PowerPoint プレゼンテーション

バングラデシュの中間発表
バングラデシュの特徴
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人口密度が世界最大!
人口爆発が社会問題
貧困国の1つ
国内の人口の内、62%は農業に従事
豊富な推量に矛盾する水不足
地理・気候
• 3つの川が
デルタを形成
• 洪水が発生する
• 暑い気候が
細菌を繁殖
• 平坦な地形で
ダム建設は不可能
国民の衛生状態
• 土地を所有せず、あるいは洪水の危険が
高い
• 低湿地にすんでおり状態はきわめて悪い。
• このため、水を媒介として、コレラや赤痢な
どの流行がたびたび発生している。
現状と対策の概観
• 国際機関が活動を行っている。
• 特に飲用水の衛生状態の改善のため、井戸の
整備を独立後に進めてきた。
• 多くの井戸が元来地層中に存在したヒ素に高濃
度に汚染され、新たな問題となっている。
• 多くのヒ素中毒患者が発生しており、人口の4分
の1以上がヒ素中毒やヒ素による発がんの危険
にさらされていると考えられている。
砒素汚染発見への経緯
1970年代
表流水(池や川など)、浅井戸の利用
独立後の混乱、洪水
→衛生的な水の供給不十分
最近による感染症が蔓延
国際機関の援助で政府はチューブウェルの
普及
直接地下水層に接触しない
→地下水が最近に汚染されない
→感染症の防止、衛生的な水の供給
1983年
バングラデシュと隣接するインド・西ベンガ
ル州で、最初の砒素患者
1993年
バングラデシュで最初の井戸水の砒素汚
染を確認
→砒素患者が次々と確認されていく
砒素汚染の現状
ヒ素汚染の基準
• バングラデシュ基準値(50μg/L)
• WHO基準値値(10μg/L)
井戸の種類
• 「浅い」井戸
• 「深い」井戸
(深さ150m以下)
(深さ150m以上)
浅い井戸
27%の井戸がバングラデシュ基準値
46%の井戸がWHO基準値値(10μg/L)
深い井戸
1%の井戸がバングラデシュ基準値
5%の井戸がWHO基準値値(10μg/L)
既存の井戸に関する総括
• バングラデシュには600〜1100万の井戸
• 大抵は「浅い」井戸である。
• バングラデシュの基準値を超えるものが
砒素汚染の原因
砒素はどこからきたか?
自然由来
硫化鉄や水酸化鉄などの鉱物に吸着・共沈
さ れた形、あるいは植物が枯死・堆積した
ピート(泥炭)層に濃縮された形で存在
ただ、いくつかの有力な説
・酸化説
・還元説
従来稲作はモンスーン季のみ
→食糧不足
緑の革命 アメリカの機械化近代農業をモデ
ルとした食糧増産策
・品種改良による収量の高い品種
・大量の化学肥料
・十分な灌漑
→乾季の間も灌漑用に地下水をくみ上げる
酸化説
緑の革命による灌漑
→地下水位の低下
→ 地 下 水 の存在によって空気と遮断されて い
た 地層が空気と触れ、その地層に含まれて
いた砒素を含む硫化鉄などの鉱物が空気中
の酸素によって分解
→ 雨期になって地下水位が上がると砒素が 水
中に放出
しかし、
・硫化鉄の鉱物がそれほど含まれていない
・硫酸イオンが地下水中に多くない
還元説
地下水中に酸素が不足する還元的な環
境で砒素がとけだす
デルタ地帯に堆積している有機物の分
解が水中の酸素を消費する主な要因
←バクテリアの繁殖?
緑の革命による肥料
ヒ素問題の対策
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ÅB
住民から見た砒素汚染対策をめぐる問題
http://project.jica.go.jp/bangladesh/0515032E0/07/01.htmlから引用
現在行われている対策
• 各地の井戸の水質調査
• 他の水源を確保する
• ヒ素除去装置開発による水質浄化
各地の井戸の水質調査
各国からの資金援助を受け、各地の井戸の水質を
調査し安全な井戸には緑のペンキを塗り、ヒ素
汚染されている井戸には赤いペンキを塗る。
問題点→ヒ素はすべての土壌に含まれているわけ
ではないので、村のヒトが使っている井戸が安全
かどうかを調べるためにはその村すべての井戸
を調べなければならず、大変な手間、資金がか
かる。またバングラデシュの人々はヒ素に関する
知識や危機感をもっていないため赤いペンキを
塗られていても平気で飲んだりする。
他の水源を確保する方法
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雨水を直接利用するもの
池の水を浄化して利用するもの
掘り抜き井戸(つるべ井戸)
パイせプ給水
井戸について
• チューブウェル
利点は細菌が混入しないこと
• 深井戸
・つるべ式はよろしくない。
地下水
地表から見て一番上の不透水層の上にある自由地下水
不透水層によって上下を挟まれた被圧地下水に分けら
れる。
通常の井戸は自由地下水を汲み上げる。不透水層を掘
り抜いて被圧地下水を汲み上げる井戸を掘り抜き井戸と
いう。
雨水
大きなポリタンクなどを利用して自然の雨水の貯め
ておいてそのまま利用するもの
利点
管理はもっとも簡単
欠点
雨の降らない乾季には利用できなくなる
深井戸
深さ150m以上の被圧地下水から取り出す井戸
利点
現時点ではほとんど汚染されていない
場所によっては有効
欠点
井戸そのものがその後ヒ素に汚染される危険性
汚染が発覚した場合に以後使えないので持続的
な供給が不可
池の水利用と掘り抜き井戸
利点
手に入りやすい
(バクテリアなどを含めて水のろ過ができれ
ば有効な対処策となる)
欠点
そのためには住民による管理体制がしっか
りとしている必要あり
現在の水源の浄化
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ポンド・サンド・フ
ィルター(PSF)
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ÅB
ヒ素中毒患者の発見と治療活動
ヒ素中毒患者の発見と治療活動も課題
保健・医療施設や人材が絶対的に不足全
国隅々まで患者発見と治療システムを行
き渡らせるのは極めて困難