教員の養成に係る質の向上の取組

■教員の養成に係る質の向上の取組
1.教員に対する取組
(1)平成 24 年に学習教育センターを設立し、
「教育・FD 支援部門」を設置して、教員
に対する FD 研修会等、教員の教育力を向上させるための取組を行っている。さらに、21 世
紀型教育、アクティブ・ラーニングの手法・評価・環境整備等、学習者主体の教育の在り
方等、現代的な課題に焦点を当てた MILAiS フォーラムを年に 3 回実施している(別紙参
照)
。初等・中等教育の次期学習指導要領改訂に向けた議論の中で注目されている 21 世紀
型教育やアクティブ・ラーニング等、教員養成に係わる現代的課題を中心に据えたものに
なっている。
(2)各部局の取組としては、工学部の FD 室、情報工学部の FD 委員会を通じて、授業
のピアレビュー、学生の意見を取り入れた教育改善活動(授業アンケートやインタビュー)、
授業改善のアイデアや教育方法を収集や公開等を実施している。
また、平成 28 年 4 月より教養教育院が組織され、同院内にてファカルティ・ディベロッ
プメント委員会(FD委員会)を設置した。今後、FD委員会において、教員の養成に係る教
育の質の向上を計画的に推進していくよう努める。
2.教職をめざす学生に対する取組
以前から学修自己評価システムにて、履修した科目に対する学修の振り返りを実施してい
るが、このシステムと連動させる形で、H26 年度に履修した「教職に関する科目」、
「教科
に関する科目」の履修履歴を学生が記入することで教職課程の履修カルテを生成できるシ
ステムを構築した。H28 年度より 4 年次に履修する教職課程の必修科目「教職実践演習」
の授業において、その履修履歴を踏まえた指導を行うことで、 不足している知識や技能等
を学生に理解させるよう努めている。