GCDの解析

GCDの解析
織田
2007/01/06
問題
• 多重散乱が大きい。
• コモンノイズが大きい。
Multiple scattering

 x 
 rad
1  0.038 ln 
 X 0 

•
•
•
•
•
•
•
•
z=1
13.6 MeV
b=1
0 
p=150MeV/c
pc
x=1cm (だいたいのチェンバー底の厚さ)
X0(Fe)=1.76cm
L=30cm (だいたいのチェンバー底からシンチS2までの距離)
q0=0.067rad
L q0=2cm 大きい
•
他の効果も入れたらS2も使ってトリガーしても、ビームが5cm角のパッド全体に渡って広がっていても
おかしくない。
中心のパッドを通ったイベントだけ抜き出して、その周りのパッドの電荷の和を、目隠しの有り無しで比
べるのが良さそう。
•
q
b
x
z
X0
PDGの26.Passage of
particles through matterから
•
単純にやると検出効率が低くなってしまうから、シミュレーションで電子ビームの広がりを推定した方
が良いだろう。
•
チェンバーの底が厚すぎ。
–
–
•
アルミならX_0=8.9cmだった。
G10ならX_0=19.4cm
ビームのエネルギーが150MeVと低かった。
–
–
1.5GeVなら角度の広がりは10分の1。
2004年は1-2GeVのビームで5mm程度のG10でチェンバーを塞いでいた。
•
•
再びやるなら東北大核理研？
–
•
水分量や真空度は悪かったが、多重散乱の観点からは良かった。
でも高々900MeV電子。広がりは6分の1にしかならない。
チェンバー底の物質量を減らすのが先決。
ビームから見たPADCのチャンネルの
配置
上
青数字：プリアンプボード1
赤数字：プリアンプボード2
• ピンク地の外側の
パッドでコモンノイズ
を評価する。
• 緑地の中心のパッ
ドを電子が通ったイ
ベントを評価する。
• 黄色地の周りの
パッドはチェレンコフ
の評価用。
左
右
8
11
14
12
9
16
15
7
3
2
21
4
25
17
5
26
1
18
24
22
10
6
23
19
20
下
PADC各チャンネル間の相関係数
パルサートリガー
TRIGGER02==1
イベントトリガー
TRIGGER02==0
Common noise
• TRIGGER02==1のときのscatter plotを直線でfitする。
• Common noiseだけを評価するために3.5sigmaで相関
のある部分だけを抽出する。
• 3回繰り返す。
• 外側の15個のパッドのPADCの重み付き平均をコモンノイ
ズとして用いる。
– PADC16はノイズが大きいのでコモンノイズの評価には用いない。
PADCi  aij PADC j  bij
aij  a ji1 
aij  2 N
aij
a ji
a
a
 aik akj
ik
akj
jk
aki
RUN472
赤:a-bar25,i
青:a25,i
k
k
1
 a25, j PADC j
16 jouter
http://www.cns.s.u-tokyo.ac.jp/~oda/aramaki_experiment/analysis/common_noise.C
PADCcommon 
電荷に直す。
• 実験中に取ったキャリブレーションを用いて電荷に
直す。
• コモンノイズを差し引く。
• ペデスタルはイベントデータ自身で評価する。(あと
でやる。)
• 中心の周りのパッドの電荷の和に着目する。
Qi  Ai PADCi  B i


1

qi  Ai  PADCi 
PADCcommon   pi
a25,i


q  p   qi  pi
iintermediate
Ch i
1/Ai [ch/fC]
abar25,I(RUN472)
1
12.15
0.965
2
11.40
0.968
3
11.68
0.976
4
9.18
1.315
5
12.29
0.968
6
11.71
0.947
7
9.31
1.290
8
9.33
1.232
9
11.81
0.860
10
11.55
1.051
11
9.04
1.418
12
9.18
1.247
14
9.72
1.403
15
8.83
1.216
16
9.27
1.422
17
12.85
1.000
18
11.61
0.944
19
12.05
1.050
20
11.83
0.954
21
12.20
1.005
22
11.02
0.998
23
11.81
1.030
24
11.67
1.074
25
12.36
1
26
9.02
1.235
http://www.cns.s.u-tokyo.ac.jp/~oda/aramaki_experiment/calib_1219/
RUN476 目隠しあり
TRIGGER02==0
シンチの情報は何も使っていない
http://www.cns.s.u-tokyo.ac.jp/~oda/aramaki_experiment/analysis/RMS_common.C
(q+p)25>25fCのときの
Sum_{i=intermediate}(q+p)i
RUN472 目隠しなし
TRIGGER02==0
シンチの情報は何も使っていない
(q+p)25>25fCのときの
Sum_{i=intermediate}(q+p)i
有意な差はなさそう。
統計量が足りない。

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