平成28年5月号[PDF:287KB]

八ッ場ダムニュース
【平成28年5月号】
発行元:国土交通省 関東地方整備局
八ッ場ダム工事事務所
連絡先:地域振興課 ℡0279-82-2317
http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba
・春の便り∼桜が開花しました∼
長野原町の各地区で桜が開花を迎えました!今年は、植樹
を行ってきた各地区の若い桜も少しずつ花を付けてくるように
なってきました!
この桜は“やんば1万本桜プロジェクト”のもと、地元の皆様・
行政が協力し、植樹をしてきているものです。
プロジェクトでは“また訪れたくなるような感動させるおもてな
しの水と桜の郷”をコンセプトに、この地域の魅力の一つとして
この桜を育てていきます。
また、この活動をより活発的・継続的に行うため、プロジェク
トでは、桜の植樹・維持管理のために応援寄付金を募集して
います。詳細は道の駅八ッ場ふるさと館等に置かれているチ
ラシ、八ッ場ダム工事事務所ホームページをご覧ください。
http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/yanba_sakura01.html
・やんば見放台に双眼鏡を設置!
-桜がきれいに咲き始めました
林地区で見頃を迎えました®
見え方(例)
やんば見放台
濁水処理設備(ダム建設地)
び
・濁水処理設備とは!?
大柏木地区の原石山では、コンクリートで使用する骨材を
洗浄、ダム建設地では、養生や仕上げのため、コンクリートを
洗浄するときに濁水が発生します。それらをきれいにするため、
骨材プラントとダム建設地に濁水処理設備を設置しています。
発生した濁水は「濁水処理設備」の沈殿槽で、骨材やコンク
リートに含まれる、土などの微細な粒子を除去する等、きれい
な水に戻しています。
このように、ダム建設地では、様々な所で環境に配慮をした
工事を行っています!
濁水処理後
・カタクリの花が一面に咲きました!
古くは万葉集にも詠われた「カタクリ」の群落が長野原町林地
区押手沢にみられます。「カタクリの里」と呼ばれ、地元の方々
が維持管理をされています。
カタクリの花は、地中深くにできる球根には良質のデンプンが
含まれており、かつては、抽出したデンプンを片栗粉として料理
に用いられていました。しかし、精製量がごくわずかであるため、
近年は、ジャガイモから抽出したデンプン粉を片栗粉として用い
られています。
早春の時期には、薄紫から桃色の花を一つ下向きに咲かせ、
花びらは6枚で大きく上にそり返るカタクリと共に、アズマイチ
ゲ・エゾエンゴサクの白やピンクの花の共演が見られます。
毎年、4月中頃より咲きだしますので、来年はぜひお越しくだ
さい!
H28.4.19撮影
H28.4.14撮影
やんば見放台に無料双眼鏡を設置しました!
来訪した皆様に、より深く工事現場を理解して頂くために見放
台の上流と下流に設置しました。
下流側はダム建設の様子や吾妻峡がよく見え、上流側は将
来のダム湖となる地域の今の様子や八ッ場大橋の様子がよく
見えます。これまで、肉眼では工事状況が分かりづらかったの
ですが、双眼鏡をのぞいてみると、大型建設機械等の動きが
はっきりと見えるようになりました!!
やんば見放台は午前9時から午後5時まで(冬期期間は除
く)開放しておりますので、なかなか見ることのできないダム工
事現場を双眼鏡を通してご覧ください。
だく すい しょ り せつ
八ッ場ダム本体建設工事の状況
本体掘削(約9割) ※4月末現在
一面開花の様子