集会を開催しなくても決議できる場合 • 次の①②の場合には、集会を開催しなくても、 書面または電磁的方法によって決議すること が認められている ① 書面または電磁的方法によって決議する ことについて、区分所有者全員の承諾が ある場合 ② 決議内容について、区分所有者全員の 書面または電磁的方法による合意が成立 している場合 ① 書面または電磁的方法によって決議すること について、区分所有者全員の承諾がある場合 • 区分所有法または規約の定めにより「集会で決議 しなければならない」とされている事項について、 集会を開催せずに書面または電磁的方法によって 「多数決で決議すること」を区分所有者全員があら かじめ承諾しているのであれば、その通りに決議 することができる • 区分所有者全員の承諾は、集会を開催せずに 書面または電磁的方法によって決議すること (すなわち決議の方法)に対して求められており、 決議自体は多数決で成立する ② 決議内容について、区分所有者全員の書面 または電磁的方法による合意が成立している場合 • 区分所有法または規約の定めにより「集会で決議 しなければならない」とされている事項について、 区分所有者全員がすでに書面または電磁的方法 によって合意しているのであれば、集会を開催して いなくても、集会の決議があったものとみなされる • 区分所有者全員の合意は、決議の内容に対して 求められるのであり、決議の方法に対して求めら れるのではない 書面または電磁的方法による決議 <その他のポイント> • 書面または電磁的方法による決議は、集会の 決議と同一の効力を有する • 決議にかかる書面または「電磁的方法により 作成される電磁的記録」は、規約・集会の議事録 と同様に、これを保管し、利害関係人の閲覧に 供しなければならない • 保管者、閲覧に供する義務、保管場所の掲示に 関しては、規約の保管について定めた第33条が 準用される(罰則規定も同様)
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