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平成 28 年(2016 年) 5 月 31 日
北区 1 ブロック栄養教諭・栄養職員発行
食育だより
札幌市立新琴似南小学校
こんにちは、ねぎまるです。
∼毎月 19 日は「食育の日」∼
今年度も、北区の小・中学校に勤務
する栄養士からの食に関する情報発信
として、
「ねぎまる通信」をお届けしま
す。よろしくお願いいたします。
「食育」とは、様々な経験を通じて、
「食」に関する知識と、バランスの良い「食」を選択する力を身に付け
健全な食生活を実践できるようになることです。食べることは生涯にわたって続く基本的な営み。毎年6月は
「食育月間」。ご家族で食卓を囲みながら、“食事の大切さ”を考えてみてはいかがでしょうか。
食事の場は、コミュニケーションの場でもあります。最近は核家族化やライフスタイルの多様化によって、
家族みんなが集まって食事をする機会が減っており、家族と同居していても夕食を一緒に食べる頻度が週に
2∼3日以下の人が30.7%もいます(内閣府「食育に関する意識調査(平成26年3月)」。
家族みんなで一緒に食卓を囲むことによって、子どもたちは食事の楽しさを
実感することができます。また、箸の持ち方や食事のマナー、「いただきます」
「ごちそうさま」といった食事のあいさつ、栄養のバランスを考えて食べる習慣や
食べ物を大切にする気持ち、郷土料理や季節の料理といった食の文化などを子どもに
伝える良い機会にもなります。
☆心と身体の健康を維持できること
☆食事の重要性や楽しさを理解する力 ☆食べものの選択や食事づくりができる力
☆日本の食文化を理解し伝えることができる力 ☆食べ物をつくる人への感謝の心 ☆家族や仲間と一緒に食べる楽しみを味わう力
今年3月、平成28年度から32年度までの5年間を期間とする「第3次食育推進基本計画」が政府より出さ
れました。生涯にわたって健康で豊かな生活を送るため、健全な食生活を実践することを目的としています。
⾷育に関⼼を持っている国⺠を増やす
ゆっくり噛んで⾷べる国⺠を増やす
朝食又は夕食を家族と一緒に食べる「共食」の回数を増やす
食育の推進に関わるボランティアの数を増やす
地域等で共食したいと思う人が共食する割合を増やす
農林漁業体験を経験した国⺠を増やす
朝⾷を⽋⾷する国⺠を減らす
⾷品ロス削減のために何らかの⾏動をしている国⺠を増やす
中学校における学校給⾷の実施率を上げる
地域や家庭で受け継がれてきた伝統的な料理や作法等を継承し伝えている国⺠を増やす
学校給食における地産地消等を使用する割合を増やす
⾷品の安全性について基礎的な知識を持ち、⾃ら判断する国⺠を増やす
栄養バランスに配慮した⾷⽣活を実践する国⺠を増やす
推進計画を作成・実施している市町村を増やす
⽣活習慣病の予防や改善のために、ふだんから適正体重の維持や減塩等に気をつけた⾷⽣活を実践する国⺠を増やす
○今年度のねぎまる通信では、第 3 次食育推進計画の目標に沿ったテーマで記事を構成する予定です。
弥生時代は3990回、鎌倉時代は2645回、江戸時代は1465回、そして現代は 620 回。
さて問題です。これは何の回数でしょう?
正解は、
「一回の食事でのそしゃく回数」です。弥生時代の食事は玄米のおこわや乾燥した木の実、干物など硬くて
かみ応えのある食材で構成されていました。それに比べ現代人の好む食事はあまり噛まなくても食べられるものばか
りです。
しっかり噛むことにより、脳にある満腹中枢
しっかり噛むことは、あごの筋肉をよく動かすた
が刺激されて「満腹感」を感じやすくなるので、
め、その周辺の血管や神経が刺激されて、脳の働きが
食べ過ぎを防ぎ、肥満防止につながります。
活発になり「記憶力」や「集中力」が高まります。
よく噛むことで唾液がたくさん分泌されま
食べものが細かく砕かれるほか、唾液を混ぜ合わ
す。唾液には歯を固く丈夫にし、酸から歯を守
せることによって、胃や腸での消化・吸収が良くな
るスタテリンも含まれています。
ります。
よく噛んで食べよう!
給食おすすめメニュー
【材料】4人分
子持ちししゃも
酒
小麦粉
かたくり粉
揚げ油
A
【作り方】
8本
小さじ1
大さじ1
大さじ1
しょう油
砂糖
酒
豆板醤
水
大さじ2弱
大さじ1
大さじ1強
少々
大さじ3
【材料】4人分
A
白いりごま
ししゃもに酒をふる。
①に小麦粉・片栗粉を合せた粉をつけ、油で揚げる。
鍋に A の調味料を入れ、加熱をする。
①のししゃもに、③のたれをかけてできあがり。
【1 人分の栄養価】
エネルギー 129kcal
脂質
6.9g
タンパク質 7.0g
カルシウム 145mg
【作り方】
きゅうり
しょうゆ
砂糖
ごま油
塩
①
②
③
④
大さじ1
小さじ1/2
小さじ1/2
少々
大1/2
①
②
③
きゅうりは乱切りにし、かるくゆでて水で冷まします。
水気を切ったきゅうりを A の調味料で和える。
時々混ぜながら味をなじませ、仕上げに白いりごまを加える。
※きゅうりは、さっとゆでることで味がしみこみやすくなります。
【1人分の栄養価】
エネルギー 24kcal
脂質
1.39g
タンパク質 1.0g
カルシウム 15mg