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レーザー療法
2011 年に保険適応になった、新しい治療法です。小さい傷でこれまでの手術
療法と同じ効果があり、痛みも少ないのが特徴です。膝の内側で、静脈を針で刺
します。静脈の中にレーザーファーバーを挿入して、上の方に進めて行きます。
ファイバーの先端からレーザー光線を発射して、静脈の中から血管の壁に熱を加
えます。熱によってタンパク質が変化して、静脈が収縮します。ファイバーをゆ
っくり引き抜くと、大腿にある静脈が閉塞します(図 1 参照)。
レーザーファイバー
図1
大腿部は針穴 1 つだけで、治療ができます。下腿部は、数カ所 1mm ほど皮膚
を切開して静脈瘤を引き抜きます。麻酔は、全身麻酔と局所麻酔を組み合わせて
行います。手術に要する時間は、約 1 時間です。手術の翌日に静脈エコー検査を
行って、深部静脈に血栓がなければ退院となります。1 週間後に外来を受診して
いただいて、術後に問題がないかを確認します。
手術当日(午前)
朝御飯は食べずに、来院して
手術当日(午後)
手術翌日
手術を行います
廊下を歩いていただきます
一晩ベッドの上で安静です
自分で弾性包帯を巻いていた
いただきます
病棟看護師から入院に関する
だきます
説明を受けていただきます
静脈エコー検査で血栓が確認
点滴を行います
されなければ、退院です