レポート例

平成○年○月○日
タイピング練習の効果について
1x10001 千葉 商太郎
1. はじめに
情報技術の発展にともない様々な分野でコンピュータを利用する機会が増加した。最近では
音声入力などの技術も発展してきたが,現在でもキーボードはコンピュータの最も重要な入力
装置である。したがって今後の社会でタイピング技術の習得は必須である。
情報基礎では美佳タイプ[1]を利用してタイピング練習を行っている。本稿ではこの練習が
タイピング能力の向上につながっているかどうかを検証する。
2. タイピング練習の効果
クラスの友人 12 名に対して練習前(4 月)と練習後(6 月)の入力速度について聞き取り調
査を行った。その結果を散布図にしたものを図 1 に示す。
図中の破線は練習前速度と練習後速度が等しい状態を示しているが,12 名全員が練習前に比
べ練習後の入力速度が高くなっており,平均では入力速度が 22(字/分)向上していた。また,
練習前の入力速度が遅い人の方が練習後の伸びが大きいといった傾向は認められなかった。
練習後入力速度(字/分)
250
200
150
100
50
50
100
150
200
250
練習前入力速度(字/分)
図 1: 練習前後の入力速度
3. おわりに
2 か月間のタイピング練習で全員の入力速度向上が認められた。したがって情報基礎におけ
るタイピング練習は一定の効果を挙げていると考えられる。今後は練習時間と速度向上の関係
について検討したい。
参考文献
[1] 今村二郎 (1997)「美佳のタイプトレーナー」
,http://www.asahi-net.or.jp/~BG8J-IMMR/,
201X 年○月○日閲覧.
[2] 吉長裕司・川畑洋昭 (2001)「情報教育におけるキーボードリテラシーの一考察」
,情報処
理学会誌論文誌,Vol.42, No.9, pp.2359-2367.