文の成分 文の成分 文の成分:直接にまたは間接に単文や節を 構成する文法単位で、意味と機能から直接 成分、間接成分、独立成分という三つのグ ループに分けられる。 直接成分 述語を中核として直接に述語と文法関係を持 つ文の成分のことである。述語、主語、目的 語、対象語、補語、連用修飾語などがある。 述語 概念 文における人や物の動作、状態、性質などに ついて描写・説明・判断をする部分である。 体言性述語、用言性述語、副詞性述語、格 成分文節述語、複雑な述語 体言性述語 名詞述語、代名詞述語、数詞述語、形式名 詞述語。 体言止めの文は新聞や文学作品の中でよく 見られる。 家に帰ったのは朝の三時。 用言性述語 動詞、形容詞、形容動詞 副詞述語 副詞述語と副詞句述語 苦労はちょっとだ 10時に出勤するとはずいぶんゆっくりだ。 格成分文節述語 「体言+格成分」 この手紙は君にだよ。 勉強はこれからです。 主語 文の主要な直接成分の一つで、よく文の最初 に来るものである。 概念:一般には、述語の表す意味の主体を示 すものと規定されているが、この定義はすべ ての主語をカバーすることができない。 1判断文における判断の主体概念を表す これがぼくの本だ。 2描写文における状態・属性の主体を表す 風が強い。 3存在文における存在の主体を表す 日本は中国の東にある。 4能動文における動作・作用の主体を表す 彼女はもう結婚した。 5受動文における動作・作用の対象を表す 個人の財産は法律によって保護されている。 6使役文における動作・作用の使役者を表す 先生は生徒に本を読ませている。 7依頼表現における依頼者を表す わたしは彼にも来てほしいのです。 目的語 1動作・作用が及ぼす直接の対象を表す おばあさんはテレビを見る 2動作・作用がもたらした直接の結果を表す 洋子は英語で詩を書いた。 3使役文における使役作用の対象を表す 彼はいつも冗談を言って、みんなを笑わせる。 4動作・作用が及ぼす間接の対象を表す 父親は子供に本を与える 対象語 対象語は主観的な感情などの対照を表す文の成分 である。 1感情、感覚、欲求、能力などの心的活動の対象を 表す 日本人は野球が好きだ。 2存在動詞述語文において、所有の対象を表す 私は車がない。 3可能動詞述語文において、可能性や能力などの対 象を表す 向こうに山が見える。 4希望の対象 僕はお茶が飲みたい。 5「~てある」をつけた完了相の動詞述語文 において、結果存続の対象 テーブルの上に花が飾ってある。 6「やすい・にくい・がたい・づらい」をつけた動 詞述語文において、動作の対象を表す あの先生には質問がしやすい。 補語 に で と へ から まで より を 連用修飾語 形態から言えば格助詞を後につけず述語と 直接にかかわる成分であり、意味機能から言 えば用言ないしは文を修飾する成分である。 屋根が飛ぶほど強い風が吹いた。 子供たちは順番にボールを打った。 連用修飾語の構成 1体言性連用修飾語 木材の需要は年々増える。 今日は魚を二匹買いました。 この砂糖は 雪ほど白い。 2用言性連用修飾語 僕は速くは走れない 彼は何も言わずに部屋を出て行った。 3副詞性連用修飾語 私はいつも食事の後に散歩をする。 その時の話はさっぱり覚えていません。 間接成分 直接に述語と文法関係を持たず、直接成分 を構成して間接に述語と意味関係を持つ文 の成分である。連体修飾語、同格語、並列語 などがある。 連体修飾語 概念:体言を修飾・限定する成分である。この 規定は連体修飾語と被修飾体言との形式関 係を示しているが、意味関係は説明していな い。 体言性連体修飾語 1、属格関係 2、同格関係 3、属性関係 4、数量関係 5、時間関係 6、場所関係 用言性連体修飾語 きれいな花 暑い日が続く毎日 税金が無駄に使われている実態 副詞性連体修飾語 副詞+の:かつての恋人 副詞性連語+の:長い間寝たきりの母 副詞+時間名詞:はるか昔 副詞+方位名詞:すぐ近く 副詞+数詞:もう一つ 連体詞性連体修飾 連体詞による:この部屋、あらゆる問題 連体詞句による:ありとあらゆる人間 慣用連体詞句による:思いもよらぬ出来事 転成連体詞句による:風による頭痛 同格語 文において別の語句と同じ資格を有し、意味 上同じ物事を指す語句で、体言または体言 性連語であるのが一般である。 1説明的: 日本は四季、すなわち春夏秋冬の変化が はっきりしている。 2指示的: わたしは計画自身に問題があると思う。 並列語 二つ以上の語や文節、または成分などが対 等の関係で連なっている場合の先行要素を 指す。 1体言性並列語 買ったのはりんごとみかん です。 2文節並列語 お茶でもなんでも飲みたいものを飲んでくださ い。 独立成分 接続語 節、文ないしは段落を結びつけるための、独立した語 句を指す。 分類: 1、論理的な関係を表す 順接関係:ですから、それで・・・・ 逆接関係:が、でも、ところが・・・・ 2、平行的な関係を表す 並列や添加:また、そして 選択や対照:あるいは、むしろ 話題転換:さて、とにかく 3、拡張的な関係 補足や説明の関係:つまり、すなわち、言葉 を変えれば 総括やまとめの関係:このように、要するに 提示語 強調のために、文中から取り出され、文の初 めに置かれた成分を指す。提示語が取り出さ れた後、元の位置にそれを指示する語句が 来るのが一般的である。 寛容と忍耐、これが私のモットーだ。 感動語 感動語は話し言葉で話し手の感情、話しかけ、 応答、好意や親愛などを表す成分である。 ああ、やれやれ もしもし、さあ、なあ はい、ええ すみません 挿入語 文の中で述語に従属せず独立して、述語な いしは従属的な成分をともなって、他の語句 に対して説明を加える働きをする成分で、説 明される語句の後にくるのが一般である。 その男、彼の名は山田というが、を見て、彼 女は驚いた。 更多自考课件可登陆 http://www.langyuedu.com/JWDT.html 自考试题中心网址 http://www.langyuedu.com/STZX.html
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