平成15年度宮崎県男女共同参画功労賞受賞者 (敬称略・五十音順) (1)個人 く ろ ぎ や す こ ○黒木 靖子 (日向市) ・「女性センター研究会」を発足し、同会長として設立に向け尽力され、その熱心 な取り組みにより、平成13年に県内市町村で初となる日向市男女共同参画社会 づくり推進ルーム「さんぴあ」が設立された。 のざき ○野崎 トミエ(都城市) ・職業:農業(畜産) ・平成6年から平成8年までJA都城の初の女性理事に就任。現在、本県における 唯一の女性農業普及協力委員として活躍されるとともに、自らの経験を講演など で発信している。 や な ぎ た き み こ ○柳田 喜美子(都城市) ・職業:医師(小児科医) ・女性初の日本医師会の常任理事として就任し、先駆的に活躍されている。 平成3年6月、みやざき女性交流活動センター(平成14年4月よりNPO法人 みやざき男女共同参画推進機構)理事長に就任。 (2)団体 ○串間市家族経営協定農家連絡協議会(串間市) ・代表者名 竹原 道春 ・普及協力委員や農村女性指導士が地域リーダーとなり、家族経営協定を締結した 農家で組織され、家族経営協定締結推進をはじめ、地域外への波及活動を積極的 に行っている。 ○日向市男女共同参画社会づくり推進ルーム協議会(日向市) ・代表者名 生垣 登志子 ・平成13年に設立された県内市町村で初となる日向市男女共同参画社会づくり推 進ルーム「さんぴあ」で、啓発事業や相談事業を幅広く行っている。 (3)事業者 さこだ ○医療法人耕和会 迫田病院 (宮崎市) ・理事長 迫田 耕一朗 ・平成10年7月から院内で働く職員に対して24時間保育を行うなど、職員にと って仕事と家庭の両立ができる働きやすい職場環境づくりに積極的に取り組んで いる。 平成16年度 宮崎県男女共同参画功労賞受賞者の紹介 (敬称略・五十音順) (1)個人 い わ さ い く こ ○ 岩佐 郁子 (延岡市) ・宮崎県婦人問題懇話会設置当初の昭和55年から、通算10年間委員として県の 男女共同参画プラン策定に関わるとともに、現在は男女共同参画審議会委員とし て活躍している。 ・本県では女性初の弁護士であり、宮崎県弁護士会会長も務めた。 ひ さ だ や よ い ○ 久田 ヤヨイ(宮崎市) ・宮崎県地域婦人連絡協議会事務局長及び会長として、24年にわたり各市町村の 婦人会活動を指導し、地域での男女共同参画活動に取り組んできた。 ・県の審議会等委員を歴任し、現在、宮崎県人事委員会委員として活躍している。 みずたに もりひと ○ 水谷 謹人 (宮崎市) ・平成10年、男性をサポートする「メンズセンターみやざき」の設立や、DV被 害者をサポートする「ハートスペースM」の初代会長として活躍した。 ・宮崎市や佐土原町の条例やプランの策定委員を務めるとともに、各地で講演活動 を行っている。 (2)団体 ○特定非営利活動法人 ハートスペースM (宮崎市) ・DV被害者のためのシェルター(緊急一時保護)運営や電話相談などの先駆的な 取り組みを行い、被害者を多面的にサポートしてきた。 ・講演会や研修会の開催など、DV防止に関する啓発活動を行っている。 ○のべおか男女共同参画会議21 (延岡市) ・延岡市の各種団体の参加により平成11年に設立して以来、講演会や研修会を開 催するなど、積極的に男女共同参画社会づくりを推進してきた。 ・「女性のための拠点づくり準備委員会」を設置し、延岡市男女共同参画センター の開設に寄与した。 (3)事業者 ○株式会社 橘百貨店 (宮崎市) ・育児休業制度について、法を上回る1年以上の取得を可能とするとともに、育児 休業からの職場復帰を支援するプログラムを実施するなど、社員の仕事と家庭の 両立支援に積極的に取り組んでいる。 ・弾力的な勤務ができるコミュニティ社員制を導入し、社員にとって働きやすい職 場環境づくりに取り組んでいる。 平成17年度 宮崎県男女共同参画功労賞受賞者の紹介 (敬称略・五十音順) (1)個人 え な つ ゆ う こ ○江夏 由宇子 (都城市) ・宮崎県婦人問題懇話会委員及び宮崎県女性の未来を考える懇話会委員として本県 の女性行政の推進に尽力した。 ・都城市男女共同参画推進懇話会会長として、 「都城市男女共同参画計画」及び「都 城市男女共同参画社会づくり条例」の策定において中心的な役割を果たした。 ・都城市男女共同参画社会づくり審議会委員として、「ウエルネス都城男女共同参 画都市宣言」に寄与した。 く ろ ぎ と し え ○黒木 年枝 (日向市) ・日向市女性懇話会会長として、女性行政の推進を図るとともに、日向市男女共同 参画社会づくり懇話会委員として、男女共同参画行政の推進に尽力した。 ・「日向市女性基本計画」及び「日向市男女共同参画プラン」の策定に尽力した。 ・日向市女性センター「さくら館」及び日向市男女共同参画社会づくり推進ルーム 「さんぴあ」の設置に貢献した。 ひ ら た つ ぐ こ ○平田 嗣子 (宮崎市) ・木花地域婦人会会長及び宮崎市地域婦人会会長として、長年にわたり婦人会活動 を指導し、地域での男女共同参画活動に取り組んでいる。 ・婦人会活動を通して、地域に密着した問題提起を行い、女性の声を市政に反映さ せるため尽力している。 (2)団体 ○特定非営利活動法人みやざき子ども文化センター(宮崎市) ・男女共同参画の視点から、子育て支援講座や中心市街地での託児事業、子ども専 用電話「チャイルドラインみやざき」、子どもの社会参画を支援するベビーシッ ターボランティア養成講座の実施などの事業を実施し、親と子に多面的な支援を 行っている。 (3)事業者 ○株式会社 宮崎銀行 (宮崎市) ・介護休業制度について、法を上回る1年間の休業取得を可能とするとともに、産 前・産後休暇及び育児休業取得中の職員の代替要員を確保することにより、社員 の仕事と家庭の両立支援に取り組んでいる。 ・入行後3年間で一通りの係を経験させるジョブローテーション制度や勤務地・部 署・職種等の自己申告制度の実施により、女性の能力活用に努めている。 きょくしんがくえん ○学校法人 旭 進 学 園 (宮崎市) ・管理職に占める女性の割合が3割強と高く、女性の能力活用に積極的に取り組ん でいる。 平成18年度 宮崎県男女共同参画功労賞受賞者の紹介 (敬称略・五十音順) (1)個人 か い か ず こ ○甲斐 カズ子 (西米良村) ・西米良村婦人連絡協議会会長、児湯郡地域婦人連絡協議会会長を経て、宮崎県地 域婦人連絡協議会会長に就任。県内婦人会35団体約7千名の会員を統率してい る。 ・特定非営利活動法人みやざき男女共同参画推進機構理事のほか、11の審議会委 員など多くの役職を努めており、政策・方針決定の場に広く参画している。 し だ ま つ え ○志田 松江 (延岡市) ・延岡市女性行政懇話会委員を経て、「のべおか男女共同参画会議21」初代会長 に就任。講演会や研修会の自主開催等を通じ、男女共同参画について市民に広く 啓発活動を行うとともに女性の人材育成に積極的に関わり、現在も同会議21の 会員として幅広い活動を行っている。 に し ○西 と み トミ (都城市) ・宮崎県農村女性指導士会副会長、21世紀を担う農村女性の集い副会長、宮崎県 農村漁村くらし研究グループ連絡会副会長、都城市初の女性農業委員、西岳・庄 内グリーンツーリズムゆったりクラブ会長、都城市国民健康保険運営協議会委員 を歴任。 ・政策・方針決定の場に参画するとともに、都城・北諸県地域のリーダー的存在と して女性農業従事者の地位向上や就業環境整備のために積極的に活動している。 (2)団体 ○いきいき女性アドバイザーWITH(えびの市) ・男女共同参画に関する市民意識調査や出前講座・講演会等の実施、啓発資料や広 報誌の作成・配布等、啓発活動に取り組み、男女共同参画社会づくりに向けた市 民の気運の醸成に大きな役割を果たしている。 平成19年度 宮崎県男女共同参画功労賞受賞者の紹介 (敬称略・五十音順) (1)個人 い ○李 こ きよんうぉん 璟 媛 (清武町) ・宮崎県男女共同参画審議会委員、宮崎市男女共同参画審議会委員、西都市男女共 同参画審議会委員、都城市男女共同参画社会づくり審議会委員などを歴任し、県 及び各市の男女共同参画計画の策定・改定に携わるなど本県の男女共同参画の推 進に大きく寄与した。 ・宮崎県男女共同参画センターの登録講師として県内の行政機関や様々な団体を対 象に男女共同参画社会づくりに関する講演を数多く実施し、男女共同参画社会づ くりの啓発に尽力した。 む た ひさこ ○小牟田 久子 (新富町) ・看護師としての自らの経験を生かし、小・中・高校生から成人まで幅広い世代を 対象に性や命の大切さなどをテーマにした講演を行い、男女の性の違いを正しく 認識し男女が共に尊重しあうことの重要性を訴えることで、本県の男女共同参画 の推進に大きく寄与した。 ・宮崎県男女共同参画センターの相談員として、多くの女性からの相談に応じ助言 を行うとともに、同センターの登録講師として県内各地で講演を行うなど、男女 共同参画の普及啓発に尽力した。 やました きぬよ ○山下 絹代 (都城市) ・旧山之口町モンブランの会初代会長、都城市・北諸県郡いきいき女性アドバイザ ーの会役員などを歴任し男女共同参画に関する講演会や、研修会を積極的に開催 するとともに人材育成に努めるなど、都城市、北諸県郡地域における男女共同参 画社会づくりを牽引してきた。 ・都城市男女共同参画社会づくり審議会委員として、政策・方針決定に参画し、都 城市の男女共同参画の推進について積極的に提言を行った。 わたなべ きようこ ○渡邉 京子 (国富町) ・国富町で初めてとなる男女共同参画推進グループ「くにとみブリッジ」の設立に 携わり、初代会長として講演会の開催など男女共同参画社会づくりの発展に寄与 してきた。 ・くにとみ男女共同参画iハートプラン策定協議会委員として、国富町の男女共同 参画プランの策定にあたり積極的に提言を行うなど、国富町における男女共同参 画の推進に尽力してきた。 (2)団体 た か ち ほ てんてる ○宮崎県いきいき女性アドバイザー 高千穂天 照(高千穂町) ・県内各地で開催される講習会の受講や先進地視察などを積極的に行い男女共同参 画に係る情報の収集、知識の研鑽に努めるとともに、町内外の団体との交流を図 りながら、高千穂町内で男女共同参画に関する講演会や研修会を定期的に開催し てきた。 また、高千穂町の全世帯に男女共同参画に係る情報誌(高千穂天照)を作成し配 付するなど啓発活動に自主的に取り組み、男女共同参画社会づくりに向けた町民 の気運の醸成に大きく寄与した。 平成20年度 宮崎県男女共同参画功労賞受賞者の紹介 (敬称略・五十音順) (1)個人 かとう ○加藤 エミ子 (小林市) ・小林市酪農青年女性会議会長を始め、西諸県地区、宮崎県、九州地区、全国の酪 農青年女性会議組織の役員を現在まで歴任し、酪農女性農業者の経営参画・酪農 女性組織の活性化に貢献し、農業分野における男女共同参画の推進に大きく寄与 した。 ・JAこばやし初の女性理事として就任、JA理事の女性特別枠の確保や女性総代 枠の獲得など、農業分野における女性の地位向上と人材育成に尽力した。 ざいつ ○財津 さわ子 (串間市) ・いきいき女性アドバイザーの会「ウェーブくしま」及び男女共同参画市民グルー プ「そてつの会」会長として講演会や、研修会等を開催するなど、市民に対し男 女共同参画社会づくりの普及啓発に尽力した。 ・串間市男女共同参画推進懇話会会長、串間市男女共同参画審議会会長として、串 間市男女共同参画推進条例の制定及び串間市男女共同参画基本計画の策定に貢献 し、串間市における男女共同参画の推進に大きく寄与した。 まつざき み わ こ ○松 﨑 美和子(都城市) ・山之口町地域婦人連絡協議会会長として、長年にわたり、婦人会活動を牽引し、 女性の地位向上、女性の社会参画に積極的に取り組むほか、婦人会活動における 人材育成に携わるなど、旧山之口町における男女共同参画の推進に貢献してきた。 ・県地域婦人連絡協議会副会長に就任し、宮崎県社会教育委員など数々の協議会等 の委員を歴任し、女性の視点から、本県の政策・方針決定過程に参画し、積極的 に提言を行っている。 (2)団体 ○いきいき女性アドバイザー たんぽぽの会 (高原町) ・高原町女性団体連絡協議会の一員として、男女共同参画に関するセミナーを開催 し、他の女性団体と連携して啓発活動を行ってきた。 また、男女共同参画にかかる新聞(たんぽぽ新聞)を作成し高原町内全戸に配付 するほか、町内秋祭りイベントでの啓発を毎年行い、中学校において生徒、保護 者に対し啓発を行うなど自主的に啓発活動に取り組み、男女共同参画社会づくり に向けた町民の気運の醸成に大きく寄与した。 ○日之影町いきいき女性アドバイザー 麦つつじの会(日之影町) ・年3回機関紙を発行するほか、男女共同参画社会づくり講演会を毎年開催し、多 数の町民に男女共同参画の啓発を行うなど、男女共同参画社会づくりに向けた町 民の気運の醸成に大きく寄与した。 ・近年は、神話「天の岩屋戸」を題材にオペレッタを上演するなど、幅広い年代の 町民に対し、男女共同参画社会づくりをわかりやすく啓発する取組を行っている。 ・また、県内各地で開催される講習会の受講や先進地視察などを積極的に行い、近 隣市町村女性団体との交流を図るなど会員相互のレベルアップに努めている。 平成21年度 宮崎県男女共同参画功労賞受賞者の紹介 (敬称略・五十音順) (1)個人 むかえ えつこ ○向江 悦子 (宮崎市) ・婦人子供服の洋裁技術者として、後進の育成に情熱を注ぎ、自身の洋裁教室や宮 崎市、西都市の働く婦人の家等で高度な技術を有する技能者の養成に努め、国家 技能検定合格者や技能五輪全国大会・技能グランプリの入賞者を数多く輩出する など女性の社会参画、人材育成の促進に尽力してきた。 ・(社)日本洋装協会常務理事等を歴任し洋裁技術の発展や後進の育成に尽力したほ か、宮崎県技能士連合会理事も務め、女性の参画が少ない技能士の世界にあって、 女性の役員として積極的に発言し活動するなど同会における男女共同参画の推進 に寄与した。 (2)団体 ○国富町男女共同参画推進ネットワークくにとみブリッジ(国富町) ・毎年1回、国富町民を対象とした男女共同参画をテーマとする講演会を開催する ほか、男女共同参画に関する意見交換会や研修会等も企画・開催している。また、 毎年秋に開催される総合町民祭では、男女共同参画啓発ブースを設置しパネル展 示や資料の配布による啓発を行っている。 ・男女間、地域間、世代間の架け橋となることを目的とした地道な活動により、町 民の男女共同参画の認知度を大きく向上させた。 ○高岡地区男女共同参画推進グループ語っちみろ会(宮崎市) ・「黙っていると何も分からない。思っていることを何でも語ってみよう」をテー マに月に1度、地域の人々も交えた井戸端会議(定期会)を開催するほか、住民 向けに男女共同参画について啓発するイベントや講演会を開催している。その中 で人気ドラマをアレンジしたり、日常における家庭内でのやりとりを題材に男女 共同参画について考える寸劇を披露するなど、「男女共同参画」という言葉に普 段なじみのない層をうまく取り込む工夫をこらし分かりやすい啓発に努めるな ど、地域レベルでの地道な活動を継続している。 ○レディーススペースくすのき(都城市) ・DVに対する認識と理解を深めるための講演会の開催や出前講座等によりDV防 止の啓発を行うほか、DV被害者を支援するため企業や団体等からの寄付金やバ ザーによる収益金を原資としたDV被害者への生活資金貸付を行っている。 ・平成20年度から行政や他の団体がカバーしていない時間帯のDV被害者の電話 相談に取り組むなど、行政と連携した被害者の支援を積極的に行っている。 平成22年度 宮崎県男女共同参画功労賞受賞者の紹介 (敬称略・五十音順) (1)個人 あかぎ さちこ ○赤木 幸子 (宮崎市) ・長女の出産を機に、出産・育児について周囲に頼ることができない親子の大変な 状況を知り、「第二の実家」をコンセプトとして平成13年に「マザーズ・ハウ ス」を立ち上げ、地域の子育て支援に精力的に取り組み、また、その経験をテー マに県内各地で精力的に講演を行ってきた。それらの活動において、常に男女共 同参画の視点が入るような働きかけを地道に継続し、多くの母子に影響を与えて きた。 (2)団体 ○きさらぎ会(えびの市) ・えびの市が主催する男女共同参画フォーラムでは毎年実行委員として中心的な役 割を果たすほか、出前講座や朗読劇の発表等、分かりやすく地道な啓発活動によ り市民間の男女共同参画推進の気運の醸成に寄与してきた。 ・男女共同参画行政の充実のため、提言活動など積極的にグループとして意思表示 するほか、えびの市女性相談所の相談員や、えびの市男女共同参画審議会委員の 公募委員としてメンバーが活躍している。 (3)事業者 きゆうこうかい ○医療法人 久 康 会 平田東九州病院(延岡市) ・年齢40歳以上で子どもを持つ職員と労務担当者により構成されるワークライフ バランス科を設置し、院内職員の仕事と生活のバランス改善を強力に推進してい る。 ・女性管理職の積極登用に努めるほか、院内託児所の設置、ショートインターンシ ップ研修の実施による育児休業取得者のスムーズな職場復帰等、女性が能力を発 揮しやすい職場環境作りに先進的に取組んでいる。 りゆうせいかい ○医療法人 隆 誠 会 延岡保養園(延岡市) ・院内の女性職員による組織「パワフルレディースクラブ(PLC)」は、院内に 留まらない活発な活動の展開により、地元女性のエンパワーメントを促進する気 運の醸成を果たしている。 ・専門相談員による仕事や家庭・育児に関する相談窓口の設置や、休業中能力アッ プコース(育児休業復帰プログラム)による休業中の職業能力の維持・回復及び スムーズな職場復帰ができるようなサポート体制、積極的な女性管理職の登用等 に取り組んでいる。 ○株式会社 サニー・シーリング(都城市) ・人事評価や賃金・給与制度において評価基準を明確にし、全社員に公表すること で、性別にかかわりなく全社員がそれぞれの貢献度において評価され、セルフチ ェックできる仕組みが確立されており、優れた成果を生み出す高いモラルが社内 で維持されている。パート従業員に対しても、福利厚生や賞与支給等により、高 い定着率を実現している。 ・全社員が能力を発揮しやすくするために、仕事と家庭を両立させやすい職場づく りのための「職場風土改革」に具体的なスケジュールや課題を立て、実行してい る。 ○国立大学法人 宮崎大学(宮崎市) ・採択事業の積極的な活用及び自主財源により女性研究者及び女性職員の職場環境 改善などへ向けた全学的な取組を積極的に行い、学内保育園の設置、技術補佐員 の雇用、研究助成金の支給など、地方大学の女性研究者支援ロールモデルとなって いる。 ・推進拠点である清花Athenaサポート室では、体調不良時や授乳のための休 憩室や相談室を完備し、また「子育て応援シール・バッジ」の作成・配布や学内 のイクメン(育児中の男性)を対象とした子育て講座、広報誌等による啓発、小 中高生を対象とした研究体験プログラム等を実施している。 平成23年度 宮崎県男女共同参画功労賞受賞者の紹介 (敬称略・五十音順) (1)個人 いけがき と し こ ○ 生垣 登志子 (日向市) ・長年にわたって男女共同参画の推進活動を続け、日向市女性フォーラムの実行委 員、初代会長を務めたほか、日向市女性懇話会(日向市男女共同参画推進審議会 の前身)の会長などを歴任し、日向市の男女共同参画行政の推進に寄与した。 ・日向市が設置した県内市町村初の男女共同参画センターの開設にあたっては、市 に精力的に働きかけをするなど開設に尽力した。 きはら ま り こ ○木原 万里子 (延岡市) ・県が養成したいきいき女性アドバイザーとして地域に根ざした男女共同参画の啓 発活動に精力的に取り組むとともに、延岡市男女共同参画センターで相談事業を 受託している市民団体の活動に中心メンバーとして携わり、自らも相談員として 従事しながら様々な活動を通じて延岡市男女参画センターの充実強化に貢献して きた。 ・平成21年には延岡市で開催された「全国男女共同参画宣言都市サミット」の実 行委員長を務め、県内で唯一の男女共同参画宣言都市である延岡市の男女共同参 画の推進に大きく寄与した。 むらかみ き み こ ○ 村上 喜美子 (日向市) ・日向市女性フォーラムの実行委員を長く務めたほか、日向市男女共同参画社会づ くり懇話会(日向市男女共同参画推進審議会の前身)の委員などを歴任し、現在 も日向市男女共同参画推進審議会の委員を務めるなど、日向市の男女共同参画行 政の推進に寄与してきた。 ・日向市が設置した県内市町村初の男女共同参画センターの開設にあたっては、市 に精力的に働きかけをするなど開設に尽力した。 もり あ きみ ○ 森 秋生 (三股町) ・県が養成した男女共同参画地域リーダーとして啓発活動を行うなど、地域におけ る男女共同参画社会づくりの中心的役割を担う一方で、三股町女性団体連絡協議 会の会長として町内の女性団体の連携強化等に取り組み、地域の女性リーダーと して男女共同参画社会づくりに尽力している。 ・町の様々な審議会、協議会の委員に就任し、政策方針決定過程への参画を通じて 男女共同参画の視点をいかしたまちづくりに貢献している。 (2)団体 ○宮崎県いきいき女性アドバイザー 延岡かめりあの会(延岡市) ・女性の地位向上・地域活性化のため、「住みよい延岡」を目指して延岡市内を中心に講 演会等を開催するなど、長年にわたり市民への男女共同参画の啓発や理解の促進に 尽力するとともに、延岡市主催の出前講座に積極的に協力を行うなど、延岡市の男女 共同参画社会づくりに向けた気運の醸成に大きな役割を果たしている。 平成24年度 宮崎県男女共同参画功労賞受賞者の紹介 (敬称略・五十音順) (1)個人 な す ち え こ ○那須 チエ子 (日南市) ・平成8年から北郷町地域婦人連絡協議会会長を務め、日南市との合併後も引き続 き日南市地域婦人連絡協議会会長として、長年にわたり地域の婦人会活動を通じ て女性の地位向上や子育て支援、男女共同参画の推進等に精力的に取り組んでい る。 ・県や日南市の各種審議会等の委員として政策・方針決定の場へ参画するなど、女 性リーダーとして日南市の男女共同参画の推進に大きく寄与している。 (2)団体 ○サンレディスしいば(椎葉村) ・男女がお互いを思いやり、自分らしく暮らしていくことができる社会を目指し、 椎葉村内において男女共同参画社会づくりの活動を進めている。 ・広報誌を発行(年3~4回)して村内の全戸に回覧し、男女共同参画の視点から 生活の見つめ直しを提案するなど、村内の男女共同参画推進の気運の醸成に寄与 している。 ・メンバーは、村内で様々な分野でリーダーとして広く活躍するほか、村の審議会 委員等を務めるなど、女性として政策・方針決定過程の場へも参画している。 ○わ・わ・わ清武(宮崎市) ・宮崎市男女共同参画社会づくり推進条例に基づき、すべての人がお互いを尊重し 認め合い、いきいきと自分らしく生きることができる社会づくりを目的として、 結成以来、メンバーによる学習を継続しながら、宮崎市内を中心に、男女共同参 画に関する啓発活動等を精力的に行っている。 ・まちづくり協議会に積極的に参画するなど、市とも協力、連携を図りながら、地 域における男女共同参画社会づくりの活動を推進している。 (3)事業者 ○株式会社ビューティ・プランニング(都城市) ・女性社員の課長職や部門長への登用やパート社員・派遣社員から正社員への任用 を積極的に行うなど、男女の区別なく個人の能力や意欲を評価し、戦略的な視点 から女性社員の能力活用と職域拡大を積極的に推進している。 ・改正育児・介護休業法の施行に先立ち育児休業や子の看護休暇、育児のための時 間外労働・深夜労働の制限や短時間勤務等についての規程を整備したほか、日・ 祝日も預け入れ可能な社内託児所を整備するなど、女性が結婚や出産後も能力を 持続的に発揮できる職場環境づくりに先進的に取り組んでいる。 平成25年度 宮崎県男女共同参画功労賞受賞者の紹介 (敬称略・五十音順) (1)個人 にしかわ き よ こ ○西川 紀代子 (諸塚村) ・これまで諸塚村地域婦人連絡協議会会長や男女共同参画グループの活動を通し て、諸塚村内における男女共同参画推進の気運の醸成に寄与してきた。 ・女性による特産品加工グループの立ち上げにより、女性農業者の活躍の場を創設 し、村内の女性加工グループ全体を盛り上げる役割を果たしている。 ・平成15年に、女性で初めて諸塚村議会議員選挙に立候補し、当選を果たした。 3期目となる現在まで諸塚村の発展に大きく寄与している。 か とう し げ こ ○加藤 シゲ子 (小林市) ・平成7年以降、こばやし農業協同組合、JA宮崎県女性組織協議会、西諸県地区 農村女性会議の役員を務め、長年にわたり女性農業者の地位向上や学習環境づく り、女性の意識を高める啓発活動に積極的に取り組んできた。 ・現在は、小林市男女共同参画審議会委員を務めるほか、地域農業、地域福祉、地 域防災など多方面で政策・方針決定の場へ参画するなど、女性リーダーとして小 林市の男女共同参画の推進に大きく寄与している。 (2)団体 ○大塚地域まちづくり推進委員会(宮崎市) ・「誰もが自分らしくいきいき生きていける大塚」を目指し、宮崎市大塚地域で男 女共同参画社会づくりを広めるための啓発活動を進めている。 ・地域や家庭の出来事を題材とした寸劇や、落語で学ぶ講演会を企画・開催するな ど、住民が男女共同参画を身近なものと実感できるよう工夫している。 ・他地域でも活動紹介を行うなど、県内の男女共同参画社会づくりの気運醸成に寄 与している。 平成26年度 宮崎県男女共同参画功労賞受賞者の紹介 (敬称略・五十音順) (1)個人 えとう な お ○江藤 奈保 (延岡市) ・昭和54年に延岡市内で調剤薬局を開業後、延岡市西臼杵薬剤師会の会長等の役 職を歴任したほか、平成11年から26年まで延岡市環境審議会委員に就任し、 延岡市環境基本計画策定等に携わった。 ・「国際ソロプチミスト延岡」や「のべおか男女共同参画会議21」において会長 を務めるなど、政策・方針決定過程や市民活動の分野で女性の社会参画推進に寄 与している。 きよふじ きよこ ○清 藤 清子 (日南市) ・平成16年、日南市富土河内地区で、男性区長の選出が困難となったことをきっ かけに、同地区の自治会長に選出され、以降10年にわたって、性別・年齢に関 わりなく、皆が暮らしやすい地域を目指し、男女共同参画の視点を踏まえた地域 づくりに取り組んでいる。 ・平成25年からは、唯一の女性役員として日南市自治会連合会の運営業務に携わ り、地区住民の代表として、提言や活動を行うなど、市の女性リーダーとして男 女共同参画推進の気運醸成に寄与している。 としま しんいち ○戸島 信 一 (宮崎市) ・宮崎大学において、「現代社会と家族」、「家族社会学」の科目の中でジェンダー 論の講義を担当し、学生へ考える機会を提供してきた。 ・平成17年以降、特定非営利活動法人みやざき男女共同参画推進機構理事として 宮崎県男女共同参画センターの事業運営に携わっているほか、県内各地で講師を 務めている。 ・平成19年から25年まで県男女共同参画審議会長を務めるなど、本県の男女共 同参画の推進に寄与している。 (2)団体 む ご かい ○宮崎県男女共同参画センターサポーター 六つ語ろう会(宮崎市) ・宮崎県男女共同参画センターの前身である女性交流活動センターの頃から、ボラ ンティアで男女共同参画に関するイベント運営等に関わり、同センターの運営を 長年支えてきた。 ・各メンバーは、男女共同参画に関する学習を積み重ねており、これまで身に付け た男女共同参画の視点を生かして、婦人会や地域役員、NPO活動等に参加し、そ れぞれの立場で男女共同参画の啓発に寄与している。 (3)事業者 ○株式会社グローバル・クリーン(日向市) ・女性には現場の清掃機械を取り扱うことができないという先入観を見直し、スタ ッフ全員の職域を広げるジョブローテーションを導入したほか、キャリアパス制 度やパート社員からの正社員転換制度の整備、登用実績のなかった部署への女性 登用の実施等により、女性の能力活用や職域拡大に努めている。 ・育児休業後の原職復帰や仕事のための託児所利用料半額補助、短時間勤務等につ いての制度を創設し、仕事と子育てを両立しやすい職場環境整備に取り組んでい る。 ○デル株式会社宮崎カスタマーセンター(宮崎市) ・性別、国籍、年齢、勤続年数等にとらわれない成果主義による評価・登用を徹底 し、社員のキャリア開発を積極的に推進しているほか、女性社員の雇用継続や成 長に寄与することを目的としたコミュニティー・ネットワーキング・グループを 全社的に取り組む等女性の能力活用や職域拡大に努めている。 ・育児費用補助金制度の整備や仕事と家庭の両立における課題等の早期発見・解決 のための上司との1対1の面談実施等により、ワーキングマザーへのサポート体 制を整備し、職場環境づくりに取り組んでいる。 平成27年度 宮崎県男女共同参画功労賞受賞者の紹介 (敬称略・五十音順) (1)個人 きむら くにこ ○木村 邦子 (延岡市) ・仏具店「きむら」を36歳で祖父から受け継ぐと、女性社長として、積極的に女 性従業員を採用して育成。その後、お墓の販売も開始し、現在は県内に5店舗を 有し、すべての店舗で女性が中心となって、活躍をしている。 ・平成23年6月から平成25年5月まで、「のべおか男女共同参画会議 21」の会 長として、女性の社会参加を進めるため、幾つもの審議会や協議会の委員を務め、 女性の意見を施策決定の場に届ける活動を続けてきた。なお、平成27年6月か らは、 「のべおか男女共同参画会議 21」の顧問として後進の指導に当たっている。 さかうえ ひろこ ○坂 上 弘子 (小林市) ・小林市男女共同参画審議会の他にも、小林市行政改革市民会議委員や小林市協働 のまちづくり推進委員、中心市街地活性化協議会委員など数多くの意思決定の場 へ自ら公募にて参画しており、市政に女性の意見を届けるなど女性の社会進出や 地位向上に貢献している。 ・食と農を考える県民会議(食育推進リーダー)を務め、子ども達等への料理教室 を開催し食の素晴らしさを広くひろめると共に、地域の魅力の発掘・再発見へ貢 献している。
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