Ⅴ施工(2.現場管理) ①重要事項の解説

Ⅴ施工(2.現場管理) ①重要事項の解説
「2.現場管理」で2回以上繰り返し出題のある重要項目(H8~H27)は、下記の通りである。
(1)主任技術者
※過去に選択肢問題として7回出題有
・現場代理人が現場に常駐し、主任技術者を兼務した。
・鉄骨の組立て等作業主任者には、作業の方法及び労働者の配置を決定させて、作業を直接指揮させた。
・公共性のある重要な工事で、所定の金額以上のものは、元請・下請にかかわらず、専任の主任技術者を置く。
・発注者は、別途発注された第三者の施工する工事との調整を行わなければならない。
(2)手すりの設置
※過去に選択肢問題として5回出題有
・作業構台における高さ2m以上の作業床に手すりを設ける場合は、高さ75cm以上とする。
(3)安全衛生責任者
※過去に選択肢問題として5回出題有
・安全衛生の管理は、現場代理人が責任者となり、建築基準法、労慟安全衛生法、その他関係法令等に従う。
・下請負人が選任した安全衛生責任者に、統括安全衛生責任者と作業員との連絡調整を行わせた。
(4)解体作業
※過去に選択肢問題として4回出題有
・高さが5mの鉄筋コンクリート造建築物の解体作業に当たり、その工事の施工者に作業主任者を選任させた。
(5)設計図書の優先順位
※過去に選択肢問題として4回出題有
・設計図書間に相違がある場合の優先順位は、①質問回答書(次の②~⑤に対するもの)、②現場説明書、
③特記仕様書、④図面、⑤標準仕様書である。
注意:設計図書に、見積書は含まれない。
(6)安全衛生責任者
※過去に選択肢問題として4回出題有
・下請業者は、請け負った範囲の仕事を安全に実施するために、安全衛生責任者を選任しなければならない。
・特定元方事業者は、元方安全衛生管理者を選任し、その者に労慟災害を防止するために講じる措置のうち、
技術的事項を管理させなければならない。
(7)工事請負契約約款
※過去に選択肢問題として3回出題有
・民間(旧四会)連合協定「工事請負契約約款」において、請負者は、監理者の指示により、監理者の立会なく
施工する場合、工事写真等の記録を整備して監理者に提出することとされている。
・工事中に契約の目的物の一部を発注者が使用する場合、手続きは発注者が行い、費用は発注者の負担とする。
(8)別途発注工事
※過去に選択肢問題として2回出題有
・建築工事とこれに関連する別途発注された設備工事との総合調整は、建築工事の監理者が行うことにした。
(9)産業廃棄物の処分
※過去に選択肢問題として2回出題有
・元請業者は、産業廃棄物の処分を委託する場合、廃棄物の量にかかわらず、廃棄物の種類ごと、
車両ごとに産業廃棄物管理票(建設系廃棄物マニフェスト)を交付し、最終処分場までの処分を確認する。