やさしいナースになるための【スマイル通心】

やさしいナースになるための【スマイル通心】
平成28年7月号 第73号
今回のテーマ:指導の仕方
新人さんや後輩への指導の仕方で判断に迷うことはありませんか?ほめて伸ばす、叱って
伸ばすなどといわれていますが、どうしても注意が必要な時に、本当に自分は叱っている
のか、怒ってはいないか、自分自身をジャッジしてみてください。
叱ると怒るの違いは以下のようになります。
「叱る」
• 部下の今後の成長を考えて、冷静に改善などを指摘し、
を促すための行為です。
成長
「怒る」
• 部下が自分の思うように仕事をしない、動かない、期待通りの成
果を出さない・・・ などに腹を立てて怒りの感情をぶつけているだ
けで、 非常に場当たり的で、感情的な行為です。
• 相手のモチベーションを下げるだけでなく、思考力や判断力を低
下させ、 反感の感情を抱かせることになったり、信頼を失うことと
なります。
あなたの叱り方を思い出してください。
あなたが後輩を叱って、落ち込んで
いませんか?
もしくは腹を立てていませんか?
あなたは上手に叱れていますか?
怒っていませんか?
例えば!!
この伝票!!誰がしたと?!
なんでこんなんしたと?
誰から教わったの?
どうしてこんなんなっとると?
これはその場の感情でいっているだけにすぎません。
どうしたの?
どうしたらミスがふせげたかな?
W チェックするとよかったね。
つぎからは気を付けようね
「なぜミスをしたの?」という過去を問う質問を
未来を問う質問変えることがポイントです。
まずは、
お互いの信頼関係を
構築したうえでの指導となります。
先輩のこと、後輩の事お互いのことを良く知り、
よいコミュニケーションを十分に図りましょう。
互いにとって気持ちの良い指導に
なるとよいですね。
はまゆう会看護部接遇推進委員会 7月担当 尾ノ上
スマイル通心 H28 年 7 月号
今回のテーマは、「指導の仕方」でしたが、
みなさんいかがだったでしょうか?
指導をすることは、本当に難しいですよね。一生懸命なればなるほど熱くなり、
相手に威圧感を与えてしまうおそれがあります。
そのために、日ごろからコニュニケーションを良くし、「自分のために一生懸命に
教えてくれているんだ」と相手が思えるような関係性を築ければと思います。
指導の対象者は、新入職員だけとは限りません。
2 年目、3 年目、5 年以上、管理者の方でも
新しい業務などの指導を受けることもあると思います。
また、指導者もベテラン看護師のみではなく、
みなさんが対象者です。
より良い効果的な指導が行えるよう、スタッフ間にてコニュニケーションを図り、
安全で安心できる医療・看護の提供が出来るよう頑張りましょう。
看護部長 渡辺 千代子