理由書 - 名古屋市

理由書
【錦二丁目7番第一種市街地再開発事業】
1.都市の将来における位置づけ
本地区は、『名古屋市都市計画マスタープラン』において、将来都市構造における「都心
域」に位置し、「商業・業務等とあわせて中高層住宅を誘導することにより、都市機能の集
積による高い利便性と職住近接性を活かした快適な都心居住を促進する」とされている。
また、本地区を含む長者町界隈では、「新産業機能や都心居住機能を充実し、繊維街として
のまちの個性を生かしたにぎわいづくり、魅力づくりをめざす」とされている。
また、本地区は『都市再生緊急整備地域
地域整備方針』において、「街区内で土地の集
約化をすることにより、土地の有効利用に資する都市開発事業を促進する」とされている。
さらに、『名古屋都市計画
都市再開発の方針』において、特に一体的かつ総合的に市街地
の再開発を促進すべき地区である「都心核」に位置し、「再開発、建物の共同化など土地の
高度利用を推進し、本社機能、金融機能、都心商業機能、都心居住機能等の立地を促進し
て、都心核にふさわしい空間形成を図る」とされている。
2.必要性及び効果
本地区では、都心域にふさわしい土地利用を図るとともに防災性の向上を図るために、
敷地の共同化と老朽建物の更新を図る必要がある。また、人口定着によるまちの活力向上
を図るために、多様な世代を対象とした住宅整備及び生活に必要な都市機能の導入を進め
る必要がある。あわせて、賑わいづくりと快適な歩行者空間の創出を図るために、広場や
歩行者空間の充実を進める必要がある。
これらの内容を実現するために、本地区では、計画的に再開発を行うために都市計画に
市街地再開発事業を定め、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、良
質な都市型住宅の供給と魅力ある市街地の形成を図る必要がある。
本計画の市街地再開事業を実施することにより、細分化された土地が集約されて高度利
用と防災性の向上が図られるとともに、住宅、商業等の都市機能の導入による都市機能の
更新が図ることができる。
3.計画の妥当性
本計画の実施は、上位計画との整合性が図られており、土地の集約化が図られるととも
に、都心居住の促進と都心居住を支える都市機能の導入が図られるものである。
建築物においては建築物の建築面積、延べ面積、主要用途等を、建築敷地においては整
備計画等を定めることで、都心核に相応しい居住機能や賑わいや交流を促進する機能等の
整備を図るまちづくりを実現する。
以上のように、都市基盤が整った都心域で土地の利用状況が著しく不健全な土地におい
て、まとまった形状・面積の建築物の敷地等の統合を促進し、土地の合理的かつ健全な高
度利用と都市機能の更新が図られる本計画は妥当であると考える。