洪水操作の効果について 6月27日からの大雨における緑川ダムが行った

記者発表資料
平成28年6月30日 9時発表
6月27日からの大雨における緑川ダムが行った
洪水操作の効果について
◆緑川ダムの洪水操作(ダム下流河川の増水を緩和させる操作)
6月29日 12時45分 より、上流から緑川ダムへ流れてくる水量の一部を
※
緑川ダムへ貯めて、ダム下流河川へ流す水量を 26 % 低減させる操作
※1-(放流量÷流入量)
(洪水調節)を実施しました。
◆緑川ダムの洪水調節の効果
この操作により、ダム下流の中甲橋水位観測所において河川の最高水位
を約 0.30 メートル低減させたと推測されます。
【緑川ダムの洪水操作】
<流入量>
(ダムへ流れてくる水量)
今回の大雨で貯めた水量
約98万立方㍍
(25mブール 約2,700杯分)
ダムへ流れてくる
水量を26%低減
させて流しました。
684立方㍍/秒
[13:50時点]
洪水操作後水位
161.38m
約1.32mダムに貯まりました。
<放流量>
(下流の河川へ
流す水量)
洪水操作前水位
160.06m
ダム貯水池
509立方㍍/秒
[13:50時点]
「発電」や「かんがい」などに利用するために
常時貯めている水量
ダム堤体
【緑川ダムにおける水位低減効果(最大)】
中甲橋水位観測所(下益城郡美里町)地点
水位低減効果図
左岸側
右岸側
▽緑川ダムがなかった場合の計算水位 35.09m
甲佐町
△ダムによる調節後実測水位 34.79m
中甲橋水位観測所
緑川ダム
ダムにより0.30m低減!
美里町
※ダムがない場合の河川水位やその軽減量等、本発表における数値は速報値です。最終的に整理され
る数値とは異なる場合があります。
問い合わせ先:国土交通省緑川ダム管理所 専門官 岩﨑靖生 電話0964-48-0216
参考説明資料
位置図
【緑川ダムの洪水操作状況】
総雨量(流域平均)
6/27 9:00~6/30 9:00
225㍉
津留
時間最大雨量(流域平均)
6/29 11:00~6/29 12:00
33㍉
※速報値
ダムからの放流状況
ダムからの放流量(512立方㍍)
緑川ダム
中甲橋
ダム貯水池状況
6/29 14:00
6/29 13:45
ダム上流からの流入状況
平水時の状況
6月29日の状況
6/29 13:30
上益城郡甲佐町の中甲橋水位観測所の状況
平水時の状況
6月29日の状況
6/29 12:30