石川県立中央病院移転業務委託仕様書(PDF:169KB)

石川県立中央病院移転業務委託仕様書
1.業務名
石川県立中央病院移転業務
2.業務場所
(1) 搬出場所(現病院)
所在地:金沢市鞍月東2丁目1番地
(2) 搬入場所(新病院)
所在地:金沢市鞍月東2丁目地内(現病院の敷地北側職員駐車場に建設)
※移転時は現病院と渡り廊下で接続
3.履行期限
平成30年3月31日
4.施設概要
(1) 現病院
① 病 床
数:一般662床(うちICU4床、HCU12床、NICU12床、
小児科病棟30床、MFICU6床、ER27床)
② 延 床 面 積:54,639㎡(地下1階、地上7階)
(内訳)病
棟 51,095㎡
車
庫
218㎡
災害備蓄庫
366㎡
機 械 室 等
114㎡
旧職員宿舎
2,846㎡
③ 外来患者数:998人/日(平成26年度実績)
④ 入院患者数:494人/日(平成26年度実績)
(2) 新病院
① 病 床 数:一般630床(うちICU6床、HCU16床、NICU12床、
小児科病棟28床、MFICU6床、ER26床)
② 延 床 面 積 64,868㎡
(内訳)本
棟 62,258㎡(地下1階、地上10階)
エネルギーセンター棟
2,610㎡(地下1階、地上2階)
5.開院までのスケジュール(予定)
平成29年 9月15日
竣工
平成29年 9月30日
完成検査、引渡し
※平成29年度中に開院予定(開院前に完成記念式典、内覧会を開催)
6.業務内容
業務内容は以下のとおりとし、本仕様書及び受託者が提出した提案書に基づき実施す
るものとする。
(1) 移転準備業務
① 受託者は、移転業務全般に関わる総合的な業務支援を行う。
② 受託者は、正・副責任者を定め、委託業務の円滑な推進を図るとともに、必要に
応じて正・副責任者どちらかを含む担当者を病院に常駐させるものとする。
※提案書提出後の正・副責任者の変更は、原則として認めない。
③ 受託者は、物品搬送量を把握するために、現病院の搬送物品調査を行う。
④ 受託者は、委託者が作成する医療機器・什器等に関する整備リストをもとに移転
物品リストを作成すること。個々の移転物品等の詳細については、受託者が各部署
の調査・ヒアリング等を行うものとする。また、移設が確定した物品(医療機器・
什器等)については、リストに沿って目印となるシール若しくはラベルを貼付する
こと。
⑤ 受託者は、入院患者移送のリハーサルを行うとともに、病院スタッフ及び関係者
に説明を行う。
⑥ 正・副責任者のどちらかは、委託者が開催する移転業務に係る会議に出席し、必
要な資料を作成・説明を行うとともに会議の議事録を作成する。
⑦ 受託者は、移転業務計画書、移転業務工程表、建物養生計画書、入院患者移送計
画書、物品搬送計画書、その他必要な書類を作成し、委託者に提出する。
⑧ 受託者は、必要な病院職員向けのマニュアルを作成・提出し、病院スタッフに説
明する。
⑨ 受託者は、別途指定の期日までに移転に伴う病院収益の減少等を考慮し、移転候
補日及び開院日の検証を行い、必要な資料作成する。
(2) 建物養生業務
① 養生は、新病院引渡し後に行うものとし、作業期間については委託者と受託者が
別途協議する。
② 完成記念式典、内覧会等のイベント時における養生の一部撤去及び再養生に対応
する。
また、完成記念式典及び内覧会の開催にあたり、必要な情報を提供し業務に協力
するものとする。
③ 養生作業終了後、委託者の確認を得るものとし、補正の必要が生じた場合(養生
の劣化を含む)は速やかに当該補正を行い、再度の確認を得ること。
④ 受託者は現病院にあっても必要な養生を行うこと。
⑤ 養生の撤去は、新病院開院日前日までに完了すること。
(3) 入院患者移送業務
① 安全で確実な患者移送計画を策定すること。
② 患者搬送には万全を期するため、医師、看護師、臨床工学技士等との業務分担を
明確化し、連携体制を構築すること。
③ ベッド搬送、ストレッチャー搬送、車椅子搬送、独歩等患者の状態に応じた移送
計画を策定すること。(特に重症患者に配慮すること。)
④ 新病院及び現病院は渡り廊下で接続されているが、スムーズに患者移送を実施す
るために必要に応じて車両を手配すること。
⑤ 患者移送に必要となる備品を調査し、手配を支援すること。
⑥ 重症患者移送に必要となる医療機器を調査し、手配を支援すること。
⑦ 開院前リハーサルの実施計画や医療情報システムの稼働計画と整合を図ること。
⑧ 移送当日は患者への食事提供に配慮した計画とすること。
⑨ 移送中の患者容態急変時の対応策を病院と予め協議し承認を得ること。
⑩ 患者移送に使用するエレベーターの運行管理は、受託者において計画を立てた上
で、委託者の承認を得ること。
(4) 物品搬送業務
① 現病院にある物品のうち、新病院で使用するすべての物品(薬品の一部を除く。)
を対象とする。
② 医療機器及び什器の詳細については、委託者が作成する医療機器・什器等に関す
る整備リストを確認すること。なお、この内容については、受託者決定後の移転物
品の調整にて変更になる可能性があるが、その場合は、委託者と受託者が協議の上
決定するものとする。
③ 紙カルテ、画像フィルムについては、委託者が指定する場所に搬送する。
④ 必要な梱包資材(カートン、ラベル、テープ等)は、委託者の承諾を得て、各科
(課)に配布する。
⑤ 搬出・搬入物品の配置図は新規購入品を含め、事前に受託者と協議し作成する。
⑥ 各室内の搬送・搬入にあたっては、各部署担当者の立会いのもとで行う。
⑦ 搬送作業に使用するエレベーターの運行管理は、受託者において計画を立てた上
で、委託者の承認を得ること。
⑧ 移転作業に使用した梱包資材の回収を行い、病院内に残置しないこと。
(5) 移転後物品の整理業務
引越品のデータ管理を行い委託者に引き継ぐこと。また、移転後の留置物品(廃棄
予定)は、委託者の指定する場所まで搬送すること。
7.成果品
本業務の成果品として、前期「6
部及び電子データを提出すること。
業務内容」に基づき取りまとめた計画書等を各5
8.運搬車両
(1) 運搬車両は、新現病院渡り廊下により搬送できないすべての移転物品を搬送できる
車両台数とし、移転物品の状況に応じた車両を準備すること。
(2) その他必要に応じて、業務連絡車、クレーン車、フォークリフト車等を準備するこ
と。
(3) 移送患者数に応じて必要となるストレッチャー、車椅子等を準備すること。
9.厳守事項
(1) 責任者及び作業員等
① 正責任者については、移転業務の実務経験を有した者を当たらせること。
② 移転業務に従事する職員の名簿を予め提出すること。
③ 移送中における移転物品・移送患者の監視、及び作業員の監督・指導を徹底する
こと。
④ 作業中は一定の被服及び名札・腕章等を着用し、当該作業員がこの作業の従事者
であることを明確にすること。
(2) 移転物品及び施設設備等
① 開梱を必要としない物品の開梱は厳に慎むものとし、勝手に抜身しないこと。
② 移転作業に関係のない場所には立ち入らないこと。
③ 病院設備(エレベーター等)の扱いは、慎重かつ丁寧に行うこと。
④ 新病院及び現病院における敷地内禁煙を順守すること。
⑤ 病院設備の使用にあたっては、効率的に使用し節減に努めること。
(3) その他
① 作業員に対し作業内容を周知させるとともに、安全かつ円滑に作業できるよう事
前教育を徹底させること。
② 業務上知り得た事項については、他に漏らさないこと。
10.事故の防止及び補償
(1) 移転作業及び物品移送作業の実施にあたっては、関係法令等を厳守し、事故の防止
に万全の注意を払うこと。
(2) 万一、事故及び移転物品の破損・遺失等が生じた場合は速やかに報告すること。
(3) 被害の補償等については、すべて受託者の責任において処理すること。
11.その他
(1) 作業時間は、原則として平日8:30~17:45までとし、休日等の作業日及び
時間延長を行う場合は、予め委託者の承諾を得ること。
(2) この仕様書に定めのない事項については、委託者と協議のうえ定めるものとする。
12.費用負担区分
費用項目
施設の維持管理に必要な修繕及び保守にかかる費用
施設使用に係る電気、水道等光熱水費
その他委託者が負担することが適当な費用
業務に必要な備品等に要する費用
業務に従事する職員の健康管理に要する費用
業務に従事する職員の教育訓練に要する費用
日常業務に必要な消耗品費
受託者に必要な電話料等、通信運搬費
損害賠償保険料
労務費(福利厚生費、教育研修費、保健衛生費、交通費含む。)
被服費(受託者のユニフォーム等)
施設・設備の修繕経費(受託者の過失によるもの)
受託者の従業員への予防接種に係る費用
患者・物品の移送に係る費用(車両等)
その他受託者が負担することが適当な費用
※その他上記に該当しない項目については、別途協議する。
委託者
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13.参考資料
(1) 石川県立中央病院(現病院)配置図、平面図
(2) 石川県立中央病院(新病院)配置図、平面図
(3) 医療機器・什器備品等整備リスト
参考資料については、参加申込書の提出があった者に対して交付する。
受託者
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