平成 28 年度 岩手大学公開講座 地域政策入門 ―まちづくりを考える― 主催:岩手大学人文社会科学部 後援:岩手県教育委員会 盛岡市教育委員会 1、開講にあたって 本学人文社会科学部では、平成28年度に法・経済・環境の視点から持続可能な社会づくりのための課題 に取り組み、地域社会に貢献できる人材の育成を目的とする地域政策課程を設置しました。本課程は、これ までの法学・経済課程と環境科学課程の教育を統合し、地域マネジメント、地域創生をキーワードとする教 育・研究を行っていきます。本公開講座は、高校生・一般市民を対象に、新設した地域政策課程での教育内 容の一端を紹介し、広くこの課程を知っていただくことを目的として開催します。本年度は「まちづくりを 考える」をテーマとして、法学(政治学)・経済学・環境学の3分野から話題を提供します。 2、日 時 3、場 所 4、受講対象者 5、受 講 料 6、そ の 他 7、受付期間 平成28年7月30日(土)13:00~16:00 ※詳しいスケジュールは、裏面をご覧下さい。 岩手大学 図書館2階 生涯学習・多目的学習室 高校生(主対象) ・一般市民 50名 無 料 講座の形式は、講師による講義と質疑応答、および、受講生も含めた総合討論です。 筆記用具を持参して下さい。 平成28年6月20日(月)~7月20日(水) ※学校毎に取りまとめて頂いても結構です。その場合は参加者の氏名(ふりがな)と 学年、あわせて担当の先生のご氏名と連絡先をお知らせ下さい。 8、 【申込方法・お問合せ先】受講ご希望の方は、下記まで郵送、FAX、E メール、電話のいずれかでお申込み下 さい。 岩手大学三陸復興地域創生推進機構・地域連携・COC 推進課 電話 019-621-6492 FAX 019-621-6493 E メール [email protected] 申 込 票 (H28地域政策入門 ) ふりがな 氏 名 学校名 住 所 〒 TEL: FAX: E-mail 年 講義内容 ●13:00~13:05 はじめに―開講にあたって― ●13:05~13:50 「政策って何?―地域の活性化を考える最初の一歩」丸山仁(政治学・副学長) 「地方消滅」 、 「消滅する市町村」 、 「地方創生」 、 「地域活性化」 ・・・。ニュースや新聞、ネットでこうした言 葉を見聞きすることが増えました。私の住んでいる町(自治体)の将来が心配!という人もいるでしょう。で はどうすればいいのか?地域政策の出番だ!ということになりそうですが、 そもそも「政策」 とは何でしょう? 分かっているようで、実はよく分からない。改めて説明しなさいと言われると困ってしまう。この講義では、 できるだけ分かりやすく、そういうあなたの疑問に答えたいと思っています。そしてもう一つ。 「地域活性化 のキーマン」は誰でしょう?「わかもの」 、 「よそもの」 、 「ばかもの」という3つのキーワードを使って、これ からのまちづくりの主役となるみなさん、あなたへの期待も語りたいと思っています。 ●13:50~14:35 「まちづくりを考える際の基本的視点」横山英信(農業経済論・教授) 地方における人口減少や都市と地方との経済的格差の拡大などが指摘される中で、 「地域経済活性化」をベースに 「まちづくり」を進めようという動きが各地で起こっています。そこには様々な工夫や趣向を凝らした取り組みが 数多く見られます。ここで重要なのは、そもそも「誰のため、何のため」にそれらの取り組みを行うのか、という 基本的視点です。ここがしっかりしていないと、どんなに斬新で人目を引く取り組みであっても、その効果は一時 的なもので止まり、最終的には地域にとってあまり役に立たない(場合によってはマイナスの)結果を招くことに なってしまいます。 「まちづくり」 「地域経済活性化」にはどのような視点が必要か、みなさん御一緒に考えてみま しょう。 ●14:35~15:20 「東日本大震災の復興から持続可能な地域社会形成の新生に向けて」 中島清隆(環境政策論・准教授) 東日本大震災から 5 年以上を経た現在でも復興は道半ばです。その一方で、東日本大震災と福島原子力発電所の 事故を契機として、被災地を始めとする日本でエネルギーシフト・ヴェンデによる持続可能な地域社会の形成に向 けた取組が見られるようになっています。東日本大震災の復興にとどまらず、何かが新しく生み出される「新生」 の兆し・芽生え・可能性を見せています。講座では、まず、東日本大震災・福島原子力発電所以降、日本で注目さ れるようになった「地方(自治体)消滅論」と「里山資本主義」 「エネルギーシフト・ヴェンデ」 「田園回帰 1%戦 略」などの考えを概説します。次に、被災地におけるエネルギーシフト・ヴェンデによる持続可能な地域社会の形 成に向けた取組の事例として、岩手県野田村の高齢被災者&岩手県内外の NPO による市民共同太陽光パネル発電所 の設立・運営と、 (岩手県)中小企業家同友会によるエネルギーシフト・ヴェンデ運動を概観し、エネルギーシフト・ ヴェンデによる持続可能な地域社会の形成について論じます。 ●15:20~15:30 休 憩 ●15:30~16:00 総合討論 ************************************************** 【会場案内図】 岩手大学図書館2階 生涯学習・多目的学習室
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