夏を快適に過ごすための配色 堀口ゼミ 八矢直子 篠原史帆 蓑田彩加 甲斐智佳世 藤田夏未 【序論】 私たちの周りにはたくさんの色があるが その色は私たちにどのような影響を与え、 それらを上手く利用できないかどうか調べてみた。 黄色 プラスイメージ ・希望 ・開放感 ・未来 ・にぎやか マイナスイメージ ・注意 ・落ち着かない 心理的・生理的作用 ・消化器系の働きを催促させる ・神経を興奮させ、うつや精神の衰弱に 効果がある。 色 プラス イメージ マイナスイ メージ 心理的・生理的 作用 白 清潔 誠実 純真無垢 冷たさ 別れ 実際より軽く、広く 感じる 赤 華やか 情熱的 危険 攻撃的 新陳代謝を活発に する ピ ン ク かわいい 幸福感 子供っぽい 媚びている やさしい気持ちに なる 実際より甘く感じる 緑 健康的 新鮮 田舎っぽい 未熟 疲れを癒す 睡眠作用 青 涼しい さわやか 冷たい さみしさ 集中力を高める 食欲減退効果 紫 高貴 上品 癒しの色 嫉妬 不安 リラックス効果 催眠作用 橙 元気 親しみ 目立ちたが り屋 元気になる 活力を発散させる 黒 モダン 高級感 暗い 威圧感 実際よりも重く、引 き締まって見える 【本論】夏を快適に過ごすための配色 ▼食事編 夏バテの時に、食欲を出すためにはどうすればよいか。 赤は食欲を増進させる作用がある。 青は食欲を抑える作用がある。 ▼部屋編 涼しさを感じる部屋はあるか。 Q.どちらが涼しそうな部屋だと感じますか? 体感温度が 3度違う 赤は暖色に所属し、青は寒色に所属する。 ※暖色→視覚から暖かいという印象を与える色 寒色→視覚から冷たいという印象を与える色 涼しい部屋にするための配色は? ・広い範囲(カーテンや壁)を寒色系に変える。 ・クッションカバーやインテリアアクセサリー、 タオル、スリッパを青系にする。 ・シーツやピローカバー、パジャマを寒色系にすると、 熱帯夜も過ごしやすくなる。 ヒーリング効果の裏づけ▼ 青系以外に何があるのか 緑にはヒーリング効果がある。 つまり、人の感情を穏やかにするため、 暑い夏にも穏やかさを与えてくれる。 緑も涼しい部屋の配色には かかせない色といえる。 ロンドンのテムズ川にかかる橋 『ブラックフライアブリッジ』は自殺の 名所であったが、色を黒から緑に変 えた所、自殺者が1/3に減った。 ▼ファッション編 Q.どちらが涼しそうですか? 【考察】 ・涼しさを感じる部屋 ・体感温度を下げるファッション 沈静色の青系をとりいれるとよい。 興奮色の赤系を取り入れると暑く感じる。 青色には本当に沈静作用があり、 赤色には本当に興奮作用があるのか? 【実験結果1】 赤い光の中でバランスをとる 青い光の中でバランスをとる 青い光の中でバランスをとるほうが、はるかに楽。 なぜ 赤→精神を高揚させ、興奮させる色 青→沈静と冷静さをもたらす色 赤を見る時→視覚神経の赤に反応する感覚器官のみが反応 青を見る時→3つの感覚器官が反応する。 視覚的作用 神経的作用 【実験結果2】 ※カネボウ科学研究所による実験 目隠しをして赤い部屋に入る 目隠しをして青い部屋に入る 赤い部屋に入った人は体温が上がり、血圧、呼吸数も上昇した 青い部屋に入った人は体温が下がり、血圧、呼吸数も下がった 色は電磁波というエネルギーで、 なぜ 電気と磁界の両方を持っている波長であるため 体がその波長に反応する。 人間は視覚だけではなく、皮膚でも色を感じている 【結論】 夏を涼しく過ごすためには、 青や緑、紫といった沈静効果を持つ色を取り入れると、 体感温度が下がる。 また、赤は食欲増進作用があり、 消化器系の働きをよくする効果も持っているので、 食卓に上手く用いるとよい。 色によって様々な効果があり、それらを上手く 利用することで、より快適に過ごすことができる。
© Copyright 2025 ExpyDoc