そうだ、選挙 に行こう

だい
か い さ ん ぎ い ん せんきょ
第 24 回参議院選挙にあたって
せ ん き ょ
い
そうだ、選挙に行こう!
がつ
にち
だい
かい さんぎいん ぎ い ん せんきょ
こうじ
がつとう か
とうひょう び
むか
6 月 22日 、第 24 回参議院議員 選挙 が公示され、7 月 10 日に 投 票 日を迎えます。わたしたちは、
こんかい
とうひょう
せんきょ
い
おお
よ
今回 の選挙 にあたって「ぜひ 投 票 に行きましょう」と、多くのみなさんに呼びかけます。
こんかい
さんぎい ん せんきょ
おお
こと
さくねん
せんきょ
かん
ほうりつ
こうしょくせんきょほう
今回 の参議院 選挙 はこれまでとは大きく異なります。昨年 、選挙 に関する 法律「 公 職 選挙法 」
かいせい
さい
とうひょう
はた ち
が改正 され、18 歳 から 投 票 することができるようになりました。これまでは20 歳にならないと
せんきょけん
え
さい
ひ
さ
まんにん
わか
ひと
選挙権 を得ることはできませんでしたが、18歳 に引き下げられたことで、およそ 240万人 の若い 人
とうひょう
けんり
え
なか
しょうがい
ひと
ふく
たちが 投 票 する権利を得ました。もちろん、この中 には 障 害 のある人 もたくさん含まれます。
わか
ひと
とうひょうりつ
ひく
い
いっぽう
あ ん ぽ ほうせい
はんたい
かくち
がくせい
うんどう
若い 人 ほど 投 票 率 が低い 、と言われる 一方 で、安保 法制 に 反対 する各地 の 学生 の 運動 が
おお
も
あ
み
わか
ひと
せいじ
かん
いしき
たか
ひとり
おお
大きな盛り上がりを見せるなど、若い 人 の政治に関する意識も高まっています。一人でも多くの
わか
ひと
とうひょうじょ
あし
はこ
きたい
若い 人 が 投 票 所 に足 を運ぶことを期待します。
しょうがい
ひと
こんかい
せんきょ
ふしめ
がつ
しょうがいしゃ さ べ つ かいしょうほう
障 害 のある人 にとっても今回 の選挙 は節目です。
しこう
はじ
おこな
こくせいせんきょ
ひとつは、4月に 障 害 者 差別 解 消 法 が施行されてから、初めて 行 わ れ る 国政 選挙 になるか
せんきょ
ひと
おお
さべつ
たいけん
とうひょうじょ
らです。これまでも選挙 にあたっては多くの人 が差別を体験 してきました。「 投 票 所 がバリアフ
せんきょ
かん
じょうほう
ほうそう
てんじ
じまく
じゅんび
リーになっていない」
「選挙 に関する 情 報 や放送 に、点字や字幕が準備 されていない」、こうした
じょうきょう
だんねん
とうひょう
ひと
おお
しょうがいしゃ さ べ つ かいしょうほう
こうりょく
状 況 か ら 投 票 す る こ と を 断念 す る 人 も 多く い ま し た 。 障 害 者 差別 解 消 法 の 効 力 が
と
せんきょ
問われる 選挙 となるのではないでしょうか。
しょうがいしゃ し さ く
かんけい
がつ
しょうがいしゃそうごう し え ん ほ う
ごういん
かいせい
もうひとつは、 障 害 者 施策との関係 です。5月には 障 害 者 総合 支援法の「改正 」が強引 に
すす
かいごほけんせいど
とうごう
つ
すす
あや
じょうきょう
進められ、このままでは介護保険制度との統合 へとさらに突き進んでいく危うい 状 況 です。こ
ま
しゃかいほしょう
こんぽん
と
ふしめ
せんきょ
れまでに増して、社会 保障 の根本 が問われる節目の選挙 になります。
せんきょ
い
よ
じぶん
せいかつ
かんけい
じぶん
とうひょう
「選挙 に行こう 」と呼びかける と、「自分 の生活 には関係 ない」「どうせ自分 が 投 票 しても
か
こた
ひと
変わらない」と答える 人 がいます。はたしてそうでしょうか。
せいかつ
ささ
しょうがいしゃ し さ く
せいかつ ほ ご し さ く
せんきょ
えら
こっかい
わたしたちの生活 を支えている 障 害 者 施策も、生活 保護施策も、選挙 によって選ばれた 国会
ぎいん
き
へいわ
せんそう
くに
くに
おな
こっかい ぎ い ん
議員が決めています。平和な国 にするのか戦争 のできる国 にするのかも、同じように国会 議員が
き
こっかい ぎ い ん
えら
だれ
とうひょう
せいかつ
おお
決めます。どんな国会 議員が選ばれるか、誰 に 投 票 するのかによって、わたしたちの生活 に大きく
えいきょう
影 響 します。
ひとり
おお
ひと
とうひょう
せんきょ
あと
こっかい
ぎろん
おお
えいきょう
また、一人でも多くの人 が 投 票 することは、選挙 の後 の国会 での議論にも大きく 影 響 します。
とうひょう
ひと
むか ん し ん
おお
ひと
おお
こっかい
ぎろん
いちぶ
ひと
投 票 しない人 が多ければ、それだけ無関心な人 が多いこととなり、国会 での議論は一部の人 の
おも
すす
思い だけで進められてしまいます。
せいかつ
よ
なか
すこ
おも
ひと
とうひょう
「 こ ん な 生活 が し た い 」「 こ ん な 世 の 中 が い い 」、 少し で も そ う 思う 人 は ぜ ひ 投 票 に
い
ひとり
とうひょう
おも
しゃかい
行きましょう。一人ひとりの 投 票 が、思いが、わたしたちの社会 をつくります。
ねん がつ
にち
2016年 6月 21日
じょうにん り じ か い
きょうされん 常 任 理事会