原案 [PDFファイル/299KB]

資料:石狩市税条例改正パブリックコメント用
期 間 :2016-07-01 から 2016-07-31 まで
パブリックコメント募集
石 狩 市 税 条 例 の 改 正
(わがまち特例の割合の設定等)
について
平成28年7月1日から31日まで
石狩市役所 財政部 税務課
1
資料:石狩市税条例改正パブリックコメント用
期 間 :2016-07-01 から 2016-07-31 まで
1 改正概要
平成28年3月31日に「地方税法等の一部を改正する等の法律」(平成28年法律第13
号)が公布されたことに伴い、石狩市税条例(昭和29年条例第20号)の一部について
改正が必要となりました。改正が必要となった事項のうち、次の3項目については自
治体の自主的な判断により税率等を定めるものであり、納税義務者の支払う税額に影
響を与えるため、7月1日から31日までの1ヶ月間、皆様の意見をお伺いし、石狩市
議会において石狩市税条例を改正する条例案を提案することとしました。
項目1 新たに導入されたわがまち特例について、特例措置の割合を定めます。
項目2 法人市民税の法人税割の税率を8.4%に引き下げます。
項目3 軽自動車税環境性能割の減免要件について全道統一基準を採用します。
2
項目1 新たに導入されたわがまち特例におけ
る割合について定めます
(1) あらまし
今回の地方税法の改正により再生可能エネルギー
発電設備に固定資産税上の優遇制度を与える次の表
の①から⑤までの5区分について、わがまち特例を導
入した上、特例措置が2年間延長されました。
(2) 石狩市税条例で定めるわがまち特例の割合
地方税法においては、その割合の下限及び上限並びに参酌すべき割合を示してお
り、今回の5区分については、石狩市においてこの参酌すべき割合を変更する固有
の事情がないと認められることから、地方税法で参酌すべきとして示された割合で
定めます。
地方税法の内容
区 分
参酌基準(可能範囲)
市の定める割合
① 太陽光発電設備
2/3 (1/2≦5/6)
⇒
2/3
② 風力発電設備
2/3 (1/2≦5/6)
⇒
2/3
③ 水力発電設備
1/2 (1/3≦2/3)
⇒
1/2
④ 地熱発電設備
1/2 (1/3≦2/3)
⇒
1/2
⑤ バイオマス発電設備
1/2 (1/3≦2/3)
⇒
1/2
2
資料:石狩市税条例改正パブリックコメント用
期 間 :2016-07-01 から 2016-07-31 まで
(3) 今回の改正が適用される時期
平成 29 年度課税から適用となります。
3
項目2 法人市民税法人税割の税率を8.4%に
引き下げます
(1)あらまし
市町村間の税収の偏りを是正し、財政力格差の縮小
を図るため、法人市民税法人割の一部が交付税原資と
なることに伴い、平成29年4月1日から法人市民税法
人割の税率が引き下げられます。
地方税法は、法人市民税法人税割の税率については
自治体が定めるものとし、通常よるべき税率を示す「標準税率」及び超えてはなら
ない税率の上限値である「制限税率」を定めています(第314条の4第1項)。今回
の地方税法の改正により、標準税率を9.7%から6.0%へ、制限税率を12.1%から
8.4%へと引き下げられました。
【地方税法の改正における法人市民税法人税割の税率】
改正前
改正後
標準税率
9.7%
⇒
6.0%
制限税率
12.1%
⇒
8.4%
(2)石狩市において8.4%(制限税率)を適用する理由
現在、石狩市における法人税割の税率は12.1%(石狩市税条例第34条の4)とし
ており、制限税率を適用しています。制限税率という言葉から例外的に高い税率を
適用しているようにも思えますが、道内の35市の状況※を見ますと、32市(91.4%)
とほとんどの自治体で制限税率を適用しており、標準税率のみを適用する自治体は
ありません。
※ 平成27年度における道内の市における法人税割の税率設定状況(括弧内は、占有割合(%)
)
① 標準税率9.7%を適用している団体 なし(0%)
② 11.9%の団体 帯広市(2.9%)
③ 制限税率12.1%を適用している団体 32市町村(91.4%)
④ 不均一課税(法人の資本金等の額により複数の税率を適用)を実施している団体
札幌市、苫小牧市 2市(5.7%)
地方税法の改正により法人税割の制限税率が8.4%と引き下げられることにより、
税率の引き下げが必要となります。そこで石狩市においては、引き続き制限税率を
適用した上で8.4%に引き下げます。
新たな制限税率を適用する理由としては、①全道の市において制限税率を採用の
3
資料:石狩市税条例改正パブリックコメント用
期 間 :2016-07-01 から 2016-07-31 まで
自治体が大多数を占め、全国的に見ても多数を占めていることからすると石狩市に
おいて制限税率を適用することが他自治体に比べ過大な負担を求めている状況に
はないこと。②法人に対する税金については、国における税制改正において全体と
して段階的に軽減が図られており、制限税率を適用することが法人の負担増となる
ものではないこと。③仮に改正後の制限税率から、改正後の標準税率へ変更すると
市の歳入が約5,000万円の減収となり、市財政にとって直接かつ大きな影響を与え
ることとなること、が挙げられます。
(3)今回の改正が適用される時期
法人市民税は各法人の事業年度を基準に課税しているところですが、今回の改正
は、平成29年4月1日以降に開始する事業年度に対する課税分から適用することと
なります。
4
項目3 軽自動車税環境性能割の減免要件につ
いて全道統一基準を採用します
(1) 軽自動車税環境性能割の創設
わが国における車体課税全般の見直しがあり、軽自動車を含む『自動車取得税』
が廃止され、平成29年4月から市町村税である『軽自動車税環境性能割』が創設さ
れます。
(2) 軽自動車税環境性能割の減免要件の設定
軽自動車税環境性能割については市町村税であるため、その減免規定については、
市の条例で規定することとなります(地方税法461条)。その内容については、当該
税の賦課徴収について北海道が自動車税環境性能割の賦課徴収の例により行うもの
であること(地方税法附則29条の9)から、北海道としては全道統一の基準が原則
と考えております。石狩市としては、特段の地域事情も有しておらず、全道的な市
町村間の統一性の確保や事務合理化の観点からすると全道統一であることが社会的
合理性を有すると考えるため、現在北海道において検討中の自動車税環境性能割の
減免要件と同様の内容となるように条例を整備します。
(3) 今回の改正が適用される時期
軽自動車税環境性能割が平成 29 年4月から開始されるのに合わせて、減免も実
施されます。
ご意見をお待ちしております
4
資料:石狩市税条例改正パブリックコメント用
期 間 :2016-07-01 から 2016-07-31 まで
パブリックコメント(意見募集)要領
1
市民参加手続きのテーマ
石狩市税条例の改正について
2
意見の提出先
石狩市役所企画経済部企画課
〒061-3292 石狩市花川北6条1丁目30番地2
電話:0133-72-3161 ファクシミリ:0133-74-5581
Eメール:[email protected]
3
意見の提出方法
氏名、住所及び連絡先を明記した上で、文書持参、郵送、ファックス、Eメール、
音声ファイル又は録音テープのいずれかにより提出してください。
4
意見募集期間
平成28年7月1日(金)から同月31日(日)まで(31日間)
5
意見提出者の範囲
年齢・性別・居住地などの制限はなく、どなたでも提出できます。
6
意見の検討結果の公表
平成28年9月中に公表予定
7
市の原案
1ページから4ページのとおり
8
原案の概要
平成28年3月の地方税法の改正に伴い、石狩市税条例の改正が必要となった
事項のうち①固定資産税の特例措置においてわがまち特例として新たに加わっ
た部分について特例の割合を設定しようとするもの、②法人市民税の法人税割の
税率を引き下げるもの、③軽自動車税において新設される環境性能割の減免要件
について定めるものについて、皆様の意見をお伺いします。
5