プレスリリース

在日フランス大使館 貿易投資庁
プレスリリース No.610195
2016 年 6 月 21 日
フランス大使館、セミナー開催
従来困難であったシステム設計の様々なドキュメントを有機的にリンク
革新的なドキュメント・トレーサビリティ用ソリューションを提供
仏マジレム社
マジレム社(本社:フランス、パリ)は、複雑な設計フローとコンテンツ管理ソフトウェア・ソリューションの
主要プロバイダーです。同社は、本日、フランス貿易投資庁-ビジネスフランスと共同で、在日フランス大使館
(東京、港区)にて、ビジネスセミナーを開催し、電子機器や組み込みシステムの日本メーカーに向けて、革新
的なソリューションを紹介します。
マジレムは、XML をベースとし、ハブを利用して一貫したデータおよび設計フローの管理を実現します。マジレ
ムの統合開発環境は、各システムの持つ様々な表記方法をリンクさせることによって一貫性の維持という課題を解
決します。その範囲は、データ仕様、ハードウェアから組み込みソフトウェア設計、技術文書までカバーします。
時間との戦い
新製品の設計から市場投入までの時間が大幅に短縮した今、製品の在庫期間も短くなっています。どの有
力企業も競争力を失わずにビジネスの成功をめざすためには、さらに迅速に行動しなければなりません。時間と投資
を節約するためには、自らの経験を活かして、コンテンツに最大限の付加価値をつけることも重要です。
フランスのハイテク分野の最先端を歩む革新的な企業マジレム社は、コンテンツの管理と最適化に特化したソ
フトウェアを提供します。コンテンツを強化するための、保存、整理、更新、解析を可能にします。
基本に戻る
マジレム社は、マジレム・コンテンツ・プラットフォーム(MCP)の開発からスタートしました。半導体メーカーで
は、たった 1 つチップを設計するために膨大なデータを作成します。MCP は、こうした半導体メーカーの知識を最大
限に再利用するためのコラボラティブ・プラットフォームです。現在、マジレム社は、多大な資金を注ぎ、非常に複雑な
情報を管理するためのソリューションを専門とするプロバイダーになりました。XML をベースとする技術が、仕様、設
計、文書化を 1 つのプロセスに統合します。セミナーでは実際に MCP を操作し、参加者の前でデモンストレーション
を行います。
マジレムは様々な業態に対応すべく製品を開発しており、工業分野ではタレス、ボッシュ、シーメンス、法律関
係ではエディシオン・ダロズやレクシスネクシスといった企業とともに事業を拡大しています。
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マジレム・コンテンツ・パブリッシャー(MCP):
設計関連コンテンツの一貫性、完全性、品質を確保
設計データベースとデータシートを同期させること。それは、設計チームと文書チー
ムのどちらにとっても夢です。それを MCP が実現します。顧客は、様々なデータシートに関
する「発行プラン」を決めます。設計データは xml IEEE 1685 データベースに保存されて
います。そのデータはそれらの説明文書(Word など)とリンクが張られます。企業で決め
た発行ルールに従ってフォーマット化したデータシートを作成すると、テンプレートに基づいて
データシートの正しい場所にその記述文書が自動的に取り込まれます。
文書と設計の対応を調整すること。MCP では、マジレム EDA プラットフォームを
介して設計データのシステム表示が可能なため、文書データベースで設計構成をやり直す
必要はありません。これによって設計と文書の完全な対応が可能になります。設計構成に
加えて、文書構成のレイヤ、多言語管理に対応するラッパー、複数の構成付録文書など
様々なツールが使用できます。
設計レビュー上での共同作業も可能。MCP を使用して、テクニカルライターと設計
エンジニアが共同で内容を確認することができます。
MCP 環境には、Word のような WYSIWYG(見ているそのままを出力)ツール
が含まれており、これによって文書チームは迅速に作業することができます。設計データとそ
の関連コンテンツが統合されているため、情報の交換がスムーズに行えます。常に一貫性と
正確さが保証されています。各項目の確認状況を可視化することができ、校閲者はフィル
ターを使って特定のテーマに絞り込んで作業することができます。
MCP のデモ操作では、典型的なユーザーの事例を扱います。これによって設計と
文書の間の溝を埋めるという目標がついに達成できるのです!
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唯一無比の革新性
昨今の製品は新しい機能を含んでいます。コンピュータやスマートフォンで私たちがインターネットに接続する以
上に、数多くの組み込みシステム、産業機器、計測センサー、計量器、カメラ、その他の装置がインターネットに接続
しています。企業があらかじめ用意したデータに、未曽有の大量の情報をリアルタイムに生成するスマート・オブジェク
トがデータを追加していきます。
課題となるのは、既存の知識とこれらの情報を統合して、企業にとって貴重かつ正確な情報を最短時間で
提供することです。
コンテンツによって最適化されたマネジメントには、プロセス全体の完全なトレーサビリティを確保し欠陥をゼロ
にする必要があります。仕様から文書化に至るまで、このようなフォローアップは欠かせません。
セミナーでご紹介するマジレム・リンク・トレーサー(MLT)モジュールは、組み込みシステムの設計の高まる
難度に悩むシステム・エンジニアのために、機能やそれ以外の特性(温度、消費電力、セキュリティなど)のトレーサ
ビリティ管理を提供します。
マジレムは、システムの定義、モデル化および統合、さらに実装/検証の仕様/記述に利用できる総合プラ
ットフォームのトップ・プロバイダーをめざしています。
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マジレム・リンク・トレーサー(MLT):フロントエンド設計フローの完全なトレーサビリティを実現!
マジレムは、マジレム・リンク・トレーサー(MLT)の操作も実演します。MLT は独自の新モジュールで、仕様から
設計、文書化に至るまでのデータのトレーサビリティを可能にします。
設計フローを追跡するには、様々な異種システムのデータや特性を相互に関連付ける必要があります。MLT は、
こうした関連付けと、その編集や管理ができるソリューションです。
システム条件、システム・モデル、仕様、サブシステムのメタモデル、実行可能なモデル、試験プラン、試験条件、ス
コアボードなどの文書を、MLT が特別な手間をかけることなく相互に関連付けます。
データのコンテンツと文書の間の動的な型付けリンクで構成された相互依存関係を追跡することによって、EDA に
おけるトレーサビリティの新たな視点を開きます。
設計環境を構成する多様なファイルの層状化と同様に、システム情報全体の一貫性を維持することは重要で
す。組み込みシステム設計の機能と機能以外の特性について、MLT は以下を実行します。
 文書と、システムの設計および検証にかかわる要素との間の、情報の一貫性を管理し制御する(仕
様、モデル化、実装、シミュレーション、検証)
 チーム間のコミュニケーションと共同作業の効率を高める
 設計の成果としてのシステムの性能と特性を改善する
 修正するたびに確認と検証を繰り返す作業を軽減する
「MLT のユニークな性能は、設計データの意味を理解しているからこそ提供できるものです」とヴァンサン・チボー
(Vincent THIBAUT)戦略顧客担当副社長は述べています。「当社は最先端の SOC 設計技術の応用に長年
携わってきた経験があり、そのノウハウを活用して、仕様から文書化までの設計フローのみならず認証にも利用できる真に
革新的なトレーサビリティ・ソリューションを提供します。」
セミナーでは、MLT の機能と特徴を、実際の設計をもとに実演します。
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複数のリソース(条件、スペック、設計データ、文書)を結びつける
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リソースの 1 つを変更した場合に他のリソースへの影響を計算する
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これらの影響を表示し、様々な統合戦略を提案する
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必要な場合はコンテンツの修正を全体に適用する
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Magillem 社 概要
本社住所
251, rue du Faubourg Saint-Martin, 75010 Paris, France
URL
http://www.magillem.com
日本コンタクト先
設立年
営業担当:横川 秀美([email protected])
技術担当:中村 幸二([email protected])
2006 年(パリ市本社設立)
2009 年上場(Euronext)
今年度売上高
7.7M 米国ドル
(予測:6月締め)
(上場以来2桁成長)
従業員数
46 名(2016 年 5 月現在)
適用業種
半導体、コンシューマー、産業機器、
車載、法律、パブリッシング、他
EDA(電子設計自動化)技術と XML(ウエブ)技術を融合したソリューションを提供
提供ソリューション
する世界唯一の専門ベンダーそして新たに EDA ツール、データベースなどに依存しない情
報・データの革新的なインフラ技術として展開
主要顧客
NXP, TI, QualComm, Nokia, Bosch, ST, ARM, Siemens, AIRBUS, 他
(日本大手5社);86%はリピート顧客
主要パートナー
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