泉佐野市 報道提供資料 地下水質汚染について

平成 28 年 6 月 29 日
泉佐野市 報道提供資料
タイトル
地下水質汚染について
1.概要
6 月 24 日、泉佐野市鶴原地区に設置の井戸水において、下表のとおり
環境基準値を超えて検出されたとの報告がありましたので、お知らせし
ます。
現時点において、市には健康被害の情報は届いていません。市は、
「3.
今後の対応」のとおり、安全の確認に努めてまいります。
(地下水)
物質名
基準超過し
地
下 水
水
道
基準超過
た測定値
環境基準
水質基準
井戸の深さ
15.9mg/L
10mg/L 以下
10mg/L 以下
約 4m
硝酸態窒素
及び亜硝酸
態窒素
内 容
2.検出場所
畑(泉佐野市鶴原、別添「検出場所(地図)」参照)
3.今後の対応
市は、大阪府地下水質保全対策要領に基づき、関係機関と協力し、以下
のとおり対応します。
・検出場所を中心とした概ね半径 500m の範囲内(以下「周辺地域」とい
います。
)の井戸の所有者に対し、飲用水には安全な水道水を利用する
ことを周知
・汚染範囲を確認するため、周辺地域における地下水(井戸水)の水質調
査を実施
問合先
生活産業部 環境衛生課
担当者名 梅谷 (TEL:072-463-1212 内線 2282)
物
質
名
硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素
地下水環境基準値
硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素の合計で 10mg/L 以下
水道水質基準値
同上
汚染原因と
○肥料の使用、腐敗した動植物、生活排水、陸上処分された下水汚泥、
して考えら
工場排水、ごみの残りかす、すすなどの微粒子を含んだ空気の洗浄水
れ る こ と
など。
○硝酸態窒素が体内で亜硝酸態窒素となり、消化器管内で発がん性が考
えられるニトロソアミンを生成します。
健 康 影 響
○硝酸態窒素が体内で亜硝酸態窒素となり、血液中のヘモグロビンと反
応してメトヘモグロビンを生成し、高濃度になるとチアノーゼ症状、
呼吸困難、頻脈、頭痛、
昏睡、更には死に至ることもあります。
○硝酸態窒素は種々の窒素化合物が酸化されて生じた最終生成物で、富
栄養化の原因にもなり、あらゆる場所の土壌、水、植物中に広く、か
環境中での
挙
動
つ相当量存在します。
○亜硝酸態窒素は自然界に広く存在する有機態窒素が土壌、水中の好気
性細菌によって分解されたもので、硝酸態窒素に比べ一般に非常に低
濃度ですが、広く存在しています。
備
考
別添「検出場所(地図)」
500m