平成21年度 1 学校評価アンケート結果について 学習指導について 質問 (生 徒)先生方は,分かりやすい授業をするために準備・工夫をしている。 (教職員)授業評価等を踏まえ,分かりやすい授業を提供するための準備・工夫,授業改善 を行っている。 0% 20% 40% 60% 80% 100% 生徒 教職員 そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 100%に近い教職員が分かりやすい授業を提供するための準備・工夫,授業改善を行って いると答えている。教材研究や研修への参加などを通して,分かりやすい授業を提供しよ うという意思が見える。その姿勢は,生徒にも伝わっている様子で,83.8%の生徒が肯定的 に捉えている。 しかし,その一方で生徒の 15.8%が否定的に捉えていることは,まだまだ研究の余地が あるということである。教職員は現状に満足することなく,日々研鑽し続けなければなら ないと考える。 質問 (生 徒)授業の進度は適切である。 (教職員)計画的に授業を行い,適切な進度で授業を進めている。 0% 20% 40% 60% 80% 100% 生徒 教職員 そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 昨年度よりも,教職員全体の意思統一が図られ,より一層大学進学に対応した授業進度 を考えて計画的に授業を進めているといえるだろう。ここ最近,「早すぎる」もしくは「物 足りない」と不満を持っている生徒は 34.8%→25.3%→19.5%と減少傾向にある点におい ても,職員の授業研究の成果など努力の成果が見られるといえる。 質問 (生徒・保護者)学校は,授業や課外講習など,積極的に学力向上に取り組んでいる。 (評議員)学力向上のための具体的な対策が検討され,実践されている。 (教職員)学校は,学力向上のための具体的な対策を検討し,実践している。 0% 20% 40% 60% 80% 100% そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 生徒 保護者 教職員 1 本校では,3年次に課外講習,1・2年次に長期休業中の課外講習や添削指導,週末課 題などを通して生徒の学力向上を目標に取り組んでいる。年間を通した計画的な指導を心 がけていること,オリジナルの課題テキストを作成するなどきめ細やかな指導を心がけて おり,生徒においては 80%以上,保護者においては 90%以上,評議員においても全員と一 定の評価を得られていると考えられる。教職員の意識も,昨年度よりも「そう思う」と答 える割合が増加しており,より意欲的な姿勢が見られる。 質問 (生 徒)先生方は,分からないことやよく理解できないことに対して丁寧に指導してく れる。 (保護者)教職員は,分からないことやよく理解できないことに対して,丁寧に指導して くれている。 (教職員)学習した内容が確実に身に付くよう,補習授業などの対策を講じている。 0% 20% 40% 60% 80% 100% 生徒 保護者 教職員 そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 職員室前ではしばしば,質問に来た生徒に教職員が指導している光景が見られる。また, 欠点科目を保有している生徒には,何度も何度も理解するまで粘り強い指導を行っている。 そういったことからも,ほとんどの生徒・保護者は丁寧に指導してくれていると感じてく ださっているようである。「どちらかといえばそう思わない」「そう思わない」と答えてい る生徒が,昨年度の 21.4%(115人)から 16.1%(87人)と減少したことにも表れて いる。しかし,それに満足することなく,学力が思ったように向上せずに SOS サインを出 している生徒が少しでもゼロに近づけるよう努力していかなければならない。 質問 (生徒・保護者)「家庭学習の記録」は家庭学習の定着に役立っている。 (教職員)「家庭学習の記録」は有効に活用されている。 0% 20% 40% 60% 80% 生徒 保護者 教職員 100% そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 「家庭学習の記録」は,今回の調査でも残念ながら思わしい結果は出ていない。 「家庭学 習の記録」を継続していくのであれば,今後は生徒が活用したくなるような,もっと有用 なものに改善していく必要があろう。改善の方針として「達成感が得られるようなものに する」「年間に数回1週間あたりの学習時間の調査をする」など,回収率のアップと記録を 集計することによる生徒の実態把握をするなど効果的な活用方法を模索したい。 2 2 生活指導について 質問 (生徒・保護者)高校生にふさわしい学校生活が送れるよう,適切な生活指導(服装,礼 儀,頭髪,交通安全等の指導)がなされている。 (評議員・教職員)高校生にふさわしい学校生活が送れるよう,適切な生活指導(服装, 礼儀,頭髪,交通安全等の指導)が職員の共通理解のもとで行われている。 0% 20% 40% 60% 80% 100% 生徒 保護者 教職員 そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 生徒は 78.4%,保護者は 85.0%,教職員は 59.5%が「そう思う」「どちらかといえばそ う思う」と回答している。生徒・保護者はおおむね高い評価となっているが,教職員の中 では現状にまだ改善の余地があると考えている人が多いことがうかがえる。生活指導は毎 日の習慣づけであり,いい習慣はよりよい人間形成にもつながっていくので,教職員間や 学校・家庭間の共通理解のもと,より一層の連携した指導が望まれる。 質問 (生 徒)文化祭や体育祭などの学校行事は,生徒が積極的に参加し,互いに協力し合い, 楽しく活発に行われている。 (保護者)子どもは文化祭や体育祭などの行事に楽しく参加している。 (評議員・教職員)文化祭や体育祭などの学校行事は,生徒が積極的に参加し,互いに協 力し合いながら活発に行われている。 0% 20% 40% 60% 80% 100% 生徒 保護者 保護者 そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 生徒 90.3%,保護者 94.1%,教職員 97.9%が「そう思う」 「どちらかといえばそう思う」 で,昨年の数値よりも良好な評価となっており,ほとんどの生徒が学校行事に積極的に関 わり,保護者や教職員にも好意的に受け止められているものと考えられる。昨今は授業時 数の確保などで,行事も限られた時間の中で行わなければならない状況であるが,短い時 間の中でも生徒が主体となって活動し,有意義で質の高い学校行事の運営に努める必要が ある。 質問 (生 徒)部活動(部・同好会)が活発に行われている。 (保護者)子どもは部活動に(部・同好会)に積極的に参加している。 ( 評 議 員・教職員)学 校 全 体 と し て 部 活 動( 部・同 好 会 )は 活 発 に 行 わ れ て い る 。 0% 20% 40% 60% 80% 生徒 保護者 教職員 3 100% そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 生徒 92.8%,保護者 85.5%,教職員 97.9%が「そう思う」 「どちらかといえばそう思う」 で,昨年に比べ全体的にさらに高い数値となっている。共学となりこの4年間で,特に男 子部活動の新設や施設・設備面での整備が行われてきた。予算等の関係で厳しい面もある が,生徒がより一層充実して日々の部活動に取り組めるよう,活動内容や環境の充実に努 めていかなければならない。 質問 (生徒・教職員)生徒会活動は活発に行われている。 (保護者・評議員)学校の生徒会活動は活発に行われている。 0% 20% 40% 60% 80% 100% 生徒 保護者 教職員 そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 生徒 58.9%,保護者 76.5%,教職員 61.7%が「そう思う」 「どちらかといえばそう思う」 で,生徒・教職員ともにまだ改善の余地があると考えていることが読みとれる。生徒にお いては「そう思わない」と回答している人が 11.8%もいることを認識し,この結果をこれか らの生徒会活動に生かしていく必要がある。 質問 (生 徒)クラスの雰囲気が良く,楽しい。 (保護者)子どもはクラスの雰囲気に馴染み,明るく生活している。 (教職員)学年の共通理解のもと,生徒が明るく生活できるようなクラス経営がなされて いる。 0% 20% 40% 60% 80% 100% 生徒 保護者 教職員 そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 生徒 90.8%,保護者 92.9%,教職員 87.3%が「そう思う」 「どちらかといえばそう思う」 で,全体的にはおおむね良好な評価といえるが,1割強の教職員においては,まだ満足の いく経営がなされていないと考えている。クラスに馴染めないなどの不満を持っている生 徒もいることに留意しながら,この結果を今後のクラス経営に生かしていく必要がある。 3 進路指導について 質問 (生 徒)自分の進路を考えるための情報は,十分提供されている。 (保護者)子どもの進路を考えるための保護者への情報は,十分提供されている。 (教職員)学校は,生徒や保護者が必要とする進路情報を十分提供している。 0% 20% 40% 60% 80% 100% そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 生徒 保護者 教職員 4 生徒・保護者の回答の, 「そう思う」 「どちらかといえばそう思う」の合計はそれぞれ 78.2%, 66.7%であり,教職員は 89.4%であった。生徒の肯定的な回答の割合は昨年度より約 6%向 上している。保護者の肯定的解答についても約 5%増加しており,進路情報を提供する取り 組みがより向上したと言えるだろう。今年度から導入したメール配信によって,情報伝達 がより確実になったことも背景にあると考えられる。しかし,生徒の約3割弱が否定的な 回答をしている点については,個々に応じた進路情報の提供をさらに推し進めていく必要 がある。保護者の約 3 割が否定的な回答をしている点については,保護者が求めている情 報を把握するとともに,進路行事への参加の呼びかけ,メール配信などを活用して,情報 提供の充実をさらに進めていく必要がある。 質問 (生 徒)進路学習,進路講演会,進路ガイダンスなどは,自分の進路を考える上で有意 義で参考になる。 (保護者)進路学習,進路講演会,進路ガイダンスなど,子どもが進路を考える上で適切 な進路指導が行われている。 (評議員・教職員)生徒の進路意識を高めるための具体的な進路指導が計画的に行われて いる。 0% 20% 40% 60% 80% 100% そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 生徒 保護者 教職員 1と2の回答の合計は,それぞれ生徒 74.0%,保護者 80.1%,教職員 87.3%と高い結果 が出た。保護者の肯定的な意見については昨年より 8%増加しており,進路指導の向上と, その情報伝達がより確実になったということが背景にあると考えられる。約 2 割の生徒・保 護者が否定的な回答であるということについては,保護者も含めた進路講演会,進路ガイ ダンス等を通して,さらに向上させていく必要がある。 質問 (評議員)卒業生の進路達成状況・結果は良好である。 (教職員)卒業生の進路達成状況・結果はほぼ満足できるものである。 0% 20% 40% 60% 80% 教職員 100% そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 教職員の回答は1と2の合計が 59.6%であり,昨年と比べると 15%低い結果となった。 潜在的な力がまだあると考えてか,進路達成状況について満足しているという回答はやや 低くなっている。さらなる進路達成状況・結果の向上に向けて,学校全体の取り組みや保護 者との連携をさらに進め,それぞれの生徒が希望の進路を達成できるよう更なる努力が必 要である。 4 保健・安全指導について 質問 (生 徒)施設・設備の整備が行き届き,学習や部活動等の環境が整っている。 (保護者)施設・設備の整備が行き届き,学習や部活動等の環境が整っている。 5 (評議員)施設・設備の整備に努力し,学習や部活動等の環境整備に努めている。 (教職員)学校は,施設・設備の整備に努力し,学習や部活動等の環境整備に努めている。 0% 20% 40% 60% 80% 100% 生徒 保護者 教職員 そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 解答の1と2の合計は,生徒 61.4%,保護者 60.5%,教職員 62.1%である。否定的な回 答は,生徒 37.8%,保護者 38%,教職員 38.3%となり,昨年並みとなった。どの回答グル ープも同様の評価をしており,老朽化への対応や,今年度完成した屋外の多目的施設に加 え,さらに部活動等の環境を整備していく必要がある。 質問 (生徒・保護者)校舎内外の清掃や営繕(修理)が適切になされ,衛生的な環境が保たれ ている。 (評議員)教職員は,清掃や営繕を適切に行い,衛生的な環境を保っている。 (教職員)校舎内外の清掃や営繕(修理)を適切に行い,衛生的な環境を保っている。 0% 20% 40% 60% 80% 100% 生徒 保護者 教職員 そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 1と2の回答は生徒 70.7%,保護者 75.4%,教職員 91.5%といずれも高い結果となった。 校舎の老朽化や施設・設備の不充分さがある中でも,引き続き衛生的な環境を保つため, 日頃の清掃の徹底や,安全のための確認や営繕を心がけることが重要である。 質問 (生 徒)心身の悩みや日常生活の困ったことに対して,先生方やカウンセラーは相談に のってくれる。 (保護者)子どもの心身の悩みや日常生活の困ったことに対して,先生方やカウンセラー は相談にのってくれている。 (教職員)生徒の心身の悩みや日常生活の困ったことに対して,教職員やカウンセラーは よく相談に応じている。 0% 20% 40% 60% 80% 100% 生徒 保護者 教職員 そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク それぞれの肯定的な回答の割合は,生徒 69.6%,保護者 80.7%,教職員 91.5%である。 生徒・保護者の回答については,昨年より向上していると言える。それぞれの評価に若干 の差はあるものの,生徒の過半数が良い評価をしている。悩みが1つでも解決できるよう, カウンセリングなど生徒が相談しやすい環境のさらなる充実や,家庭と確実に連携しなが ら指導していくことなど,更なる努力が求められる。 質問 (生 徒)災害や非常時の避難方法や連絡方法は伝えられている。 (保護者)災害や非常時の避難方法や連絡方法は伝えられている。 6 (評議員)災害や非常時の避難方法や連絡方法は伝えられている。 (教職員)災害や非常時の避難方法や連絡方法を伝えている。 0% 20% 40% 60% 80% 100% 生徒 保護者 教職員 そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 「そう思う」と「どちらかといえばそう思う」を合計すると生徒は 67.7%,保護者 58.4%, 教職員の場合は 89.4%であった。生徒と教職員の認識に差があることから,防災訓練等の 充実のほかにも,日頃から避難等に関する指導を徹底する必要があると言える。また保護 者にも学校での避難方法や連絡方法がどのようになっているかについて,よりしっかりと 伝えていく必要がある。 5 学校公開,情報発信について 質問 (生徒・保護者)学校からの情報は,メール,ホームページ,プリント類等の連絡によっ て適切に伝えられている。 (教職員)学校からの情報は,メール,ホームページ,プリント類等の連絡によって生徒 や保護者に適切に伝えられている。 0% 20% 40% 60% 80% 100% そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 生徒 保護者 教職員 生徒・保護者・教職員すべてにおいて,8割前後が「そう思う」か「どちらかといえば そう思う」と回答している。今年度から本格的に始まったメール配信やホームページ等の 充実によって学校からの情報がより適切に伝わっていると思われる。 質問 (保護者)本校の教育活動は,保護者や地域社会の要望や意見を取り入れながら進められ ている。 (教職員)学校は,保護者や地域社会の要望や意見に積極的に耳を傾け,それらを取り入 れながら教育活動を進めている。 0% 20% 40% 60% 80% 保護者 教職員 100% そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 「そう思う」と「どちらかといえばそう思う」を合計すると保護者は 75.8%,教職員は 87.2%と全体的に肯定的ではあるが,両者に開きがある。学校側は,保護者や地域の方々の 声を聞く機会をさらに多くできるよう努力をしていく必要がある。 7 質問 (保護者・教職員)学校は,保護者や地域,中学校等に情報を発信し,学校の様子を知ら せる努力を積極的に行っている。 0% 20% 40% 60% 80% 100% 保護者 教職員 そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 保護者の「そう思う」と「どちらかといえばそう思う」の合計が 74.2%となり昨年度の 57%と比較し大きく改善しており,情報発信に向けての努力が徐々に認められてきている と言える。 6 教育活動全般について 質問 (生 徒)先生方は,学校の教育目標のもとで,協力して教育活動に当たっている。 (保護者)教職員は,学校の教育目標のもとで,協力して教育活動に当たっている。 (教職員)本校の教育目標や教育方針を日常の教育活動の中で意識し,その実現に向けて 協力して当たっている。 0% 20% 40% 60% 80% 100% そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 生徒 保護者 教職員 「そう思う」と「どちらかといえばそう思う」を合計すると,生徒 76.4%,保護者 85%, 教職員 76.6%になり,おおむね肯定的にとらえている。その一方で生徒の2割以上が否定 的であり,本校がどのような学校づくりを目指し,どう生徒にも伝え,実践していくのか, 今後さらに明確化する必要がある。 質問 (生徒・保護者・教職員)本校には,地域に根ざした特色や魅力がある。 0% 20% 40% 60% 80% 生徒 保護者 教職員 100% そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 全体の3割前後が,「地域に根ざした特色や魅力」が見いだしがたいということを感じて いる。本校が地域で果たすべき役割,入学者の希望や実態,保護者の期待等を総合的に判 断し,明確化する必要がある。 8 質問 (生 徒)学校生活は,充実したものであり,入学して良かった。 (保護者)子どもの学校生活は,充実したものであり,入学させて良かった。 (教職員)生徒の学校生活は,充実したものになっている。 0% 20% 40% 60% 80% 100% 生徒 保護者 教職員 そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 保護者の9割,生徒・教職員の8割が肯定的に評価している。その一方で生徒の約 16% が学校生活に満足しておらず,それらの要因について分析する必要がある。 質問 (生 徒) 先生方(事務室を含む)の日常の応対や電話対応は適切である。 (保護者)教職員(事務室を含む)の日常の応対や電話対応は適切である。 (教職員)保護者や外部者に対して日常の応対や電話対応を適切に行っている。 0% 20% 40% 60% 80% 100% 生徒 保護者 教職員 そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 保護者・教職員の約9割,生徒の8割が肯定的に評価している。しかし,中には不満や 不快感を感じている生徒・保護者がいるということも事実である。対応の仕方を常に自省 し,より丁寧な対応を心がける必要がある。 質問 (保護者)三者面談等,子どものことについて教職員と話し合う機会が十分設けられてい る。 (教職員)学校は,三者面談等,生徒のことについて保護者と話し合う機会を十分設けて いる。 0% 20% 40% 60% 80% 100% そう思う どちらかといえばそう思う どちらかといえばそう思わない そう思わない 無効票 ノーマーク 保護者 教職員 保護者の約7割・教職員の約8割以上が肯定的である。一方で保護者の2割以上は話し 合う機会が十分設けられていないと感じており,教職員の6.4%とは開きがある。保護者 との話し合いの機会の充実について,さらに検討が必要であろう。 9 平成21年度学校評価報告書 1 平成21年度重点目標 (1)授業及び家庭学習の充実による学力の向上(研究授業や授業評価の充実,家庭学習記録 簿の活用) (2)進路希望実現に向けた全校を上げた取り組み(進路指導部と学年の連携) (3)開かれた学校づくりの一層の推進(公開と参加,情報発信) (4)規律ある生活習慣の定着と学校行事及び部活動の充実 2 重点目標に対する自己評価 (1)「授業が基本」という共通認識のもと,日常の教材研究,校内研修,外部研修等が積極 的に行われ,アンケート結果や生徒の授業評価をみても,職員の教科指導については高い 評価を得ている。 しかし,家庭学習の定着を促進するため導入されている家庭学習記録簿については,職 員間の共通理解が進まず,指導や活用の温度差がやや大きく,十分な成果を上げるに至っ ていない。 (2)総合学習の時間等を利用した進路学習計画も徐々に整備され,計画的に進路指導がなさ れるようになってきた。進路指導部の方針や計画に従い,各学年が具体化を進めていく体 制づくりが進んでいる。 (3)携帯メールによる情報伝達の開始,昨年度から生徒のみを対象にしていた各種講演会等 を全て保護者や地域に公開してきた。参加者は,まだまだ限られた人数ではあるが,学校 の考え方や姿勢を知らせるには有効であった。また,体験入学,学校説明会,訪問地域を 拡大した中学校訪問等を積極的に行い,男女共学化を含む学校の現状を丁寧に説明するこ とにより本校の教育活動に対する理解が進んだ。 平成22年度入試の志願者予備調査では,倍率で 1.48 倍と高倍率になったことにもそ の成果があらわれている。 (4)相談活動をはじめとした,教員のきめ細かい指導により,生徒の学校生活全般は比較的 落ち着いてはいるが,服装,頭髪をはじめ基本的な生活習慣についての修正が必要となっ ている。学校行事では,具体化の段階で様々な工夫をし,男女が協力して取り組むことが できている。部活動では,男子のバスケットボールが部としてスタートし,硬式野球同好 会も初勝利をあげるなど活躍をみせている。屋外球技練習施設は財団後援会の御協力で完 成したが,施設・設備面でまだまだ不充分な点はあり,県の協力を得ながら早急に進めて いかなければならない。 3 今後の改善点 (1)学習指導について ①「授業が基本」であるとの共通認識のもと,以下のような取り組みを強化し,全職員の授 業力の向上を図る。 ・教科会の定例化などで各教科内の情報交換を積極的に行い,指導方針の共通理解や指導 方法などの研究を進める。 ・外部研修会に積極的に参加し,指導法等の研修に努める。 ・指導主事訪問や校内授業研修会等機会を捉え授業研究を推進する。 ②各教科の指導計画を点検し,シラバスの作成により「授業」「朝学習」「課外講習」「課題 テスト」「朝学習テスト」等の意味付けを明確にするとともに,それぞれが有機的に関連 し最大限の効果が上がるように工夫する。 ③「進学型単位制」の導入により,多様な進路希望に対応できるカリキュラムの改善を積極 的に進める。 ④上記③と合わせ,少人数学習や習熟度学習などによる運営を積極的に推進する。 ⑤「家庭学習記録簿」の利用を再検討し,家庭学習の定着を目指す。 (2)生活指導について ①服装等の基本的生活習慣の定着を図るため,制服マナー講習をはじめマナーアップの指導 方針や具体的な取組について職員間の共通認識を図り,指導を強化する。 ②部室,屋外施設等の部活動の活動環境を整備する。 (3)進路指導について ①各学年の進路指導の目標を具体的に明確化し,各クラスでの進路学習,進路講演会,進路 ガイダンス等を有機的に関連させ,相乗効果を生むよう進路指導計画の見直しを図る。 ②生徒,保護者が必要としている情報を整理し,適切な時期に提供していく。 ③三者面談,メール配信システム,進路講演会等を利用し,確実に情報を保護者に届ける。 (4)保健・安全指導について ①校舎の新築,改築を含めた全面的な施設・設備の整備を引き続き積極的に県に働きかける。 ②県への対応と並行して,後援会等の協力を得ながら可能な限り施設・設備の整備を進める。 ③保健室,カウンセラーと連携しながら学校全体の教育相談機能をさらに高める。 ④緊急時の連絡体制の周知を徹底していく。 (5)学校公開,情報発信について ①リニューアルした学校のホームページを常時更新できる体制を作る。 ②メール配信システムをさらに活用し,保護者に対して迅速な情報発信ができるようにする。 ③保護者や地域に対して各種学校行事等の公開を積極的に行い,情報を提供する。 ④学校・学年だより,進路通信等を定期的に発行し,学校の教育活動を積極的に知らせる。 ⑤学校案内パンフ等各種広報誌の内容を充実させ,より魅力あるものにしていく。 (6)教育活動全般について ①特色ある学校づくりの方向性として「よりきめ細かい指導」を掲げ,単位制への移行や少 人数学習を実施し,担任の複数化等も含めて検討し,具体化を進めていく。 ②PTAと協力しながら,多くの保護者が気軽に来校できる雰囲気や機会を増やし,学校の 教育活動の正しい理解を図り,協力体制を強化していく。
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