冬季報告_NPO法人岡山・ホームレス支援きずな

あなたは岡山に
あなたは岡山にホームレスがいることを知っていますか?
2014年度岡山県調査によるホームレス者数は、県全体でおよそ16名です。しかし、本当にそんなに少ないので
しょうか・・・?実は、これは「目視」で確認できる人数のみです。
政府による「ホームレス」の定義は、「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常
生活を営んでいる者」です。ですが、それだけではなくて、ホームレスと呼ばれる人々は、就労、心身の障がい、
人間関係など様々な問題を複合的に抱えている人々です。複雑な事情が絡み合っているので、「ホームレス」は
一括りにできません。だからこそホームレスには、物理的なものが失った状態の「ハウスレス」と人や社会との関
係性を失った状態の大きな意味で捉える「ホームレス」との二つの側面を持つと考えられるのです。
ネットカフェ難民
車上生活者
不安定な住環境
の人々
あなたはその人たちを支える人を知っていますか?
あなたはその人たちを支える人を知っていますか?
岡山・ホームレス支援きずなは、ホームレスと呼ばれる人々の安定した生活の維持を実現し、全ての住民に
とって好ましい町づくりを目指しています。本人達の中には、「またやり直したい」「もう一度立ち上がりたい」とい
う思いを持った人が多くいます。本人に寄り添い、ともに歩みながら、支援をしていっています。
いのちをつなぐ為の活動として、きずなでは三つの活動を中心に行っています。火曜の会と炊き出しは、安楽
亭という所で、ゆっくり食事をしたり、お茶をしながらお喋りしたりと、安心して過ごせる場所を提供します。夜回
りでは、岡山駅周辺を中心に見回りをし、状況を把握し、出会ったホームレス者にきずな等の支援活動があるこ
とを紹介して回り、必要なら食料を配ります。この夜回りで、万引きの被害が減りました。
いのちをつなぐ為の3つの活動
それぞれの当事者に合わ
せた支援で自立
せた支援で自立に向かう
自立に向かう
1
住居のない生活困窮者に対
して、衣食住の提供等を行う
配達者の収入となる
・ビッグイシュー
・フードバンク
3
2
利用者が食品ロス削減に
社会貢献
支えられる人のことを知ることも、
支えられる人のことを知ることも、支える人
のことを知ることも、支える人のことを知ることも、
支える人のことを知ることも、
どちらも大切
支えられる側と支える側、どちらかが一方的ではなく、お互いが気楽に助け合う相互作用の確立が必要です。
ノートルダム清心女子大学 2年 藤原彩織