ⅱ-1 Ⅱ.発生に備えた日頃からの準備 日頃から県内の家きん農場で発生

Ⅱ.発生に備えた日頃からの準備
日頃から県内の家きん農場で発生したことを想定して、①作業者リスト、②
集合施設、③必要な資材の調達方法について、リストの更新を随時実施する。
また、作業が円滑に進行するように④動員者へ事前研修を実施する。
1.作業者リストの作成
(1)農林水産部の動員者リストについては農林水産政策課が年度当初に更新
し、鳥インフルエンザ対応資料集に記載する。
なお、動員者リストの作成にあたっては、
「鳥インフルエンザの人に関す
る対策マニュアル」に除外基準を示す。
また、発生農場管轄農林事務所職員(畜産部を除く)は、発生農場の防
疫措置の動員者から外し、集合基地、仮設基地、消毒ポイントの設置、運
営に特化することを考慮した動員者リストとする。
畜産振興課及び各家畜保健衛生所(以下、家保)は、年度当初に家畜防
疫員ごとに具体的な役割を定め、配置計画を作成する。
2.集合施設の確保
(1)家保は、平時に市町や健康福祉センター及び下関市立下関保健所(以下、
「保健所」という。)と協議して事前に候補リストを作成する。
(2)畜産振興課は、集合場所から集合基地までの移動手段を確保するため、
事前に運送業者をリストアップし、それらの業者に対しては、防疫措置・
消毒方法等について事前に説明を実施する。
(3)家保は、集合基地から発生農場までの移動手段を確保するため、事前に
業者をリストアップし、それらの業者に対しては、防疫措置・消毒方法等
について事前に説明を実施する。
3.資材の調達
(1)家保は、殺処分等防疫作業に必要な資材及びその必要量について、家き
んの種類、飼養規模、飼養形態などに応じてリストを作成する。
(2)家保は、具体的な資材の調達先について、夜間・休日の連絡先を含め整
理する。
(3)家保は、具体的な資材についてあらかじめ単価契約を結ぶ等の購入準備
に努める。
4.研修
(1)畜産振興課は、動員される家畜防疫員を対象に、研修を実施する。
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(例:発生農場内での一連の作業、機器の操作研修、リーダーシップ研修)
(2)家保は、動員される農林事務所職員、市町、JA 等を対象に、研修を実施
する。
(例:研修内容例:防疫服(「防護服」ともいう。)の着脱、発生農場内での
一連の作業、消毒ポイント作業等)
5.作業効率化のための準備
畜産振興課及び家保は、以下のものについてあらかじめ作成し、適宜更新
する。
(1)集合基地において使用するもの
・運営方法を記載したパンフレット
・会場配置図
・発生農場、消毒ポイントでの作業内容を書いたパンフレット(1 枚紙)
・防疫服の着脱方法のパンフレット、パネル
・動員者バスの運行時間掲示板
(2)仮設基地において使用するもの
・班長用指示事項チェックリスト
・作業員の事務分掌
・配置図、作業動線
・ゾーニング、作業内容パネル
(3)発生農場において使用するもの
・班長用指示事項チェックリスト
・作業員の事務分掌
・配置図、作業動線
・作業手順、作業班ごとの人数
・タイムスケジュール
(4)消毒ポイントの設置及び運営のために使用するもの
・消毒ポイント候補地のリスト
・道路占用許可申請、道路使用許可申請書類
・作業委託契約書
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【参考】防疫作業に必要な資材リスト(例)
1 集合基地で用いる資材
区分
集合基地
区分
チェック
防疫具
□
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□
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□
□
品名
規格
防疫服セット
防疫服セット
防疫服セット
防疫服
防疫服
防疫服
マジック
ラッカースプレー(赤、青)
ディスポ帽子
ゴムサンダル
M
L
XL
M
L
XL
備考
防疫服1枚、ディスポ帽子、マスク、ゴーグ
ル(防曇加工済)、インナー手袋、アウター手
袋、装着マニュアル、廃棄用袋
動員者数の1.5倍
300ml
足
防護服への名前等表示用
防護服への表示用
動員者数の1.5倍
動員者数の2/3
2 仮設基地に搬入する仮設基地建設用資材
区分
仮設基地
区分
チェック
仮設基地
建設
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品名
規格
コーン
バー
立入禁止看板
テント(7.2m×14.4m) ※白色側幕付き
テント床
テント(5.3m×8.8m) ※白色側幕付き
ユニック車
ダンプカー
すのこ
折り畳み椅子
長机
暖房器具(石油ストーブ)
投光器
テント内照明
発電機
電工ドラム(防雨用)
時計
洗面所
簡易トイレ
トイレットペーパー
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備考
重し込み
農場出入り口
4間×8間
3間×5間
4t
資材・脱衣・休憩テント用
テント設置用
椅子・机運搬用
テントまでの動線、(雨天時の資材床上用)
夜間作業用
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