シーズタイトル 緑藻を 24 時間稼働する工場に 氏名(所属、役職) 研究責任者:松尾拓哉 (名古屋大学 遺伝子実験施設 コーディネータ :渡邊真由美 (名古屋大学 RA 室) 助教) H23 年度採択課題名、 生物時計変異株の葉 緑体を用いた有用物 質の大量生産系 の 開 発 (課題番号) (AS232Z01277E) 技術キーワード 緑藻、生物時計、物質生産、バイオ燃料 【新技術の概要】 葉緑体は外来遺伝子の発現に関して寛容であ り、有用タンパク質生産のプラットフォームとし 【従来技術・競合技術との比較】 ●有用物質を 24 時間いつでも回収可能。 ●積算生産量は 3 倍以上。 て注目されている。特に単細胞緑藻は大量培養が 可能で人体への悪影響もほとんどないため、この 目的に適している。しかし、葉緑体の遺伝子発現 系は、本来の目的である光合成を日中に活性化す るために核ゲノムにコードされた生物時計によ って発現が厳密に制御されている。そのため夜間 は遺伝子発現が極めて弱くなることが欠点であ った。本技術は時計遺伝子の変異株を用いること で、葉緑体を従来の「昼間のみ稼働する工場」か ら「24 時間体制で稼働する工場」に改良し、有 用タンパク質の生産量の飛躍的な向上を可能に するものである。 【想定される技術移転】 ●医薬品、健康食品、化粧品などに有用な物質 の生産プラットフォームとして。 ●バイオ燃料への応用。 【お問い合わせ先】 松尾拓哉 名古屋大学 遺伝子実験施設 e-mail: [email protected] 電話:052-789-4527
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