アルゴリズム研究室(E-S4)

アルゴリズム教育研究分野
(ES4)
研究室紹介
研究室の教職員,大学院生
教授
准教授
助教
技術職員
博士1年生
修士2年生
修士1年生
増田
山口
斎藤
山中
1名
7名
6名
研究分野(キーワード)
アルゴリズム
データ構造,データ検索
組合せ最適化
グラフ・ネットワーク
パターン情報処理
配属定員と卒研テーマ分類
配属定員10名(早期配属者1名を含む)
A 情報表示のためのアルゴリズム
4名
B グラフアルゴリズムとその応用
3名
C 幾何的特徴を持つグラフに対する
アルゴリズム
3名
A 情報表示のためのアルゴリズム
複雑な情報を,人間にとって分かりやすく
表示するためのアルゴリズム
・ グラフで表現できる構造や関係の描画
・ 図中への文字列の配置(ラベル配置)
A1 グラフの描画アルゴリズム
階層描画の例
科目間関係図
科目 (頂点)
科目間の
関係 (辺)
辺交差数
1282
A1 グラフの描画アルゴリズム
複雑なグラフを
見やすく自動描画
する方法の開発
辺の描き方を
工夫
辺交差数
59
A2 デフォルメ路線図作成アルゴリズム
大阪市営地下鉄
グラフ描画の手法を応用した結果
路線の形状をより簡潔にしたい.
⇒ 新しい方法の開発
より複雑な路線図も扱いたい.
A3 地図ラベル配置アルゴリズム
ラベルの縦書きなど,多様なラベル配置を可能に
B グラフアルゴリズムと
その応用に関する研究
• B2 テキスト分析に関する研究
• B1 部分グラフの抽出に関する研究
• 技術者のすべきこと
• 本テーマの応用,意義
B2 テキスト分析に関する研究
• 「良いものを作れば売れる」
– 良いものはみんな欲しいはず
– みんなが欲しいものは売れる
• 「お客様のニーズに応える」
– ユーザが欲しいものは売れる
• 「ユーザが欲しいもの」は何?
× 分からないからとりあえず良いものを作る
× 考えるのは営業の仕事.技術者には無関係
B2 テキスト分析に関する研究
• 「情報を制するものは世界を制す」
• 情報源
– 掲示板,ブログ,SNS
– パブリックコメント,消費者窓口
– 情報の多くはテキスト
• 書き込みの内容
– 評判,欲しい機能
– 不満,改善すべき点
テキスト分析で情報を抽出
B グラフアルゴリズムとその応用
会
• B2 テキスト分析に関する研究
– 情報を自動的に入手
• 単語の出現回数
– 話題の抽出,絞り込み
• 単語のつながり
23
25
教育
14
委員
3
8
行政
長
– 単語同士を線で結ぶ
– テーマB1 部分グラフの抽出に関する研究
• トピック毎に単語を分類
• ユーザの興味,嗜好の変化を追跡
B1 のある問題の解法で世界一
C 幾何的特徴を持つグラフに対するア
ルゴリズムの開発とその応用
• 幾何的特徴を持つグラフ:幾何構造でグラフが表現できる
– 例:区間グラフ
• 各区間はグラフの頂点と対応
• 2つの区間に重なり ⇔ 対応する頂点間に辺がある
この工程表には何人の
作業員が必要か?
区間グラフの彩色問題
1. 省領域アルゴリズムの開発と実装
2. タンパク質の機能解析のためのアルゴリズムの開発
3. 組合せゲーム・パズルに対するアルゴリズムの開発
C1 省領域アルゴリズムの開発と実装
• 至るところにビッグデータがある
– 購買履歴,SNS,道路ネットワーク など
• ビッグデータに対する効率的な処理が必要
– データサイズはあまりにも巨大
– データを一度にメモリに格納できない
多項式領域アルゴリズムは動作しない!
線形未満の計算領域で動作するアルゴリズムの開発
C2 タンパク質の機能解析のためのアルゴリズム
• タンパク質
– 複数のアミノ酸が鎖状に連結し
てできた化合物
• タンパク質をグラフで表現
– コンタクトマップグラフ
– ディスクインターセクショングラフ
C-PMTの立体構造
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070308_1.htm
問題例:2つのタンパク質の共通の部分構造を求める
•毒性を持つ構造を調べる
•新種タンパク質の機能を計算機によって解析する
1. 最大共通部分グラフの抽出アルゴリズムの開発
2. 組合せ剛性理論を用いた機能構造解明
C3 組合せゲーム・パズルに対するアルゴリズム
• 組合せゲーム・パズル
–
–
–
–
–
ペンシルパズル(数独,スリザーリンク,ナンバーリンクなど)
ボードゲーム(将棋,オセロなど)
落ちゲー(ぷよぷよ,テトリスなど)
詰め込みパズル(ペントミノ,DeeCubeなど)
陣取りゲーム(ボロノイゲームなど)
• 研究テーマ
– 高速なパズルソルバー
– ゲーム・パズルの完全解析
– パズル問題の自動生成
年間スケジュール
5月
4月
研
究
テ
ー
マ
説
明
研
究
室
配
属
研
究
環
境
の
整
備
グ
ル
ー
プ
分
け
7月
8月
1月
2月
卒
業
論
文
執
筆
卒
論
提
出
・
発
表
卒業研究
院試勉強
本読みゼミ
プレゼン
プログラミング課題
・アルゴリズム技法の習得
1.プログラミング課題
2.本読み(AHUゼミ)
中
間
発
表
(
数
回
)
正しく動作する効率の
よいプログラムの開発
充実した1年を過ごせます!!
期待する学生像
• プログラミングが好きな人
– 効率的なプログラムを書きたい!
– コンピュータで解きたい問題がある!
• 離散の世界が好きな人
– グラフが好き!
– パズル・ゲームが好き!
• やる気・元気のある人
研究室見学
2E-402
• 場所:4階 2E-402
(学科事務室の1階上)
• 日時:本日15時~17時
B-404
(山口)
B-402
(増田)