在学生の声 - 宮城教育大学

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体験から学ぶ大切さ
初等教育教員養成課程 国語コース3年
渡 邊 恭 介 さん
宮城県仙台第三高等学校卒業
私が宮城教育大学を志望した理由は、中学校時代の恩師のような教師になることを夢見た
からです。恩師も宮教大を卒業し、教員として何百人もの生徒をたくましく育て上げてきました。
私は恩師のように生徒を成長させ、旅立たせる「教師」という職業に憧れています。そのような
教師になるためには、在学中に多くのことを経験し、子どもに関する理解を深めることが必要
であると考えています。
そのために、大学での講義に加えて、院内学級や児童館で遊ぶ子どもたちを支援するボラン
ティア活動にも取り組んでいます。色々なタイプの子どもたちと触れ合う中で、何か問題が起
こったときの対処の仕方や、コミュニケーションの上手な取り方など、座学だけでは分からない
多くのことを学んでいます。
宮教大に入らなかったら、これほど多くのことに挑戦する機会はなかったと思います。私は憧
れの恩師のような教員になるために、これからも宮教大で多くのことに挑戦していきたいです。
様々なことに挑戦したい
中等教育教員養成課程 音楽教育専攻3年
岩崎 秀徳 さん
東海大学付属第四高等学校卒業
私は中学・高校のとき、吹奏楽部に所属していました。そこでの活動を通じて、大勢の人と一
つのものを作り上げることや演奏の楽しさを知りました。こうしたことを子どもたちに伝える仕
事がしたいと思い、宮教大に進学しました。
私の所属する専攻は、ピアノ・管打楽器・和楽器と様々な楽器を演奏している人がいて、自分
の専門とする楽器以外のことについても勉強でき、とても楽しいです。年に1回の個人発表会
のほか、音楽科主催の演奏会、一般の音楽団体の演奏会にエキストラで出演するなど、演奏す
る機会が多く、勉強になっています。また、音楽科は学生数が少ないため、学生間の仲が良い
だけでなく、先生方との距離が近いのも魅力です。
大学の4年間はあっという間なので、私自身、様々なことに挑戦しようと思っています。私は、
多文化や、海外にも興味を持っているので、大学では多文化理解の講義を受けています。旅行も
好きなので大学の長期休暇を利用して国内だけでなく海外にも旅行しようと考えています。そし
て、私は打楽器を専門に演奏していますが、今よりもさらに上手になって、様々な演奏会や舞台
を経験していきたいです。
習
教育実
声
体験の
3年次教育実習を終えて学んだこと、
4年次実習への抱負
初等教育教員養成課程 教育心理学コース4年 佐 藤 栞名 さん
聖霊女子短期大学付属高等学校卒業
「全力には全力で返す。
」これは、3年次実習で附属小学校の先生から頂いた言葉です。初めてのことばかり
の 3 年次実習は、不安と緊張の中でスタートしました。特に、初めての授業実践には不安しかありませんでし
た。そこで掛けてもらったのが先の言葉です。その言葉を胸に、自分が今出せる力の限り全力で準備し、実践
したところ、その私の全力に子どもたちは本当に全力で応えてくれました。教師だけで授業をするわけではな
いのだと強く感じた瞬間でした。3年次実習の10日間、授業中も休み時間も子どもたちと互いに全力で過ごし
た中で学んだ一番大きなことは、授業も学級も子どもたちとの関わり合いの中で一緒に作り上げていくもの
であるということです。
4 年次実習では、3 年次実習で学んだ子どもたちとの関わり合いの大切さを念頭に置き、全力で子どもたち
に向き合うことはもちろん、3 年次実習では担当しなかった教科の授業研究や、子どもたちの言葉を活かした
授業を実践できるように努めたいです。3年次実習を終えて、自分の課題と目標がはっきりした今、4年次実習
には意欲的にさらに全力で取り組みたいです。
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在学生の声
天然の教材が広がる大学
中等教育教員養成課程 理科教育専攻4年
平 谷 萌 子 さん
岩手県立久慈高等学校卒業
宮城教育大学の特徴は何と言っても、豊かな自然に囲まれているということです。
理科教育専攻の学生は、実験棟にこもりっきりだと思われがちです。しかし、実際には、豊かな
自然に囲まれたキャンパスに出て、フィールドワークを行っていることも多いのです。このように、
建物のちょっと外に出れば、天然の教材が広がっているのが宮城教育大学の大きな魅力の一つ
だと思います。
また、私は多文化理解や日本語教育に興味があるので、それに関する講義も受けています。理
科系の講義のほかにも、自分の興味のある分野を学べるのでとても楽しいです。講義を通して、
留学生の友だちも増えましたし、日本語教育のスキルアップもできました。
自分のやりたいこと、学びたいこと全てに全力で取り組めるのが、
ここ宮城教育大学だと思います。
自分らしく
特別支援教育教員養成課程 聴覚・言語障害コース2年
鈴 木 葵 さん 福島県立福島高等学校卒業
私は聴覚障害があります。障害をもっと理解してくれる先生がいたらいいなという思いから、
自分が教師になって障害のある子どもたちの理解者になっていきたいと感じ、宮教大に入学しま
した。宮教大の特別支援教育は、まず5領域(視覚障害、聴覚・言語障害、知的障害、肢体不自由、
病弱 ) すべてを学ぶことができるところが魅力的です。様々な障害について学ぶことで、自分の視
野がどんどん広がっていくし、“ 障害 ” についての見方も色んな刺激の中で変わっていきます。
また、宮教大には障害学生や障害のある教授もいて、話をしたり聞いたりすることで、自分の
気持ちを共有し、自分にはない視点を吸収することもできます。そして、私は現在、聴覚障害の子
どもたちに勉強を教えるサークルや、ダウン症の方と一緒にダンスをするサークルに所属してお
り、実際に障害のある子どもたちと交流して、子どもたちと一緒に考えたり、逆に子どもたちから
学ぶことも多く、講義だけでは得ることのできない貴重な経験をしています。
障害があっても、
「自分らしく」自分のやりたいことに挑戦しながら充実した毎日を送っていま
す。障害があってもなくても同じように自分らしさを持ちながら、子どもたちが学校生活を送れる
ように指導できる教師を目指して、これからも宮教大で成長していきたいと思います。
介護等
声
体験の
心の交流を通して
菅原 麻衣子さん
初等教育教員養成課程 教育学コース4年 宮城県仙台南高等学校卒業
介護等体験では普段の生活の中では経験できないことがたくさんできます。3年次の
社会福祉施設での介護等体験では、新しい発見がたくさんありました。
私は通所型の老人ホームに行き、利用者さんとの会話を楽しみ、一緒に絵を描いたり、
レクリエーションの補助をしたりしました。利用者さんの中には認知症の方や会話があま
りできない方もいらっしゃいました。私自身コミュニケーションのとり方が分からず戸惑い
ましたが、職員の方にアドバイスをいただき、言葉よりも表情に変化を付けたり、ジェス
介 護 等 体 験について
チャーを加えたりして利用者の方とうまくコミュニケーションを取ることができました。
小学校及び中学校教育職員免許状取得には、障害者・高齢者等に対す
最終日には「孫ができたみたい。楽しかったよ、ありがとう」と嬉しいお言葉をいただき
る介護等の体験が義務付けられています。特別支援学校や社会福祉施
ました。改めて、人と関わることに喜びを感じ、充実した5日間にすることができたと思い
ます。
介護等体験は介護の技術を学ぶというよりも、様々な人と関わり、介護の経験を持つこと
で、視野が広がる貴重な機会です。介護等体験で学んだことは、学校現場でも必ず活かせま
す。
これから体験に行かれる皆さんも介護等体験を充実したものにしてほしいと思います。
設などにおいて、障害者・高齢者らに対する介護・介助や、交流などを行
います。
また、受け入れ施設の職員に必要とされる業務の補助(掃除、洗
濯その他)
も体験内容に含まれます。
(初等及び中等教員養成課程は、2
年次に特別支援学校で2日間、3年次に社会福祉施設などで5日間実施
します。特別支援教育教員養成課程は、特別支援学校における実習を
もって、介護等体験と見なします。
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