かいきゅう)◎
应酬,接待
[词组]牵肠挂肚,恋恋不舍
[自五]走开,离开
[名]旅情,旅行中微妙的
心情;旅愁
[ 他 五]装饰 ,点缀;涂上颜
色;化妆
[名・形动]悠久
[副]要是,如果,假使,万一
[名・他サ]主办,举办
[名]团体
[自五]歪斜,歪曲;(心术)不
正
[名]眼前,亲眼
[名]怀旧,念旧,怀念往事
*満たす(みたす)②
*不幸(ふこう)②
戒め(いましめ)◎
*ひいき①
望外(ぼうがい)◎
[他五]充满,装满;满足
[名・形动]不幸;(亲人)去世
[名]戒,劝戒,规劝;教训
[名]偏袒,袒护,偏爱;
关照,照顾
[名]望外,意外
1. できるかぎり
・他人ばかり頼っていないで、君自身もできるかぎり努力
する必要があるよ。
・せっかくの外国旅行だから、できるかぎり多くの都市へ
行ってみよう。
・会場が広いので、できるかぎり大きな声で話さないと全
員に聞こえない。
・健康のためには、できるかぎり車を使わず歩いたほう
がいい。
2. わざと
・わざと足を出して走ってきた友達を転ばせた。
・子供とゲームをするときは、わざと負けてやることも必
要だ。
・わざとやったんじゃないんだから彼を許してあげたら?
・星空があまりにも美しかったので、わざと遠回りをして
帰った。
3. はるか
・娘の乗った飛行機は、はるかなるロンドンをめざし
て、青空に舞い上がった。
・はるかなる故郷の友から届いた手紙が、留学生寄宿
舎の私の机に置かれていた。
・化石は、はるかなる昔、このあたりが海の底だった
頃のことを私たちに語っている。
・6000キロの彼方、はるかなるアマゾンの河口へたど
り着くのは、いつの日であろう。
4. 生意気
・学生のくせに、生意気だね。
・彼は小学生のころ生意気なことを平気で先生に言っ
ては叱られていた。
・うちの息子も5歳になったら、急に生意気なことを
言い出したよ。
・生意気なことを言っても、あの先輩は許してくれる。
・入社したばかりなのに、こんな仕事は簡単だと上司
に生意気を言って、怒られたそうだ。
5. 再び
・最初は仕方がないが、再び同じ失敗はしないように
気をつけなさい。
・彼は10歳のときに故郷を離れて以来、生涯再び故郷
で生活することがなかった。
・オリンピック会場に再び国歌が流れた。2つ目の金
メダルだ。
・お互いに長生きをして、いつか再びこの国で会いま
しょう。
6. もしも
・もしも私が30分以上遅れたら先に行ってくださって
結構です。
・たぶん大丈夫だと思いますが、もしも故障したら連
絡してください。
・もしものときのために保険に入っておいたほうがい
いですよ。
・「母にもしものことがあったら」と思うと心配で気
が休まらない。
・もしも家が買えるなら、富士山の見える洋館がいい。
・もしも僕が君の立場だったら、参加しないと思う。
7. 目のあたり
・悲惨な交通事故を目のあたりにしてから、運転する
のが嫌になった。
・首相は現地に着いて、地震の被害状況を目のあたり
にし、当面の対策を立てた。
・彼は火の海から妹を救い出してくれた消防士の活躍
を目のあたりにして、自分も消防士になろうと決心
した。
・ベルリンの壁が崩れていくのを目のあたりにしなが
ら記事を書いたのは一生の思い出だ。
1. ~如し
▲比況を表す文語の助動詞で、口語の「ようだ」にあた
る。活用形には連用形「如く」、連体形「如き」があ
る。
・光陰矢の如し。
・日本の和風住宅の室内は、たいていこの障子や襖で
仕切られていて、それらを全部取り外すと、家じゅ
うが「ひと部屋」の如き状態になる。
・桜の花びらは吹雪の如く散って、たちまち道を白く
染めた。
・老人は十年一日の如く、今朝も6時きっかりにラジ
オ体操を始めた。
・彼女はとっくに知っているはずなのに、まったく聞
いたことがないかの如き顔をしていた。
2. ~に基づく
▲根拠などを提示するために用いる。
・両親に反対されたが、私は自分の考えに基づいて留
学を決意した。
・政策の決定には、世論調査の結果に基づいた判断が
大切である。
・教科書に基づいて試験問題が出された。
・長年の経験に基づいた判断でも、時には誤ることが
ある。
・この映画は実際にあったことに基づいて作られたか
ら迫力がある。
3. ~無しに
▲動作を表す名詞に付いて、その動作をしないで何かを
するという意味を表す。
・この山は、冬は届け出無しに登ってはいけないこと
になっている。
・遅れてきたので練習無しにいきなり演奏したが、な
んと優勝してしまった。
・断り無しに外泊したために、寮の規則でトイレの掃
除を1週間やらされた。
・研究会では、前置き無しに本題に入らないように、
分かりやすい発表を心がけてください。
・田中さんは忙しい人だから、約束無しに君と会った
りはしないでしょう。
4. ~おかげだ
▲望ましい結果になった原因を述べるのに用いる。
・この事業が成功したのは、みんなが協力して頑張っ
たおかげだ。
・今日たくさん洗濯できたのは、三日ぶりに晴れてく
れたおかげだ。
・高速道路が完成したおかげで、遠い海の魚も新鮮な
うちに食べられる。
・クラスメートの励ましのおかげで彼女は予定より早
く退院して教室に姿を現した。
▲時に皮肉を込めて使う場合もある。
・切符は買えず、ひどい目に遭ったのは、君が間違っ
た電話番号を教えてくれたおかげだよ。
5. ~とすると
▲活用形の終止形を受けて、「仮にそれが事実だと考え
た場合」、「このような状況をふまえると」という意
味を表し、前件を仮定条件、確定条件として、後件の
判断を示す。
・去年あの梅が咲いたのは3月末だったとすると、今
年ももう咲くころだ。
・妹はいつも春節の1週間前には家へ帰ってくるから、
今年も例年と同じだとすると、今日あたり顔を見せ
るだろう。
・弟が学校の帰りに図書館へ寄ってくるとすると、帰
宅するのは6時ころになるだろう。
・米は洗ってから20分後に炊いた方がおいしいとする
と、ぼつぼつ洗わなくちゃ。
・列車が不通になったのは、彼女が乗ってからだとす
ると、車内に閉じ込められて困っているのではない
だろうか。
1. 本文を読んで、次の質問に答えなさい。
(1) 私が「北京空港に着いたときの感慨は格別であっ
た」とあるが、どうしてか、その理由を述べなさ
い。
(2) 私は「屋台や小さな食堂」を利用したが、どうし
てか、その理由を答えなさい。
(3) 「名物にうまいもの無し」ということわざの意味
を説明しなさい。
(4) 「年年歳歳花相似、歳歳年年人不同」の意味を日
本語で説明しなさい。
(5) 「不幸な歴史を未来への戒めに結びつける機会」
とはどういうことか答えなさい。
2. 次の下線部のカタカナは漢字に、漢字には読みがな
をつけなさい。
(1) 会 議 は 学 校 の シ ュ サ イ で 盛 大 に 行 わ れ た 。
(
)
(2) 彼 女 が 作 っ た 料 理 の 味 は 格 別 だ っ た 。
(
)
(3) あの町のメイブツのお菓子は観光客に好まれてい
る。(
)
(4) 上等のワインは、びっくりするほど値段が高い。
(
)
(5) 「どうもごちそうさまでした。」「どういたしま
して。おソマツさまでした。」(
)
(6) 規則を押し通すばかりでなく、時には例外も認め
てくれなくては人間味がない。(
)
(7) 赤信号をムシして道路を渡り、事故に遭ったのだ
から、君の方が悪いよ。(
)
(8) 私は運に恵まれなかったが、自分の人生を不幸だ
と思ったことはない。(
)
(9) 学生諸君の明るいミライをお祈りして、私のごあ
いさつといたします。(
)
(10)今年の冬は大雪だったので、来年の収穫は期待で
きる。(
)
3. 次の(
)に平仮名を一つずつ書き入れて、文を完
成させなさい。
(1) 大 学 (
)卒業して早くも5年の歳月(
)
流れた。
(2) 見 渡 す (
)(
)(
)一面の銀世界で
ある。
(3) 私 は 遠 足 の 行 き 先 に (
)(
)(
)、
「提案はありませんか」とたずねた。
(4) そのときの失敗の悔しさは今でも心(
)刻ま
れている。
(5) 私(
)(
)そんなことは絶対しませんよ。
(6) あなたが行かなく(
)(
)私は行きます。
(7) してはいけないと知っていながら、わざ(
)
するなんて、どういうつもりですか。
(8) 彼の言うとおり(
)すれば、間違いがないで
しょう。
(9) 部長の提案(
)基づいて契約を結んだ。
(10)中国の目覚ましい発展ぶりを目のあたり(
して彼は目を丸くした。
)
4.次の文の
のことばと同じ意味の使われ方をし
ているものはどれか、a~dの中から一つずつ選びな
さい。
(1) …古い建物の多いこの町には依然として都市計画
らしいものが存在せず、…
a.今日は春らしい天気だ。
b.天気予報によると明日は雨が降るらしい。
c.あの子はひどいいたずらばかりして、本当に憎
らしい。
d.彼女が受けた就職試験は、残念ながら不合格
だったらしい。
(2) その国の人の心を知るには、その国の言葉を使い、
その国の人たちと同じものを食べるのが早い。
a.この町には大学が10以上もあります。
b.この問題は私にはむずかしすぎます。
c.そのホテルに泊まるには予約をとる必要があり
ます。
d.行くには行くが、彼を説得できるかどうかは分
からない。
(3) 後ろ髪を引かれる思いで立ち去るほかなかった。
a.白い線がきれいに引かれて明日の運動会の準備
が完了した。
b.私の出勤をいやがって泣くわが子にセーターの
袖を引かれ、ころびそうになってしまった。
c.彼のやさしさに引かれて、怜子さんは結婚を決
意した。
d.おじいさんの語る西遊記のおもしろさに引かれ
て、いつも夜遅くまで聞いてしまう。
(4) 妻が、この国の人々と同じものを食べた経験を通
してすっかり中国びいきになってしまったのは、
私の望外の収穫であった。
a.黄浦江の下にトンネルを通してから、交通が以
前よりずっと便利になった。
b.書物を通して私たちは多くのことを知ることが
できる。
c.博士号選考委員会は彼の論文を優秀と認めて通
した。
d.守衛は私の乗っているタクシーを通してくれた。
(5) あれからもう8年の歳月が流れた。
a.その川にはきれいな水が流れている。
b.汗が滝のように流れた。
c.遠くには雲が流れるようにたなびいている。
d.会議が長びいて時間が矢のように流れた。
5. 次の文の
にはどんなことばを入れたらよいか、
a~dから最も適当なものを一つ選びなさい。
(1) 中学生のころは子供っぽい男子に
女子のほ
うがしっかりしているようだ。
a. ひきかえ
b. あたって
c.とって
d.かえって
(2) 困っているとき、真っ先に助けてくれたのは、彼
の友情のあらわれに
。
a. ほかでもない
b. ほかではない
c. ほかならない
d. ほかしかない
(3) この小説は、実際に起こった事件に
描かれ
ているので、多くの人に強い印象を与えた。
a. 限って
b. 反して
c. 対して
d. 基づいて
(4) 試験に合格するには、がんばる
ない。
(5)
(6)
(7)
(8)
a. ばかり
b. だけ
c. しか
d. のみ
以前から述べている
、私は本日で会長を辞
任します。
a. ごとく
b. ものの
c. 例によって
d. 結果
すぐれた教師
こそ、学生に人気があるのだ。
a. である
b. であり
c. であれば
d. だったら
今年は新しい品種を栽培したので、よい天気__
豊作が期待される。
a. とともに
b. というより
c. といえば
d. とあいまって
いろいろ考えた
仕事をやめることにした。
a. ことに
b. だけに
c. すえに
d. かぎりに
(9) 彼が
ごう慢な人かお分かりいただけるで
しょうか。
a. どうも
b. いかに
c. なんとか
d. いずれに
(10)私たちは優勝をかけて力の
戦ったので、負
けても悔いはない。
a. ほどに
b. だけに
c. かぎり
d. あげく
6. 次の(
)に適当なことばを入れて、文を完成させ
なさい。
(1) 夏休み中は(
)に基づいて計画的に研究す
るつもりだ。
(2) 中田君はいい子なのだが、いつもあいさつ無しに
帰るので、(
)。
(3) この研究が成功したの(
)おかげだ。
(4) (
)には、早寝早起きが一番だ。
(5) も し も (
)なら、海辺のマンションが
いいと思う。
7. 次の中国語を日本語に訳しなさい。
(1) 看着那部有趣的电影,我不由得笑出了声。(思わ
ず)
(2) 这个判断是根据过去的经验得出的。(~に基づい
て)
(3) 现在就算再快,也已经来不及了。(~とも)
(4) 没有老师的允许,考试过程中不能离开教室。(~
無しに)
(5) 我能通过考试,是你帮了我大忙。(~おかげだ)
8. 作文
(1) 下記の例文に倣って、2つのテーマから1つ選んで
200字程度の作文を書きなさい。
主題:①古い都である西安
②古い都である北京
関連語句:西周、秦、漢、隋、唐、長安、シルク
ロード、名所旧跡、元、明、清
古い都である蘇州
蘇州は春秋時代に呉が都を置いたころからの都であった。「天
に極楽あれば、地に蘇州・杭州あり」と詠われる景勝地である。市
内を200もの水路が流れ、さらにそこにかかる橋は大小163にもの
ぼる。このため「東洋のベニス」とも呼ばれる。明から清代のこ
ろが最盛期で、当時の人口は100万を超えた。また、絹の生産地と
して世界にその名を広め、伝統工芸品としても絹製品が有名だ。
名所旧跡は留園、拙政園、獅子林、西園、寒山寺がある。(199字)
(2) 関連資料を調べて、300字程度の礼状を書きなさい。
主題:旅行中お世話になったお礼
構成:①安否、感謝のあいさつ
②感謝の意の表明
③結びのあいさつ
関連語句:無事、帰国、案内、招待、世話、感謝
関連文型:①~ますます~のこととお喜び申し上
げます。
②~にあずかり、心から感謝いたし
ます。
③まずは~お礼まで。
単語リスト 2
星空(ほしぞら)③
[名]星光闪耀的天空
青空(あおぞら)③
[名]蓝天,晴空
舞い上がる(まいあがる)④
[自五]飞舞,飞扬
化石(かせき)◎
[名]化石
彼方(かなた)①
[代]彼方,那边
*底(そこ)◎
[名]底;最低处,限度;
内心,心底
*入社(にゅうしゃ)◎
[名・自サ]进入公司(工作)
上司(じょうし)①
[名]上司,上级
国歌(こっか)◎
[名]国歌
長生き(ながいき)③
[名・自サ]寿命长,长寿
洋館(ようかん)◎
[名]西式房屋,西式建筑
悲惨(ひさん)◎
[名・形动]悲惨,凄惨
現地(げんち)①
当面(とうめん)◎
対策(たいさく)◎
消防士(しょうぼうし)③
*活躍(かつやく)◎
[名]现场;当地,现在居住地
[名・自サ]目前,当前;面临
[名]对策
[名]消防员
[名・自サ]活跃
単語リスト 3
光陰(こういん)◎
矢(や)①
和風(わふう)◎
*住宅(じゅうたく)◎
室内(しつない)②
*襖(ふすま)◎
仕切る(しきる)②
取り外す(とりはずす)◎
[名]光阴
[名]箭
[名]日本式,日式风习;和风
[名]住宅
[名]室内
[名]隔扇,拉门
[他五]隔开,间隔开;结账
[他五]拆卸,拆开
花びら(はなびら)③
[名]花瓣
吹雪(ふぶき)①
[名]暴风雪
*決定(けってい)◎
[名・他サ]决定
世論(よろん)①
[名]舆论
迫力(はくりょく)②
[名]扣人心弦
届け出(とどけで)◎
[名]申报,呈报
*演奏(えんそう)◎
[名・他五]演奏
外泊(がいはく)◎
[名・自サ]外宿,在外过夜
研究会(けんきゅうかい)③
[名]研究会
*高速道路(こうそくどうろ)⑤
[名]高速公路
*梅(うめ)◎
[名]梅
春節(しゅんせつ)◎
[名]春节
*帰宅(きたく)◎
[名・自サ]回家
*炊く(たく)②
ぼつぼつ①
[他五]煮(饭);烧;焚(香)
[副]稀稀落落;渐渐,一点一
点
*不通(ふつう)◎
[名]不通;不通信;不来往
閉じ込める(とじこめる)④ [他下一]关在里面
単語リスト 4
盛大(せいだい)◎
押し通す(おしとおす)③
人間味(にんげんみ)◎
赤信号(あかしんごう)③
諸君(しょくん)①
*一面(いちめん)◎
銀世界(ぎんせかい)③
*遠足(えんそく)◎
[形动]盛大,隆重
[他五]贯彻,坚持到底
[名]人情味
[名]红灯信号
[名・代]诸君,各位
[名]一面,另一面;满
[名]白雪皑皑的雪景
[名・自サ]郊游,徒步旅行
行き先(ゆきさき)◎
*刻む(きざむ)③
*契約(けいやく)◎
*憎らしい(にくらしい)④
不合格(ふごうかく)②
説得(せっとく)◎
選考(せんこう)◎
*委員会(いいんかい)②
守衛(しゅえい)
*滝(たき)◎
たなびく③
*長引く(ながびく)③
*真っ先(まっさき)③
本日(ほんじつ)
[名]目的地,去的地方
[他五]刻,雕刻;剁碎;铭刻
[名・他サ]契约,合同
[形]可憎,可恨,讨厌
[名]不及格
[名・他サ]说服,劝导
[名・他サ]选拔,诠衡
[名]委员会
[名]门卫,守卫
[名]瀑布
[自五](云、烟、霞等)缭绕,
飘摇
[自五]拖长,拖延
[名]最先,首先,最前面
[名]本日,今日
悔い(くい)①
早寝(はやね)②
[名]懊悔,后悔
[名]早睡,提前就寝
チャレンジ 1
国を担う若者
小出 湧三(こいで ゆうぞう)
名古屋発西安行きの飛行機は夜、西安国際空港に着く。
(A)(
)びっくりしたのは高速道路(a)(
)され、
ほんの30分程度で市内に入ったことだ。以前は小1時間
かかっていた。また市内に入るととても明るい。以前は
薄暗くて何があるか分からない状態であった。
朝起きてホテルの階上から見ると、たくさんのビルが
林立している。それも20階建て、30階建てのビルである。
こんなに大きく発展するとは思わなかった。ここ数年の
間に西安は大きく変貌している。
以前は夜7時過ぎになると辺りは暗くなった東大街も
今はかなり遅くまでネオンが輝き、明るい。人波もある。
若者が闊歩している。若者の服装も垢抜けしている。実
に軽快である。(1)何かすごい力がうごめいているように
思える。
建造物の大きな変化と若者の希望にあふれた往き来が
この西安を象徴している。(B)(
)中国は21世紀を担
う大国に発展するだろう。今、中国は国を挙げて経済発
展に努力している。交通網は鉄道、高速道路、
(C)(
)航空路線の(b)(
)、発電所の建設と電力の
(c)(
)、21世紀を担う人材育成を期する教育改革な
どなど、大きく変貌を遂げようとしている。実に力強さ
を感じる。
現代の若者が希望を持って学習、勉学に励み、多くの
国々へ進出している。多くの国々でその国の若者と交わ
りを豊かにしている。この豊かな人間関係が、21世紀の
中国を大きく突き動かしていくだろう。
若者が未来を象徴しているように、中国もまだ若く、
21世紀の輝ける世界の象徴なのである。
出典:本文は筆者が本教科書のために書き下ろしたも
の。
練習問題
1. 空欄(A)・(B)・(C)を補うのに最も適切なことばを次
の中から選びなさい。
(A) a. つまり
b. したがって
c. すなわち
d. まずただし
(B) a. しかし
b. やがて
c. にもかかわらず d. かなり
(C) a. それも
b. たぶん
c. さらに
d. おそらく
2. 空欄(a)・(b)・(c)を補うのに最も適切なことばを次
の中から選びなさい。
(a) a. 整備
b. 設置
c. 装備
d. 運営
(b) a. 解決
b. 必要
c. 建設
d. 充実
(c) a. 製造
b. 確保
c. 増加
d. 発達
3.傍線部(1)の「何かすごい力がうごめいているように
思える」とはどのようなことを言ったものか。次の中
から最も適切なものを一つ選びなさい。
a. 様々な変化が生じて、大きなことを動かしそう
な力が活発に動き出しているのを感じる。
b. 大きく発展しそうな力が活発に動いている様子
がはっきりと見える。
c. 活発に動いている様子がはっきり見える。将来
はさらに発展すると思う。
d. 活発な行動が始まるのは、まだこれから先のこ
とだと思う。
4.筆者の言いたいことは何か。次の中から最も適切な
ものを一つ選びなさい。
a. 西安の町の姿が大きく変貌したことに驚いた。
b. 中国の若者が多くの国へ進出して交流しているの
はすばらしいことだ。
c. 21世紀には中国がさらに大きく発展していくにち
がいない。
d. これからの中国は交通網を発達させ、発電所を建
設することが一番大事だ。
5.本文の要約を100字以内でまとめなさい。
チャレンジ 2
「楓橋夜泊」の寒山寺
蘇州で観光地と言えば、やはり寒山寺が一番有名だ。
蘇州市の西5キロの楓橋鎮にあり、江南運河がそのそば
を流れる。寒山寺は南朝・梁の天監年間(502~519)に建
立され、すでに1500年に近い歴史がある。境内はさほど
広くなく、寺の建築様式も素朴で飾り気がない。
唐・宋の時代、蘇州一帯の寺には、一夜を前半と後半
に分ける夜半に「定夜鐘」と呼ばれる鐘を鳴らすしきた
りがあった。寒山寺の中にも青銅の鐘があり、あたりに
朗々たる響きをひびかせていた。千古の絶唱と言われる
張継の詩は、これから生まれた。
張継は、博学多識の人で、その詩には自然で美しいも、
のが多く、とりわけ七言絶句に秀でていた。ある日船に
乗って蘇州を通り、寒山寺近くの楓橋のたもとで船泊ま
りした。時あたかも晩秋、そこはかとない孤愁の思いに
駆られてつづったのが、あの「楓橋夜泊」だった。
月落烏啼霜天に満つ
江楓の漁火 愁眠に対す
姑蘇城外寒山寺
夜半の鐘声 客船に到る
秋の夜の寒山寺の情景を印象的に描きながら、ひとり
悩む旅人の寂しさをうたったこの詩は、古くから今日に
至るまで、中国から日本に、さらに東南アジアや欧米に
まで伝わり、寒山寺の名を内外に知らせた。
寒山寺には雄大なものとか豪華なものはなく、蘇州の
山河や人と同様、淡白で優雅な雰囲気の中に清新さを漂
わせている。張継の詩、美しい伝説、神秘の銅鐘、すぐ
れた碑刻などが、寒山寺の名をいやが上にも高めている。
出典:本文は『人民中国』(1999年7月号.人民中国出
版社)に掲載された「‘楓橋夜泊’の寒山寺」から抜粋
したもの。
練習問題
1. 本文を読んで、寒山寺の歴史について、簡単に説明
しなさい。
2. 漢詩「楓橋夜泊」を暗唱しなさい。
3. 漢詩「楓橋夜泊」の果たした役割を簡単に説明しな
さい。
4. 寒山寺の特徴を述べなさい。
5. あなたの知っている寺の歴史とその特徴を述べなさ
い。
中国と日本の歴史的・文化的関係
日本の文化は、中国文化の影響を受けたものも多いが、
それ以外の地域の文化も、中国を通じて日本に伝えられ
たものが少なくない。
紀元前3~2世紀に、中国から稲の種が稲作技術ととも
に伝えられた。
5~6世紀に、漢字が朝鮮を経由して日本に伝えられた。
6世紀に、儒教も伝えられ、日本人の道徳や生活観に
大きな影響を及ぼした。
7世紀には、日本から隋や唐に使者を出し、また多く
の留学生を送った。この使者や留学生が中国の制度、文
物を伝えた。その中に西域から中国に伝来したものも含
まれていた。
9~10世紀に中国と日本の間で僧侶の往来があり、日
本の仏教を発展させた。この間、日本の建築、美術、工
芸についても中国の影響が大きかった。
12世紀以後、宋、明との間で貿易が行われた。
晚秋时节在中国
我最初想到要让妻子看看我的出生地中国,是什么时
候呢?初次访问解放后的中国是在1984年,从那时算起已
经过去8个春秋。1992年11月中旬,当飞机在蒙蒙细雨中
抵达北京机场时,我望着机场跑道上的法国梧桐树叶随风
飘舞,别有一番感慨。回想起来,这是初次与同行的妻子
站在中国的土地上。
要了解一个国家的民情,最简便的方法就是使用那个
国家的语言,和那里的人吃同样的东西。这次访问北京和
西安,我们尽量少在宾馆和高级饭店吃饭,更多的是去小
吃摊和小饭馆。
两者相比,签字就行的宾馆只有价格高级,若要论味
道,虽然没有穿着束腰的华丽旗袍的服务小姐,但坐在粗
糙的凳子上吃的小吃摊的食品,无一例外都是上等的。
于是我们不嫌换钱麻烦,时常外出,有意地冷落了宾馆的
菜肴。
在丝绸之路的起点西安,我们还去了清真小吃摊,吃
了一顿把硬馍掰成碎块放在碗里,再倒入勾芡的菜汤的早
饭。虽然稍微有点咸,但恰到好处的胡椒味好像把我的心
引向了遥远的西域,渗透了我的五脏六腑。
日本有句话叫“盛名之下,其实难副”。我们从宫廷
菜肴到小吃摊的饭菜都品尝到了,虽然有些不恭,仅就本
人亲身体验,可以得出“小吃摊的味道比高级饭店更胜一
筹” 的结论。
从前,唐朝诗人曾吟诵“西出阳关无故人”,劝朋友
再喝一杯离别的酒。我带着妻子踏上不带翻译的旅程时的
心情,同远赴安西的元二不安的心情一样。但在西安,初
次见面的朋友热情地接待了我们,在一家老字号的饺子馆
里喝干了杯中酒。而且此次相逢,还使得我们一起致力于
中国的日语教育工作。
另外,在北京,我还去中药店拜访了4年前采访过的
一位老人。但是坐堂的已经不是那位老人了。据说我期待
重逢的人退休后去了遥远的地方。我只好将写着“年年岁
岁花相似,岁岁年年人不同”的字条交给接待我们的少女,
恋恋不舍地离去。
我们踏上回国的旅途,把对相逢的人和未能重逢的人
的思念留在了由旅愁点缀的悠久的土地上。如果是旅行社
组织的团体旅行,只能游览名胜,旅行的意义不可能如此
深刻。这一切均得益于这次自由的个人旅行。
我小时候亲眼看到了中国人和日本人的不正常关系。
对我来说,访问中国并非只是为了达成怀旧的宿愿,而且
还应该是把不幸的历史和对未来的儆戒联系起来的机会。
妻子通过与中国人吃同样食品的体验,完全喜欢上了中国,
这是我意外的收获。因为又增加了一位能正确理解中国的
日本人。
托起祖国的年轻一代
由名古屋飞往西安的飞机,晚上到达了西安国际机
场。
首先,令我感到吃惊的是,高速公路已经建好,仅用
30分钟便可进入市内;以前是要花将近一个小时的。而
且,进入市内后灯火通明;过去则是昏暗一片,看不清楚
有什么东西。
早晨起床之后,我从宾馆的楼梯上望去,周围高楼鳞
次栉比。都是些二三十层的大厦。我没有料到这几年西安
发展得这么快,真是旧貌换新颜。以前晚上7点钟一过,
东大街的灯光就昏暗下来;
现在直到很晚,还是霓虹闪烁,灯火通明。人群中,年轻
人昂首阔步,服装整洁,步履轻快,让人感到他们身上涌
动着某种巨大的力量。
建筑物的巨大变化和年轻人充满希望的脚步,象征着
西安这座城市。不久后,中国可能会发展成为托起21世纪
的大国。如今中国举国上下都在努力进行经济建设,大力
发展铁路、公路、航空等交通事业,建设发电站确保供
电,在培养建设21世纪人才的教育事业等方面,也在轰轰
烈烈地进行改革。让人感到改革的力度。
现代的年轻人满怀希望地学习,并且远赴海外留学,
和许多国家的年轻人频繁交往。这种广泛的人际关系,必
将大大推动21世纪的中国向前发展。
就像年轻一代象征着未来一样,年轻的中国也象征着
21世纪闪亮的世界。
[枫桥夜泊] 寒山寺
说起苏州的观光地,最有名的当数寒山寺。寒山寺位
于苏州城西5公里处的枫桥镇,江南运河的岸边。它建于
南朝梁代天监年间(502~519),已有近1500年的历史。寺
院占地并不很大,建筑风格朴实无华。
唐宋年间,苏州一带的寺院,均有将一夜分为前半夜
和后半夜,在半夜里敲响“定夜钟”的惯例。寒山寺中也
有一座青铜钟,钟声袅袅,萦绕四周。张继的这首千古绝
唱,就是由此诞生的。
张继博学多才,诗文自然秀丽,尤以七绝见长。
一日,他乘船路过苏州,在寒山寺附近的枫桥下夜宿。时
值暮秋,不由得一缕忧愁袭上心头,这正是那首《枫桥夜
泊》。
月落乌啼霜满天
江枫渔火对愁眠
姑苏城外寒山寺
夜半钟声到客船
这首诗鲜明地描绘了秋夜寒山寺的景象,抒发出了孤
独旅者的寂寥心情。这首诗从古流传至今,从中国传到日
本,甚至传到了东南亚及欧美,寒山寺也因此名扬海内外。
寒山寺里没有雄伟或豪华的陈设,和苏州的河山与人
一样,淡泊而优雅的氛围中透着清新。
张继的诗,美丽的传说,神秘的铜钟,出色的碑刻,这一
切都使得寒山寺更加出名。
練習問題
1. 空欄(A)・(B)・(C)を補うのに最も適切なことばを次の
中から選びなさい。
(A) d
(B) b
(C) c
2. 空欄(a)・(b)・(c)を補うのに最も適切なことばを次
の
中から選びなさい。
(a) a
(b) d
(c) b
3.傍線部(1)の「何かすごい力がうごめいているように
思える」とはどのようなことを言ったものか。次の中
から最も適切なものを一つ選びなさい。
a
4.筆者の言いたいことは何か。次の中から最も適切な
ものを一つ選びなさい。
c
5. 本文の要約を100字以内でまとめなさい。
近代都市に変わった西安の町を行く若者たちは希
望に満ちている。多くの若者は外国へ出かけて交流
を広め、中国の未来を象徴している。この国は発展を
続け、世界に飛躍して、「21世紀は中国の時代」とな
るであろう。(99字)
練習問題
1. 本文を読んで、寒山寺の歴史について、簡単に説明
しなさい。
寒山寺は南朝・梁の天監年間に建立され、すでに
1500年に近い歴史がある。
2. 漢詩「楓橋夜泊」を暗唱しなさい。
月落ち 烏啼きて 霜天に満つ
江楓の漁火 愁眠に対す
姑蘇城外 寒山寺
夜半の鐘声 客船に到る
3. 漢詩「楓橋夜泊」の果たした役割を簡単に説明しな
さい。
張継のこの一首は、目立たない存在だった寒山寺の
名を中国国内のみならず、世界各地にまで広めた。
4. 寒山寺の特徴を述べなさい。
寒山寺には雄大なものとか豪華なものはなく、蘇
州の山河や人と同様、淡白で優雅な雰囲気の中に清
新さを漂わせている。
5. あなたの知っている寺の歴史とその特徴を述べなさ
い。
白馬寺は洛陽市の東にあり、西暦68年に建てられ
た中国最古の仏教寺院である。伝説によると、二人
の僧侶が白馬に経文を積んでこの地にやってきて、
仏教を伝えたという。山門の前には白馬の像が立ち
門をくぐると僧侶の墓がある。境内には、天王殿、
大仏殿、大雄殿といった伝統的な四合院形式による
建築物が並ぶ。
1.本文を読んで、次の質問に答えなさい。
(1) 中国に再び訪れたのは8年ぶりだったし、自分の
生まれた中国を妻に見せることができるから。
(2) その国の人の心を知るには、その国の言葉を使
い、その国の人たちと同じ物を食べるのが早いと
考えているから。
(3) 各地の名物といわれるものには、とかくうまいも
のがない、名は実を伴わないたとえ。
(4) 毎年毎年花は同じように咲くが、人の世は生まれ
る者があれば死ぬものがあったりして、年ととも
に変わる。自然の世界は変わらなくても、人間は
変化するととらえて、人のはかなさをいう。
(5) 日本は、かつての戦争で中国の人民に大きな被害
は与えた。筆者は日本人として、そのことを反省
して、中国と日本の永続的な平和と友好を願って
いる。
2.次の下線部のカタカナは漢字に、漢字にはよみがな
をつけなさい。
(1) 主催
(2) カクベツ
(3) 名物
(4) ジョウトウ
(5) 粗末
(6) レイガイ
(7) 無視
(8) フコウ
(9) 未来
(10)シュウカク
3.次の(
)に平仮名を一つずつ書き入れて、文を完
成させなさい。
(1) を、が
(2) かぎり
(3) ついて
(4) に
(5) には
(6) とも
(7) と
(8) に
(9) に
(10)に
4.次の文の
のことばと同じ意味の使われ方をし
ているものはどれか、a~dの中から一つずつ選びな
さい。
(1) a
(2) c
(3) d
(4) b
(5) c
5.次の文の
にはどんなことばを入れたらよいか、
a~dから最も適当なものを一つ選びなさい。
(1) a
(2) c
(3) d
(4) c
(5) a
(6) c
(7) d
(8) c
(9) b
(10)c
6.次の(
)に適当なことばを入れて、文を完成させ
なさい。
(1) 予定表
(2) いつ帰ったかわからなくて困る
(3) みんなが協力して頑張った
(4) 健康を維持する
(5) 家を買える
7.次の中国語を日本語に訳しなさい。
(1) その面白い映画を見て、思わず声を出して笑った。
(2) この判断は過去の経験に基づいて得られたもので
ある。
(3) 今いくらはやくとも、もう間に合わない。
(4) 先生に許可無しに、試験中教室を離れてはいけな
い。
(5) 試験に合格したのは、まったくあなたのおかげ
です。
8.作文
(1)[参考文例]
古い都である西安
西安は紀元前12世紀から2000年にわたり、西周、 秦、漢、隋、
唐と実に11の王朝の都であった。奈良や京都など日本の古い都は、
この西安をモデルに築かれている。シルクロードの旅は、西安か
ら始まる。最盛期であった唐の時代には長安と呼ばれ、人口100
万人を超える世界最大の国際都市として、東西の文化を集約し、名
実ともに世界の中心であった。名所旧跡は秦の始皇帝陵、兵馬俑、
大雁塔、華清池、鐘楼、小雁塔、青龍寺などがある。(200字)
(2) [参考例文]
旅行中お世話になったお礼
拝啓 先生には、その後お健やかにお過ごしのこととお喜び申
し上げます。
私は本日無事帰国いたしましたので、ご安心ください。
旅行中は終始大変なお世話になり、心から感謝いたしておりま
す。お忙しい中を名所旧跡へのご案内、日本料理のご招待にあず
かり、感謝の気持ちでいっぱいです。
つきましては、お礼のしるしに、当地の名産を心ばかりですが、
お送り申し上げましたので、どうぞご笑納ください。
末筆ながら、今後ご自愛をお祈りいたします。
まずは、お礼まで。
敬具(307字)