2016年7月号 『自動運転車の事故の責任は誰が負うのか』 『仕事の満足

2016年 7月号(毎月1回発行)
月刊ニューズレター
「
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自動運転車の事故の責任は誰が負うのか
自動運転車の実用化に向けた研究開
発が進み、これまで以上に高度な自動
ポート機能であり、事故の責任はドラ
イバーにあるとする。
運転が可能になってきている。それに
つれて、
「自動運転車が事故を起こし
た時の責任は誰が負うのか」という議
これに対してスウェーデンのボルボ
は昨年 10 月、レベル3をスキップし
論が米国で盛んになってきた。情報処
理推進機構のリポート「ニューヨーク
だより」
(5月号)がこの問題を取り
上げている。
米国運輸省交通安全局が定める自動
運転車のレベルは表に示したように5
て完全な自動運転が可能なレベル4の
実用化を目指すとし、自動運転システ
ム使用時に発生する全ての責任を同社
が負うと発表した。
米グーグルや独ダイムラーも自動運
転車による事故の責任を負うとの見解
を示している。これらの企業は自動運
転技術の向上で事故の発生が大きく減
少することを見越していると同リポー
トは伝えている。
仕事の満足度を左右するものは何か
日本人の労働者のうち、今の仕事に
び上がった。
仕事の満足度に影響しているものを
満足している人の割合は 60%、満足
度を左右する最大の要因は「仕事のお
包括的に調べるため、
「労働時間」、
「雇
もしろさ」で、次いで「職場の人間関
用の安定性」、「勤め先への誇り」、「仕
係」
。国際比較調査グループ ISSP が
事のおもしろさ」、「職場の人間関係」、
2015 年に実施した調査「仕事と生活」 「ストレスの有無」、「仕事が家庭生活
48.1
のデータを NHK 放送文化研究所が分
の妨げになっていないかどうか」など
析し、そんな日本人労働者の姿が浮か
と満足度との関係を調べた。その結果、
満足度を大きく左右する要因は仕事の
▶米国運輸省道路交通安全局が定める自動運転車のレベル
おもしろさと人間関係だった。
内容
レベル
同研究所は今回の分析結果について、
レベル 0 すべての運転を人間が行う自動車
日本人には「仲間と楽しく仕事がした
レベル 1 一部の運転機能が自動化された自動車
い」という価値観があることを裏づけ
複数の自動運転機能を組み合わせて走行する自動車。車線維持機能付きアダプ
レベル 2
ティブクルーズコントロールなどが該当する
ているのではないかと述べている。
段階ある。現在実用化されている自動
運転車は、レベル2からレベル3に移
行しつつあるところだ。その代表的な
メーカーである米テスラ・モーターズ
は、同社の市販車が搭載する自動運転
機能はドライバーの負担を軽減するサ
レベル 3
制限付きの自動運転車。自律走行が可能ではあるものの悪天候など特定の状況下で
は人間が運転することが必要であり、人間はすぐに運転に復帰することが求められる
レベル 4
完全な自律運転が可能な自動運転車。ドライバーはナビに目的地を設定するだけ
で、運転は自動運転システムが担う
詳細:米国における人工知能の動向(開発の動向と安全性・品質保証及び倫理・責任問題)
http://www.ipa.go.jp/files/000052695.pdf(直接リンク)
http://www.ipa.go.jp/about/NYreport/index.html
問い合わせ:独立行政法人 情報処理推進機構 電話:03-5978-7501(代表)
詳細:仕事の満足度を左右するのは、仕事
内容か、
人間関係か∼ ISSP 国際比較調査「仕
事と生活」日本の結果から∼
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/
yoron/20160501_6.html
問い合わせ:NHK 放送文化研究所
電話:03-3465-1111(NHK 代表)
キリトリ線
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